いつもそばにいた キミのまなざしが
「上海風、蟹」
もはや料理じゃなくて蟹なの、かなり好き。何度見ても笑う。
すみれが文句のひとつも言わずに中華料理を作ってあげたの、ちょっと意外だった。いつもみたいに嫌味っぽくいじったり、盛大にマウント取りに行っても面白い場面だったのに。謙虚だったし、可可のメンツ潰そうともしなかったし、ふつーにいいやつだった。
あれ、可可が料理を作ろうとした理由が「お招き頂いたお礼に」だったからかな。すみれって貸し借りは明確にする、恩はきっちり義で返すタイプだと思うから、ちょっと共感はあったと思うし。
そもそもお人好しすぎて放っておけなかっただけって説は濃厚だけど。
そして何よりも、〝サニパの二人の為に何かをしてあげたい〟という可可の気持ちに、すみれは心を動かされたんじゃないかと思ってる。
可可の「人のために料理をしてあげたい」気持ちが、すみれを「可可やみんなのために料理をしてあげたい」気持ちにさせたのかな。その気持ちを応援してあげたくなったんだと思う。
この話数は〝誰の為に〟〝何の為に〟を自分に問う回にもなっていたり。
すみれは「可可にはできないこと」を「可可の為に」してあげたんだけど、可可は「自分にはできないこと」をさらりとやってのけるすみれに対して、「なんか悔しいです!」になっちゃう。すみれは可可のためにやってあげたのにね、かわいい。
可可は料理はできないけれど、その代わり謎技術でステージの舞台装置を作ってあげて借りを返すことに成功してる。「自分にしかできないこと」で、だ。
〝誰かのために何かをしてあげたい〟っていう純粋な気持ちに呼応して生まれる〝誰かを助けてあげたい〟気持ち。それに対する〝助けられて悔しい〟って気持ちだったり、だからこそ〝誰かにはできないけど、自分にはできることで助けてあげたい〟と決意に燃える気持ちだったり。
6話でのかのんと千砂都の関係は、ふたりの間でだけ共有される特別な感覚で描かれていてから、その繊細な心の機微は全てが言葉では語られないからこそ、端的で、愛おしく、美しい。
そんなふたりの幼馴染の関係を描いた物語のあらすじが、実はすみれと可可のドタバタ劇でコミカルに解説されていたんだな〜 と、気付いたので少しだけ書き記してみました。
みんなはもうとっくに気付いてたかもしれないけど。こういうとこ、やっぱラブライブ!ってAパートが伏線?になってるのが本当よくできてるよな〜って感心しました。
かのんと千砂都が、互いが見ている満月の写真を送りあうシーン。
お互いがお互いのために何かをしてあげたいと思って、同じ時間に同じことを考えていて。5話の星空のシーンもそうだったけど、幸せな気持ちをいちばん最初に共有したくなる相手って...やっぱりそういうことですよね。
「どうしたのデスか?」「ううん、なんでもない」って、たわいもないことだから可可には話さないけれど、たわいもないことだけど、かのんは千砂都と同じ月を見ていることが嬉しい。でも嬉しい気持ちを共有はしない、かのんと千砂都の間だけの秘密。
たわいもない秘密の共有、秘密だから特別になる。
背景に百合を咲かすんじゃあないよ。
私ね、ずっと夢見ていた気がする──
────こういう日が来ることを。
満天の星空も、まんまるの満月も、ふたりで見たいと願って、でもふたり並んで見ることは叶わなくて。
そんなふたりが、お互いの秘密を打ち明け合って、長い年月を経てようやく肩を並べることができて。
そして今ふたりの前にあるのは、水平線に落ちゆく美しい夕陽。あまりにも美しい情景が目の前にあると言うのに、千砂都はそれに背を向けてこう言うんです。夢見ていた、と。
私の瞳に映るのは、今も昔も、あなただけ。
澁谷かのんが、私の太陽。
いつまでも一緒に
ウィッシュ!
いや〜もう、まさにKKS。止まらないっすよね〜。
あれ?「KKS」って言わないっすか??
「駆け抜けるシューティングスター」の略語なんすけど...。
というわけでね、ちーちゃんのことをちょっとだけ書いてみます。ウィッシュ!
ラップ界のスーパースター嵐千砂都。
フリースタイルラップを始めたきっかけは、
幼少期から即興で変な歌を作って歌っていた澁谷かのんの影響。
あると思います。
お姉ちゃんがやってることは大体私もやりたい!
お姉ちゃんが好きなものは私も好き!
みたいなところがあったから...
結ヶ丘女子高等学校RADIO!!! 第2回より 岬なこ
ちーちゃんにとってかのんちゃんは、姉妹みたいな存在だったんだと思う。
かのんちゃんは長女だし、もしかすると子供の頃からお姉ちゃん気質もあったかもしれない。幼いちーちゃんは、かのんちゃんが好きなものはきっと何でも好きになったんだと思う。妹がお姉ちゃんの真似をして育つように。
ちゃんと調べてないけど、多分ちーちゃんは一人っ子なんじゃないかな。幼いちーちゃんにとって、得意で大好きなものがあって、自分の世界を持っていて、妹がいて、フクロウのまんまるも飼っていて、かのんちゃんはヒーローだったと思う。
自分にないものを何でも持ってるかのんちゃんが、きっと羨ましかったろうな。
多分、何をやっても勝てなかったんだと思う。なんであの子は全部持ってるのに、私には何にもないって。めちゃめちゃ悔しい思いをしてきたろうな。
そうでなきゃ、
こうはならないでしょう。
大好きだから比べちゃうんだよな、そうだろ千砂都?
しかも、
澁谷かのんが好きな食べ物、ハンバーグ、焼きりんご、トマト、カフェオレ。
丸いもの多すぎだろ。
好きなものまで似るなんてほんとに気が合うふたりなんだなー。
ちーちゃんが好きな食べ物、たこ焼き、桃、コーラ。なんか似てる。なんで同じもの好きになっちゃうんだろうって、密かに反抗して敢えて好きなもの被らないようにしたかもしれない。ちーちゃん絶対ハンバーグも焼きりんごもトマトもカフェオレも好きだと思うよ。
なんつーのかな、
好きなひとが好きなものって、尊いわけよ。
好きなひとの「好き」って、目が眩むほどに眩しいわけ。
幼少期のちーちゃんは「かのんちゃんはすごい」「かのんちゃんにはかのんちゃんの〝好き〟がいっぱいある」「どうして私にはないんだろう」って思ってたと想像してるんだけど、だとしたら、かのんちゃんにとっての「歌」がちーちゃんからすると「輝き」そのものだったはずで。
入学式の朝、確かちーちゃんは「わたしはずっと聴いていたいけどな、かのんちゃんの歌」そう話していた。
ずっと聴いていたい って、そう言っていた。愛だなって思った。
何かに夢中になる姿。大好きという気持ち。自分だけの特別な輝き。
なんで自分にはそれがないんだろうって、絶対悔しかったと思う。一番の仲良しだからこそ負けたくないって気持ち、あるよね。女の子同士なら尚更なのかもしれない。仲間だけどライバル、ライバルだけど仲間ってどっかのお姉さんも言ってた。
ちーちゃんはかのんちゃんの背中を追いかけてダンスを始めたけど、ちーちゃんの前を走るかのんちゃんは、大事な場面では歌うことができず結果を残すことだけが できなかった。大好きな人の努力がずっと報われないのは、ちーちゃんも悲しかったはず。
自分が憧れた人はこんなところで終わってしまうような人ではない、終わってはいけない。だからこそ、ちーちゃんは今度は自分が背中を見せたかったんじゃないかと思う。
諦めなけえれば努力は必ず報われるよ って、自分がダンスで結果を出すことでかのんちゃんにも勇気と希望を与えたかったんじゃないかな。ちーちゃんが結果にこだわる理由、ひとつはそれなんじゃないかと思う。
自分が夢を追う仲間として、かのんちゃんの隣に並び立てる自信が欲しいのもあったと思うけど。「かのんちゃんみたいに、大好きで夢中になれるものを見つけてみせる」って言った過去は、ちーちゃんを縛ってはいないだろうか。
いまのちーちゃんにとってダンスが本当に「大好きで夢中になれるもの」なのかどうかは、まだはっきりとはわからない。それが語られるのはまだ、もう少し先の未来。
ちーちゃんは本当はかのんちゃんと一緒にスクールアイドルをやってみたいって気持ちがあるはずなんだけど、
かのんちゃんはちーちゃんの気持ちには気付いてない。
かのんちゃんも本当はちーちゃんと一緒にスクールアイドルやりたい気持ちはあるはずなんだけど、
なんかこう、いつもそばにいても伝えきれない想いで心迷子になる〜〜〜〜〜(涙)
俺がちーちゃんと同じ立場だったら、絶対いまの状態じゃ一緒にスクールアイドルはやれないですね。だってさぁ、そうじゃん。だってライバルだし、向こうは向こうで頑張ってるし、大好きだからこそ、ここでなぁなぁで一緒になるのは絶対違うじゃん。そんな気持ちでここまでダンス頑張ってきたわけじゃないし、ここで自分が結果出さなかったら私ってなんなの?ってなるよ。かのんちゃんはあんなに頑張って、ついにステージという大舞台で人前で歌うことを成功させて、あんなにキラキラしてさ。
眩しかったなぁ、よくぞ瞬きもせずに見つめ続けた。泣かなくてえらかった。
「いつまでも一緒に同じ夢見続けたいから」
なんて、ちーちゃんの輝きが始まったステージであの子が歌うのはどんな気持ちだったろうな。もうぐっちゃぐちゃだったはずなのに、ライブ終わったら「よかったー」って顔で泣いてるし嵐千砂都まじなんなんだよ。いいやつすぎる。
誰が見てもわかる通り、ちーちゃんはかのんちゃんのことが好きすぎるんだよな。
もちろんかのんちゃんもちーちゃんのことが大好きだけど。お互いがお互いを尊敬していて、お互いを自分より上の存在として見ているから目線が合わないんだと思う。
そうだなあ。
最初はちーちゃんはダンス大会で結果を出すことができて、大好きで夢中になれる気持ちを見付けられたら、あの日の誓いを果たすことができたら、胸を張れる自分になれたら。って思ってたかもしれないけど。
今は多分、それだけじゃだめだって思い始めてる。
ちーちゃん、ダンスで結果を出せなかったら、優勝できなかったら学校を辞めるつもりなんじゃないですか。誰にも頼らないで、ひとりで厳しい環境に身を置かなければ成長できないと思っているのではないですか。もうわかっているんだ!孤独が自分を高めること!
ちーちゃんストイックなのでダンス留学、しそうですけど。
ちーちゃんさあ...
留学から帰ってきたら一緒にスクルアイドルやろうって、ちゃんと言えよ!!
でも言えるわけないんだって、言えないんよ。
これは無理なんよ。
絶対言えないんよ。
だか澁谷かのん...
留学から帰ってきたら一緒にスクールアイドルやろうって、言ってやってくれ.......ちーちゃんはその言葉を待ってる...............
でもこれちーちゃんが自分で言わなきゃだめっす、なぜならその言葉を素直に受け取れるとも思えないから。留学から帰ってきたら意外と素直に言えそうな気もするけどね、きっかけとタイミングも必要だよね。
なんにせよ、俺は見守っておるよ嵐千砂都。
本当の願いに目覚めて、お前だけの輝きを見つけるんや。
『Tiny Stars』のシングル、あれ「クーカー」名義じゃなかったじゃないですか
あれさぁ、やっぱあの曲は3人じゃなきゃできなかった曲だと思うわけ
だからやっぱ2人だけの名義にしなかったんじゃねーかなーって
思ってる
あれ、ちーちゃんの曲でもあるから。
だって、嵐千砂都はそう思ってるよ。
「ひとりじゃないから諦めないで進めるんだ」
って思ってるから、そう思って生きてきたから、
『no title』を聴いて練習してたんでしょ?
あー。次の曲は嵐千砂都に贈られる曲になるのか。
曲で気持ち伝えるのはズルだな。
澁谷かのん、そういうとこだぞ....
ねえ君 答えを探そうよ!
CYaRon! 1st Full Album
— 降幡 愛 (@furihata_ai) 2021年6月2日
「ある日・・・永遠みたいに!」
しゃろとものみなさんと
またいつか会えますように🐚 𓈒𓂃 𓈒𓏸#lovelive#CYaRon pic.twitter.com/Z3LkBnx6Sh
...というわけで、考察をやっていきたいとおもっいます!
・海の階段があらわれた!
ある日…波の先に海の階段が
現れたら君はどうする?いっしょに行こうか!
Mermaids call you
重なってるよ 蒼き夢のセカイへ
はい。歌い出しは渡辺曜ですが、この曲は渡辺センター曲で間違いなさそう。
〝君はどうする?いっしょに行こうか!〟と唐突に問い掛けてくる突然GIRL渡辺ですが、1番の最後に〝ねえ君、答えを探そうよ!〟と「君」に誘いかけてくる歌詞も渡辺曜が歌っています。つまり、この曲で「君」に対して言葉を投げかける歌詞は全て彼女が歌っているわけですね。
この「君」への問いかけは物語の外にいる私たちに向けられていて、メタ的なメッセージはCYaRon!の歌詞としてはとても珍しい...『近未来ハッピーエンド』にも「君」は出てきますが、あの曲は応援する側とされる側ではっきりと立ち位置が分かれているのに対し、『ある日...永遠みたいに!』はCYaRon!ちゃんが「君」と一緒に冒険に繰り出す曲になっていて、目線と立ち位置が同じで距離感がとても近いんですよね。友達っぽい感じ。
この曲、渡辺曜が高海千歌をスクールアイドルに誘う世界線 って解釈も面白いかなと思ったんですけど、〝君はどうする?〟を〝千歌ちゃん、やめる?〟と重ねても良いし。でも歌詞全体で意味が通って、整合性のとれそうな解釈が厳しかったのでナシで。
この曲って恋アクの文脈を汲んだ世界観ですよね。
恋アクも私たちをファンタジーへと招待する曲ですが、ある日...永遠みたいに!は私たちと一緒にファンタジーの世界へと飛び込む曲であること、水族館から大海原へと広大な世界に舞台が移っているあたりが進化ポイントですかね。
この曲も恋アク並みに摩訶不思議ワールド炸裂の歌詞ですが、畑先生が書いてるので多分全部に意味があるはず.............。
〝波の先に海の階段が〟
いつも眺めていた日常の景色、そんな海の先に突如として現れる異世界への階段。実にファンタジックでロマン溢れる歌詞ですが、渡辺曜が歌うことで別の意味合いが見えてきます。なんてったって、彼女が飛び込むのはスクールアイドルの海ですからね。
↑これは恋アク発売前のフレッシュな渡辺。
〝波の先に海の階段が〟
ちなみに恋アクの落ちサビで渡辺曜目線でステージに立つと、青いサイリウムの波に向かって青い道が生まれるんですよね。モーゼの十戒みたいに海が割れて道が現れる感じで。このシーンのイメージが歌詞にちょっと似てます。
なので、異世界ファンタジーへの誘いを、ラブライブ!のライブへの誘いと解釈してみます。
〝波の先に海の階段が〟
この「波」を「音の波」、「階段」を「音階」の例えとするならば、
このフレーズそのものが「音楽」の比喩になりませんか?
つまり、①異世界への入り口が現れたよ②恋アク渡辺目線の景色③音楽(ライブ)そのもの と、3通りの解釈ができる歌詞になっているわけです。
ある日…波の先に海の階段が
現れたら君はどうする?いっしょに行こうか!
Mermaids call you
重なってるよ 蒼き夢のセカイへ
そう!意味が重なってるのです!
文中ではまるで意味が通らなそうな〝重なってるよ〟の言葉ですが、物語のラブライブ!サンシャイン!!と現実のAqoursのライブの世界線も重なってるんですよね。
ちなみにここは人魚姫の歌声も重なりますね、人魚 (セイレーン) は美しい歌声をもつ生物とされています。
この曲の歌詞は全編を通して、まるで万華鏡のようにくるくると世界線を転々とするCYaRon!ちゃんの様子と心情が描かれています。AZALEAの『空中恋愛論』に味を占めた畑先生が、異世界の冒険を無邪気に楽しむAqoursちゃんってかわいくね?ってネタを使いまわしてる説、あるな。
Aメロの歌い出しは、そんな蒼き夢のセカイへの誘いってわけですね。
この曲の〝蒼き夢のセカイ〟と〝蒼きセカイ〟の歌詞、全部渡辺が歌ってるのがシンプルに良いです。個人的にはAqours関連楽曲で「蒼」のイメージの曲は『WATER BLUE NEW WORLD』だけなんですけど、まぁ細かいことはいいです。ミラチケやブラメロもうぉたぶも大体ぜんぶ青なので。
ちなみに〝Mermaids call you〟と歌詞に人魚姫が登場しますが、アニメ劇中に登場するクソダサユニット「スリーマーメイド」にルビィちゃんは当然含まれてないので、体育会系ユニットCYaRon!らしく、先輩2名に巻き込まれた感があります。悲しいお話ですね。
・景色が神話に変わる!
景色が神話に変わり
ネプチューンが手を挙げて
真珠色のレースのような魚たち踊れば
Mermaids call you
僕らの記憶 泳ぎたがって飛びこんで
ルビィちゃんパートでは神話の世界に場面が転換します。
そして新キャラ、ネプチューン登場。ネプチューンとはローマ神話に登場する海の神のことですね。三叉槍と呼ばれる三つ又の矛を持ってて、めちゃくちゃ強いらしいです。
こういうやつですね。
なるほど3つの叉に分かれた槍だから、最強の3人組ユニットみたいなこと...?と思ったのですが、
いやちょっと待て。
これどっかで見たことあるぞ??
渡辺、お前もしかして.......??
わ、渡辺・・・
ネプチューンはお前だったのか!?
どうなっちゃうの?
どうなっちゃうの?
いやちょっと待、一旦冷静になろう。
さすがに話が飛躍しすぎたので、真面目な考察に話を戻します。
景色が神話に変わり
ネプチューンが手を挙げて
真珠色のレースのような魚たち踊れば
歌詞によるとどうやら、ネプチューンが手を挙げると真珠色のレースのような魚たちが踊り出すようです。これは三津シーパラダイスのイルカショーで、飼育員さんがイルカにジャンプの指示を出す光景にも似ていますね。
さらに前項の考察を基に考えるならば、これはライブの光景の隠喩かもしれません。ライブが始まった時に、センターポジションの人が手を挙げてダンスが始まる。そんな曲ありましたっけ.....?
デデン♪♪♪
あったわ。
やっぱ渡辺がネプチューンじゃん。
水深は浅いの??青春は深いの??
なんということでしょう......畑亜貴恐るべし。
しかし、ここまで真面目に読まれた方はお思いかもしれません、
〝景色が神話に変わり〟の考察が弱いと。ご安心ください。
ライブの景色は過去になった時、神話に変わります。
それがラブライブ!でしょう。
Mermaids call you
僕らの記憶 泳ぎたがって飛びこんで
ここで言う〝僕らの〟はキャラクターとしてのCYaRon!の側から発せられているので、二次元→三次元へと世界線を飛び越えていくラブライブ!のライブを表現した歌詞と解釈することもできそうです。
2番に出てくる〝幻じゃない 蒼き夢のセカイよ〟の歌詞も同じ文脈で読めそうですね。
・ここにいる自分は誰?
目を閉じてそして開いたら
空と海と太陽が永遠みたいに輝いてる
ああ、なんてキレイなんだ!
思いっきり吸いこんでみよう 大好きなこの空気を
このサビの歌詞もいくつかの世界線が重なっていて、いろんな解釈ができそうですね。実在する沼津の海辺の美しい光景と、物語の中に切り取られた美しく変わることのない沼津と、そしてライブ会場で繰り広げられる光景と。
ライブでの〝太陽〟といえば、ラブライブ!フェスを振り返る浦ラジで小林さんが、スノハレの落ちサビでSSAの天井がオレンジ色に染まっている様子を見て、太陽みたいだって思ったとお話しされてましたね。多分関係ないですけど。
〝目を閉じて〟
〝そして開いたら〟
『地元愛♡満タン☆サマーライフ』の〝目を閉じてもまぶしい渚が好き〟や『New winding road』〝目を閉じたらふとよぎる歌があって〟にも目を閉じる歌詞が登場していますが、いずれも目を閉じた時に浮かんでいるのは過去の情景ですよね。
この曲では目を閉じている時には意識が過去の世界線にある彼女たちが、目を開けると今の世界線にいる様子が伺えます。
ここにいる自分は誰?
いまの時代はいつ?
ねえ君、答えを探そうよ!
今の自分が何者としてそこに立っていて、時系列がいつの設定なのかもわからないけれど、いまこの瞬間が大好きだからいまを楽しんじゃおう!って感じが伝わってきて、いかにも彼女たちらしいです。どうなっちゃうのかわからない、ワクワクすることが冒険なのです。
最近のAqours関連楽曲、特にデュオトリオやソロ楽曲に言えることなのですが、いつの時系列のどんな世界線の曲なのか曖昧なとこありますよね。ライブを経て新たなストーリー性が付与されたり見出せたりしていくものなので、それをみんなで作っていこうよ!ってことでしょうか。
この記事もそうですが、過去に後付けで意味を見出して物語にすることができるのがラブライブ!サンシャイン!!らしいなと思うのです。だからこその〝ねえ君、答えを探そうよ!〟なのかもしれませんね。
物語が生まれるのは
きっと夢のかけらが集まって出会った時
まるで伊波さんの言葉みたいな美しい歌詞。
たぶん過去のMCで伊波さんがこういうことを言ってたんだと思います、調べてないのでわかりませんが、言ってそうなので多分言ってます。
・ある日...永遠みたいに!
ところで、サビで初めて〝永遠みたいに〟という重要ワードが登場するのですが、これがなかなか自分なりに得心のいく解釈に行き着けなかったんですよね。
空も海も太陽も、人間という短い生涯を生きる存在からすれば永遠のような輝きを放ってはいるけれど、多分そういうことじゃない。自分の記憶の中に切り取った光景は、思い出の中で永遠の輝きを放つけれど、この歌詞では目を開いてるので記憶の中にあるだけの輝きではない。永遠みたいに。永遠みたいに。永遠みたいに。。。
〝ここにいる君と僕は 今を生きてるんだ!〟と、いまこの瞬間を生きていることを強く実感する様子を強調するために、敢えて対比として永遠という概念が隣に置かれたのかもしれません、など。
なんてことのない日常の中の、〝ある日〟に君と出会ったことで、ラブライブと出会ったことで、まるでファンタジーの世界みたいに劇的なものになった。なんてことのない〝ある日〟が、出会いをきっかけにドラマチックに輝きだした。普通の私の日常に〝ある日〟突然訪れた奇跡。ある日、輝きだした...永遠みたいに!ある日...永遠みたいに!
なるほど...。
〝ある日...永遠みたいに!〟の〝 ... 〟の部分に、どうやら行間がある。
今日も…風吹いたら海の階段が
現れたよ!君の気持はすぐに冒険の中
2番のAメロ高海千歌パートでは、1番で〝ある日...〟だった歌い出しの箇所が〝今日も...〟になっていて時系列が進んでいる。スクールアイドルの世界に飛び込んで劇的に世界が変わった〝ある日〟以来、大好きな場所ができた。〝ある日〟は過去だ。
ここにいる君と僕が今を生きていることを強く実感できる、大好きなこの瞬間も、この日々もいつか〝ある日〟になっていく。〝ある日〟は全てが始まったあの日でもあるし、今この瞬間も〝ある日〟になっていく。
現実のAqoursが物語を更新し続ける限り、物語は始まり続ける。終わりが定義されない限り〝ある日〟は続いていく。それはまるで〝永遠みたいに〟続いていく。
〝ある日(は続いていく)...(それはまるで)永遠みたいに!〟
着地点としてはこんな感じかな...と思ってるのですが、参考資料として高坂穂乃果の『Someday of my life』を例に挙げると畑先生的ニュアンスが掴みやすい気がしてます。『Someday of my life』は刹那的に強い「今」を「ある日」として描いていますが、両者を対比してみると現在進行形のAqoursちゃんには、μ'sと違って終わりがないんじゃないかと思わせる何かがある気がします。故に「終わり」の描き方がマイルドというか。CYaRon!は3年生組がいないユニットですしね。
ちなみに「人魚姫」は叶わぬ恋や報われない愛の象徴として物語に登場するキャラクターらしいので、本当は永遠なんてないのかな って分かってはいるけれど...みたいな、ほんのり切ないエッセンスが感じられる味付けになっているかもしれませんね。
・約束をしよう きっと ずっと 忘れないように
最後に。
この曲は伝説のバンド「JUDY AND MARY」のメンバーであるTAKUYAが作曲していますが、『ある日...永遠みたいに!』は「1曲は王道みたいなものが欲しいです」という依頼を受けて作られたそうですね。
TAKUYA氏いわく「この曲は僕の中の“J-POP”の王道というか。「一番いい曲を書いてください」と本気で言われたら、こういう曲かなという。」との談ですが、王道と言うからには元ネタがあるわけです。
それがこちらです、『クラシック』。
もともとTAKUYA氏がソロプロジェクト用に書き下ろした楽曲だったが、YUKIがどうしても歌いたいと切望したためJUDY AND MARYでの発表となった。とのこと。TAKUYA氏は解散後も自身のライブでよく演奏していたそうで、そのお気に入りぶりが伺えますね。
どのへんが元ネタかって問われると音楽知識ゼロなので説明できないんですけど、たぶんコード進行?がまんまそれです。サブスクにオフボーカルの音源があるので聴いてみて欲しいんですけど、『クラシック』のオケに乗せて『ある日...永遠みたいに!』の歌詞を歌うとびっくりするぐらいきれいにメロディが乗ります。
ジュディマリは10代の頃から好きで、中でも『クラシック』が曲もMVもいちばん大好きで死ぬほど聴いてきたので、TAKUYAがCYaRon!ちゃんに作曲してくれたのまじで俺得でアドすぎました。
『クラシック』超名曲だからみんなも聴いてみてね。
じゃねじゃね、じゃねー!
スーパースタートしてしまったな
ラブライブ!スーパースター!!1話、最高とはこれのことか。
最高すぎて何も言えなくなってしまい、放送直後わたしは静かにツイッターを閉じました...。
.........そしてはてブを立ち上げました (なぜなのか)
実は昨夜は放送が楽しみで、ワックワクのあまり寝付けませんでした。
スーパースターはどんなお話になるんだろうって。
これまでのラブライブ!って、メンバーの多くがなんだかんだでスクールアイドルに興味を持ってたり、スクールアイドルが好きだから始めたパターンが多かったと思うんですけど。
Liela!の5人のうち、スクールアイドルじゃなきゃだめなんです!って人が可可ちゃんしかいなさそうだなって思ったんですね。だから他の4人がどんな経緯でスクールアイドルを始めるのか、めちゃくちゃ楽しみだったんですよ。
5人はそれぞれに好きなこと、やりたいことがあって、各々がその夢を叶えるためにスクールアイドルになるのかな って思ったんですよね。だからスクールアイドルになる最初のきっかけは目的じゃなく手段なんだろうなって。私を叶える物語は、スクールアイドルになればどんな夢も叶えられる自分になれる、ってことなのかなって。
5人が好きなことがバラバラで、みんなが違う景色を夢見ているとすれば、本来であれば同じ道を歩むことのない、交わることのない5人なのだと思います。
でもスクールアイドルなら、スクールアイドルならば5人が繋がることができる。本来なら交差するはずのない5本の道が奇跡的に交わる、それはきっと運命的な瞬間になるのだと思います。
この5人だからこそスクールアイドルをやりたい!と、違なる色を放つ5人の輝きがLiella!色の輝きになる、その道のりが、その瞬間が見たい!見たすぎる!!と。
思ってたら全然眠れませんでした。小学生か?
.....で、さっき1話を見たんですけど、
開幕即、美声美少女の弾き語りシーンで覇権ヒロイン爆誕、からの即シリアスシーンとジェットコースター展開のあとで
とてもキラキラしたスクールアイドルとは似ても似つかない、超絶どんよりな澁谷かのんが現れたじゃないですか。いやマジ?これ誰?声低くない??って。
主人公っぽくないなって。
1話を通して彼女の言動、立ち振る舞い、そして何よりも可可ちゃんや友人達との関係の中での立ち位置が、完全にモブキャラじゃんって思ったんですよ。
ラブライブ!のモブキャラが言いそうなセリフ、やりそうな役割を担当しようとするんです。控えめっていうか、現実世界だったらそれこそ引き立て役になっちゃうような。
瞳のきらめきを失ってしまった、輝きを見失ったどこにでもいるような女の子。
そんなモブの女の子が、主人公の女の子になっていく。挫折から始まった澁谷かのんの物語だからこそ、モブ (視聴者) のみんなが共感し感情移入できる。これまでのラブライブ!シリーズの作品よりも、みんなに近い位置からスタートした物語なんじゃないかな、と私は思ったのでした。
ラブライブ!シリーズの主人公ポジションの子たちって、ゼロからのスタートではあったけれどその瞳には眩い輝きが宿されていたと思います。ゼロでもやっぱり主人公は主人公なんです。
現実世界でマイナス位置にいるモブな人からすると、主人公たちには憧れるこそすれ、スタート地点がゼロって時点で自分とは違う、そこに共感はない。ってなってもおかしくないと思うし、むしろそういう人って全然普通にいると思うんですよ。
でも、ラブライブ!スーパースター!!の主人公はまるでモブのようなマイナス位置から始まっていて。自分が大好きなことでの挫折を経験して、自分には才能がないのかもって諦めそうになっていて、それでも好きな気持ちに嘘はつけなくて、その葛藤の間で迷う自分を隠して生きていた。
めちゃくちゃリアルに等身大の普通の人なんですよね。
そんな普通のモブな女の子だけど、澁谷かのんは腐ったりいじけたり、妬んだり変に卑屈になったりしなかった。他者に対する思いやりに溢れていて、愛情を与えられる。そして自分じゃない誰かの大好きって気持ちを、まるで自分のことのように大切にすることができる。
めちゃくちゃ優しくて健気で、めちゃくちゃいい子ですよね。
自分が好きなことで挫折するのって心底しんどいし、何もかも嫌になって投げ出したくなる。外の世界を閉ざしたくもなります。それなのに、澁谷かのんの姿を見てくれ。彼女のなんと気丈なことか......。
夢を諦めないとか、大好きを諦めないって、自分に向いてないことに対してだと自分を縛りつけて苦しめることにも なりかねないじゃないですか。挫折ってそういうことだと思うんです。
だからこそ、1話のラストシーンで澁谷かのんが自分の大好きな気持ちをに嘘をつかなかったこと、大好きな気持ちを貫いたこと、そしてそれが彼女にとっておそらく、人生の主人公としてのスタートになったこと、その全てに胸の中をぐちゃぐちゃに掻き乱されたんですよね。
これは刺さったよ、刺さった。
澁谷かのんちゃん、マジでカッコいいわ.......。
何はともあれ、かのんちゃんが可可ちゃんと出会えて本当に良かったなって思いました。これからの物語が待ち遠しい!
スーパースター主要キャラの名前を復習してみた
はい!ということでですね、いよいよ
『ラブライブ!スーパースター!!』の放送が始まりますねー!
例によって事前に情報はぜんぜんチェックしてないので
いま脳内こんな感じですね、完全に空白。
何もわからないのはワクワクしますね!
ってなわけで、今更すぎてぶっ飛ばされそうですが
メインキャラクターの名前からしっかり覚えていきたいと思います!
あることないこと考察していきます!
それではいってみましょう!!
ギャラクシー💫✨✨✨!! (使い方これ合ってる?)
まずは澁谷 かのんちゃん!
いやちょっと待って
主人公の名前が『かのん』って.....天才の発想では??
カノンとは!
ある声部の旋律を他の声部で、厳格に模倣しながら追いかけてゆく技法、また曲。
とのことで、輪唱みたいな構造の楽曲を指す言葉っぽいんですけど、ラブライブ!シリーズ4世代目の主人公の名として美しすぎないか?輝きの円環構造に重なるイメージであると共に、ラブライブ!が大好きで憧れ続けた人が自分自身もラブライブ!になってしまったという運命の申し子、伊達さゆりさんそのものみたいな名前じゃないですか!!やばすぎワロタ。
彼女の歌声が、想いが伝播して周囲に広がり増幅していく、輝きの広がりの中心に運命付けられたような素晴らしい名前なのではないでしょうか。
またカノンとは
砲身が長くて、遠距離射撃に適した大砲。
でもあるとのことで、要するに主砲。
後衛型の遠距離アタッカーですかね...。前衛じゃないってところがポイントで、物語では巻き込まれポジションだけど、キメる時はキメるイメージ。ライブのフォーメーション的には落ちサビで後方からドーンとぶちかましてくれそうな感じです!
どこまでもまっすぐに、想いを歌声を届かせられる人になりますよう。
『澁谷』は「渋谷」の人名用漢字ですが、おしゃれな字面ですね。
今作は青山・原宿・表参道が舞台とのことなので、意味合いはストレートに受け取って良さそうかな。「澁」は渋さや苦さを意味する字なので、実家の喫茶店ともリンクがありそうです。ビターな味わいもラブライブ!シリーズの魅力ですから、ほろ苦くて酸っぱいことも待ち受けているのかもしれませんね。
続きまして『唐 可可』ちゃん!
おお〜日本語の文化で読み解けないお名前!困った!
......と思ったのですが多分大丈夫。
恐らく日本語の漢字の意味合いをベースにして、尚且つ発音した時の響きがかわいい感じになる字を、中国語の名前に当てはめて作られた名前だという憶測です。
「タン クゥクゥ」と読むみたいですが、これは実際の中国語?上海語?に基づいた読み方なのでしょうか。ここはシンプルに出身地が伝わりやすいイメージの漢字を当てた感じですかね、「唐 (から) 」は名詞の前に置くと古い中国から渡来したものを表しますし。
「可」は日本語だと「できる!」を意味するポジティブな字なので、「可可」と二連にすることで「できるできる!いけいけドンドン!」みたいな前向きな勢いが感じられますね。物語では巻き込みポジション確定、前衛切り込み隊長です多分。
あと「クゥクゥ」って音がめっちゃかわいい、鳥の鳴き声っぽい。
ちなみにインコは漢字表記だと「鸚哥」です、この子のキャラクターデザインがどことなくインコっぽいのも多分そういうことです。
ここまで全部ノリで書きましたが、中国語で「可可」は「ココア」を意味する言葉らしいです。かわいいですね。適当言ってすみませんでした。
続いてこの方、『嵐 千砂都』ちゃんです!
見た目完全に中国娘っぽいのに、めちゃめちゃ雅な由緒正しい感じの和なお名前ですね。名前が全体的に京都っぽいので、関西出身の関西弁キャラなのかなと思ったら違いました。しかも好きな食べ物はたこやき、本当に関西人じゃないの??
「嵐」はなかなか荒々しい字ですね、可愛らしい容姿ですが内に秘めた何かがあるのでしょうか。ダンスが特技みたいなので、ダイナミックな躍動感あるこの名前は活動的な性格を表しているのかもしれません。
「ちさと」は中性的な名前なので、たぶんボーイッシュな感じの子なんじゃないかと想像してます。名前の字面は優雅な感じですが、いろんなギャップを持った意外性を見せてくれるんじゃないかと期待してます。
主人公の幼馴染ポジションは何かと心労が絶えませんからね!うぃっすうぃっすー!
続きましては『平安名 すみれ』ちゃんです!
由緒正しき和風な名前なのに、ビジュアルはハーフっぽくて色々と面白いですね。中の人と「平」の読みがリンクしてるところもなんか良い。
恥ずかしながら調べるまで知らなかったんですけど、「平安名」って苗字は本当にあるらしく、「ひらやすな」「へんな」「へあんな」と読むみたいですね。沖縄に由来する名前であること以外は何もわからず...。
諦めてプロフィール調べたら
実家は学校近所にある由緒正しい神社で、得意教科が国語や日本史であるなど和に精通している。
って書いてありました。どうやらスーパースターの主要キャラクターは名前のイメージと設定がリンクして作られているらしく、これまでのラブライブ!シリーズよりもキャッチーでわかりやすい感じになってるんですね。
「すみれ」の名はいかにも純情可憐な大和撫子ってイメージですが、この子ってギャラクシーの人だよな。絶対正統派清楚系じゃなさそうなんだけど、たぶんギャップがある子なんだと思います。絶対面白そうです。
最後はこの方、『葉月 恋』ちゃんです!
他の4人のメンバーは苗字が地名由来っぽいのですが、『葉月』は地名っぽくないですね。もしかして月から来た?
「葉月」とは
なるほど、もしかして...?と思って調べてみると誕生日は11月24日。関係なかった。
葉月、八月。稲が穂をはる月、仲秋の名月。初来、雁の渡来する季節...。キーワードを探ってみてもピンと来ません。育つ稲穂を見守る月の役割なのでしょうか。
ともあれ、ラブライブ!シリーズには太陽のエレメントの対として月のエレメントが必ず存在するので、この子がその役割を担うであろうことは至極当然でありましょう。
太陽が恩恵を与える役割なら、月は加護を与える役割を担うことになるますが......どうもこの子、これまでのラブライブ!シリーズのメインキャラクターとは異なる特殊な立ち位置になりそうな気がします。5人が並んでるビジュアルでもひとりだけ顔を伏せて腰を屈めていたり、ちょっと浮いてるんですよね。
『恋』という名前、字の持つ力と言いますか、意味合いがとても強い言葉ですよね。
男の子にはまず使われない漢字、女の子らしい字でもあります。ラブライブ!シリーズで恋って言葉が出てくるだけでも、ちょっとドキっとしてしまうのは私だけでしょうか。
......この子、名前の概念とビジュアルの雰囲気がすごくAZALEAっぽいんですよね。〝微熱〟担当なんじゃないかと想像してます。
はい!
というわけで、Liella!のメインキャラクター5人の名前を復習しながら好き勝手に考察を試みてみましたが、名前からは何も確かなことはわかりませんでした!
適当なことが言えるのは今だけですからね!
本当にすみません!放送開始までに勉強しておきます!
『好き』『楽しい』『みんな』
ラブライブ!11周年、そしてAqours6周年への感謝とお祝いに。
「あなたがラブライブ!を追いかける上で、
特に大切にしていることを3つ教えてください」
『好き』
いちばん大切なのは、『好き』という気持ち。
好きなものを好きと思えることが、生きる原動力になる。
好きなことを好きでい続けることは、以外と難しいし、
同じ熱量を持ち続けることも難しいこと。
好きでいることに義務感を感じたり、他人と熱量を比べてしまったり、
未熟な私はいつも『好き』のあり方を迷ってしまうけれど、
何がいちばん大切なのかを、ラブライブ!はいつも思い出させてくれる。
ラブライブ!を追いかけるのは、自分にとって特別な『好き』がそこにあるから。
『楽しい』
もうひとつの大切なことは、『楽しい』気持ち。
人生はラブライブ!だけど、ラブライブ!は趣味であり生きがい。
本質が何なのか考えるまでもなく、『楽しい』があるからこそ。
輝くって、楽しむこと。
生きてても死ぬほど楽しいことなんて、そうはないです。
ラブライブ!は楽しもうとすればするほど無限に楽しい。
人生めっちゃ楽しくて生きてるだけでボロ儲けだぜ〜
ってタイプでもないので、
ラブライブ!がくれる『楽しい』は特別なのです。
『みんな』
もうひとつの大切なことは、『みんな』の存在。
私がラブライブ!に出会ったのは7年ほど前のこと、
半引きこもりのアニオタだった私は、ソロライバーでした。
オタクの友達はいなかった、リアルにもネットにも。
ラブライブ!とμ'sの魅力や、楽しみ方がよく分からなかったのです。
ライブの楽しさも知らなければ、もちろん話相手もいませんでした。
そんなこんなで迎えたファイナルライブ、現地参加も叶わず不完全燃焼。
μ'sロスで私は完全に亡霊と化しました。
そんなこんなで成仏できないままラブライブ!サンシャイン!!が始まり、
なんやかんやでAqoursを追いかけ始めて見ると、
不思議とたくさんのラブライバーとの出会いがありました。
勇気を出して、Aqoursの1stライブに行こう!と声を掛けてみたり。
気付いたらたくさんの仲間ができてたんですよね。
特別なことは何もしなかった、ただ夢中になっていたら、
ラブライブ!がすごいチカラでみんなを引き寄せて、
その輪の中に自分とみんなを繋ぎ止めてくれたんですよね。
楽しかった。
みんなで追いかけるラブライブ!はこんなにも楽しいのかと。
ソロライバーの頃には全く知らなかった輝きがそこにありました。
ホンキをぶつけ合える仲間がたくさんいて、
ホンキになれることの楽しさを初めて知った。
お互い熱くなるあまりどうしても譲れなくて、
未熟だったゆえに衝突してしまうことも多かった。
もっとうまく手を取り合うことができたはずなのに、
『好き』『楽しい』で繋がれたはずの人たちと、
すれ違って離れてしまうこともたくさんありました。
思えば私は上手な喧嘩の仕方も知らなければ、
下手くそな仲直りの仕方すらも知らなかったのです。
ラブライブ!が『みんなで叶える物語』だからってわけじゃなく、
そんな大義名分を借りるまでもなく、ひとりよりみんなと一緒の方が楽しい。
自分ひとりの『好き』だけじゃなく、自分が好きな人たちの『好き』が集まれば自分の『好き』はもっと大きなものになる。
自分ひとりが『楽しい』だけじゃなく、好きな人たちみんなが『楽しい』と自分の『楽しい』ももっともっと大きくなる。
ラブライブ!に限った話ではなく当たり前のことかもしれないけど、
私はそれをラブライブ!に教えてもらったし、
『みんな』の『好き』と『楽しい』の輪が広がっていくのが、
何よりもラブライブ!らしいんじゃないかなって思ってる。
弱かったあの頃より、今ならちゃんと大切にできるんじゃないかな
...と思っているので、
ラブライブ!を追いかける上では、そうありたいなと思っています。
これからラブライブ!を通して自分がやりたいこと
うちの夢はとっくに叶ってるんやけどね。
『これから』の話をするなら...
僕らだけの景色があるのなら
前回の!あきの忘備録!
「朱演2019『くつひもの結び方』」が開催されたのが2019年11月7日
FCイベントの「チキンとポテトどっちがいい?」が2019年12月20日
それ以来しゅかちゃんに会えないまま、1年半という歳月が流れました。
1年半。
1年半ですよ。
ステージに立つことに全てを賭けている斉藤朱夏という人にとって、それがどれほどの重さの空白であったでしょうか。
私たちファンは、ステージ上で縦横無尽に元気いっぱいに歌い踊る、笑顔の斉藤朱夏が大好きです。めちゃめちゃ好きであると言えるでしょう。NO SHUKA NO LIFEである以上、朱夏がなければ人生ではないのです。なんてこった!
だから今日の「斉藤朱夏レコ発ワンマンライブ『セカイノハテ』」は、言葉では言い表せないぐらい色んな感情が迷子になってる感じです。家帰ってきて急に涙出てきた。
しゅかちゃんはみんながどうしてるか知りたいって、結構いつも言ってくれてて、でも今日の「会いたかった」「知りたかった」って言葉はすごく、切望してくれてたんだなって気持ちが伝わるものだったと思う。
多分しゅかちゃんがファンの様子を詳しく知る機会って、ツイッターじゃなくてファンレターっぽいんですよね。みんなライブの度に手紙でオタク特有クソ長文近況報告してるらしくて、そういうのを友達みたいな距離感で受け入れて話聞いてくれるの、あったけえよなあ。
しゅかちゃんって「大事なことはちゃんと自分の言葉で伝えたいし」「でもだいだいのことは表情見ればわかる」「とりあえず会って話そうよ」みたいな感じの人だから、文字を介したやりとりだけじゃなくて、ライブを通してファンとの気持ちのやりとりをすることをすごく大切にしてくれてるんですよね。
そんな斉藤朱夏が命削って賭けてるものだからこそ、色んなライブが中止になったことが悲しくて悲しくてのう......
だから今日無事にライブが開催されて本当に良かったんじゃあ!!
良かったんじゃあ!!!!
ライブ最高に楽しかったんじゃ!!!!
言いたいことは以上です。ほんとにライブが開催されて良かった、1年半もの間スタッフさんも頑張ってくれたと思う。感謝しかないです。
ちなみに毎度のことですが、ライブの記憶はあんまりないです。
セットリスト
- 01.くつひも
- 02.リフレクライト
- 03.あと1メートル
- 04.シャボン
- 05.秘密道具
- 06.Your Way My Way
- 07.しゅしゅしゅ
- 08.パパパ
- 09.セカイノハテ
- 10.止まらないで
01.くつひも
ステージに登場する瞬間がめちゃめちゃカッコ良かった〜!
ステージ後方から眩い光に包まれながら現れるのズルいでしょ。シルエットが生身の斉藤朱夏になる瞬間の「きたーーーーー!!!!」感がやばい。赤いお衣装とパンキッシュな髪型が相まって完全にロックバンドの人でした。良い。
くつひも聴くとしゅかちゃんのライブに来たんだ〜ってライブに帰ってきた安心感があります、ただいまおかえり。いつも通りにど緊張でしたね。
02.リフレクライト
歌詞がしゅかちゃんの今の心情を代弁するような歌詞で、いまライブで聴くとまた違った感慨がありましたね。1曲目のくつひもが挨拶代わりなら、2曲目はMC要らずで語れるようないい選曲。ああ、世界は素晴らしい〜!
03.あと1メートル
MCで隣の人がボロクソに泣き崩れててもらい泣きしそうになった、危ねえ。
ちなみに「みんな久しぶり〜!あ、声出しちゃいけないんだった」ってうっかりリアクション求めちゃうやつ、こないだ逢田さんも全く同じくだりやってた。笑。
この1年半はあと1メートルの距離が遠く感じられるような、あとは演るだけなのにライブができない、そんな日々だったと語るような選曲。ファンのみんなに向けられたラブソングでしたね。
3曲目でライブの調子を掴んできた感じ。1〜3曲目はミドルテンポで、1曲1曲を言葉の細部から発声のリリースまで丁寧に歌い上げる立ち上がり。この曲の〝蝶々結び〟の〝す〟の高音がスッと気持ちよく抜けるのが最高でした。お歌がまた上手くなりましたね...。
04.シャボン
セトリのしっとりめな曲のブロックの2曲目。しゅかちゃんのライブでは青白い照明が新鮮、この曲はペンライトの色は白か水色が良いんじゃないかなって思いました。
大人っぽく切ない歌声になんか泣いてしまう。〝永遠なんてないんだね、きっと.....〟なので、目でシャッター切っていきましょう。い〜つか〜永遠みたいに〜♪
05.秘密道具
ステージに腰掛けるとアコースティックなセットで始まった同曲。
イントロで繰り出された秘密道具のブルースハープに唖然、しかもハーモニカ上手すぎ。こんなことまでやってくれるのかよ〜!!って尊みが溢れて止まらなかった。
〝君に会いたいよ〟
〝今までのことそしてこれからのことも〟
〝同じペースでずっと未来へ行こうよずっと〟
MC含めてライブなんだなぁって実感するずるい曲でした。
裏声の響きとブルースハープの音色が切なくも心地よくて、これまたライブでやってくれねえかなあ。あとオタクはリズム感がないから手拍子練習して!タンバリンがミュートのラストパートは手拍子もミュートね!楽曲の展開考えてくれ〜!!
06.Your Way My Way
バンドメンバーを紹介しま〜す!ってステージ中央から視線逸らしておいて、衣装早替えで衝撃的な再登場する演出天才すぎ。あんなのブチ上がるでしょ、しかもお衣装がまた斉藤朱夏らしくて最高。お衣装も天才。ギャザーフリルがあしらわれたシフォンのシースルーワンピとライブTシャツの組み合わせ、は??やば。
生地の揺れ方がまたしゅかちゃんのダンスとの相乗効果相まって目を奪われましたね。
この曲は配信ライブで大暴れしゅーの姿が目に焼き付いて離れないやつなので、みんなライブで披露されるの楽しみにしてたと思うんですけど、間奏で拳突き上げる例の箇所でしゅかちゃんが旗振ってくれるの、ほんとありがたくて頭が上がらなかった。
疾走感がサイコーに気持ち良い曲なので、みんなで楽しく盛り上がれて良かったねえ...ってめっちゃ泣ける。
07.しゅしゅしゅ
これ好き!!!!
前回のライブで楽しすぎて死にかけたので、今回もセトリ入り祈願のタオル装備で臨みました。オールスタンディングだと全然振り回せないけど、座席が歯抜け配置だとやり易かったですね。
前回のライブの時のダンスが最高にイケてたのが忘れらんなくて、1年半待ちました。音源の再生時間で0:01の、音が4つ並んでる鍵盤の音あるじゃないですか。イントロと間奏で2回ずつあるやつ、あそこでウェーブっぽい動きをする斉藤朱夏が世界でいちばん好き。これ絶対伝われよ。ライブでは基本振り付けなしでヴァイヴスで踊ってるヴァイヴしゅーなので、わかる!そこの音気持ちいよね!ってなるやつです。音楽性に信頼しかない。この曲でちょっとフザけてセクシーにカッコつけてる推しが最高。
08.パパパ
Youtubeで476万回再生されてるの、オタクがサビの振り付け覚えようと頑張った結果だと信じてるよ.....視界の範囲内でやってる人観測できなかったので.......。
音源だと〝ミリメートル単位で〟を〝ミリメートルたいんで〟って言ってるように聴こえるんだけど、ライブでなんて歌ってるか確認するの忘れました。
この曲も楽しくて記憶がない。声を出せなくて座席でも、みんなで盛り上がれる曲目のブロック作ってくれて楽しいライブやってくれて、かたじけねえ...ありがてえ.....ってなりました。
09.セカイノハテ
MCほんとに良かったですね。
アニメの物語をテーマにしたタイアップ曲だったのが、彼女が自らの心情、境遇を包み隠さず打ち明けてくれたことで、完全に斉藤朱夏の曲になった。
取り繕われることのない生身の感情が言葉に宿り、歌詞に新たな物語性が付与されたことで、楽曲がライブの中で新たに生まれ変わる瞬間に立ち会ったと感じました。
イントロの入りで、壁をぶちやぶるかの如くハイキックをかます斉藤朱夏の姿。衝撃的にカッコ良かった。あんな超弩級のダイナミックでエモーショナルな刹那、斉藤朱夏のライブでしか味わえない。バンドメンバー、音響、照明のチームワークと天才的な演出プラン、その全てが一致して奇跡みたいな瞬間が生み出された。なんて良いチームなんだろう。
しゅかちゃんの歌唱、音源の150%みたいな熱量でしたね。あんなの聴いちゃったらもうライブでしか満足できない、まさにライブで化けた一曲でした。
最初のMCで「ようこそセカイノハテへ」みたいなの聞いた時は「なるほど、過去から展望すれば現在が最果てか。1年半という遠い時間を越えてきたんだもんな...」と思ったけど、理屈じゃなくライブの瞬間は紛れもなくセカイノハテでしたね。伝われ。
10.止まらないで
なんか、かつてないほどに、すげえがむしゃらな斉藤朱夏を見た気がする。
勢いが凄かった。記憶が全くない。
結果としてこの曲が今回のライブの最後を飾ることになったけれど、体感としては15分。「セトリの前半パートは終わったかな (Aqoursのめちゃ長いライブに慣れすぎ) 」ぐらい、一瞬で駆け抜けていったライブでしたね。
まるでアンコールやらないみたいなMCだなって思ったら、本当になかった。
アンコールなしは時勢的に声が出せないからって配慮があってこのことでしょうけど、『止まらないで』でそのまま次なるライブツアーへと駆けて行く、その斉藤朱夏を送り出す形で終えたこのライブ。あまりに美しかったのでは。
ああ、なんかもっといろいろ思ったことあったんだけどな...とにかくサイコーに楽しかったので、それが全てです。しゅかちゃんの楽しそうな嬉しそうな笑顔が見られて大満足です。
聴きたい曲はまだまだありますし、嬉しいお知らせもたくさんありましたし、またライブに行くしかないですね。
今は1stフルアルバム「パッチワーク」が楽しみです。レコーディングが始まっているとのことなので、色んな種類の生地を継ぎ合わせて、大きな一枚の布にしていく作業の真っ最中なのでしょうね。
さてその珠玉のパッチワークを身に纏う斉藤朱夏、次はどんな表情を見せてくれるのでしょうか......?
乞うご期待!ここらでばい!