あきの忘備録

@YOUsukominの外部記憶装置

「ダイヤさんと呼ばないで」の話

あきのです(*> ᴗ •*)ゞ

 

ラブライブ!サンシャイン!!2期4話(17話)めちゃめちゃ良かったですね。実に繊細にして可憐でした。

これまでの話数とはまた違った雰囲気だったので、今回の記事は気になった部分に絞って考え直してみたいと思います。結局言いたい事全部言うやつやりました。

 

 

 

 

・前回の!

「学校とラブライブ、ふたつのライブを掛け持ちする事になったAqours。どちらのライブも間に合わせるために、手を尽くしたけれど。でも、マルたち地元の人間には強い味方がいるずら!こうしてライブは、大成功ずら!」

 

 3話がとてもダイナミックかつ抽象的な話数だったので、前回の振り返りでどこに触れてくるんだろうと思っていたのですが。実にふわっとしてますね。

「二手に分かれて」ではなく「掛け持ち」という言葉が使われています。そして「手を尽くした」。9人での最善を尽くした結果だけではなく、「みんな」の存在があってこそというニュアンスでまとめられています。こので話数では「学校」と「学校のみんな」に重点が置かれていたようですね。

学校説明会でのライブが成功だったのか分からなかった、という人もいたようなので、その部分のみは3話本編を補完したものになったかもしれません。 

 

 

 

 ・千歌の成長

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「おっはよー!先行ってるね!!」

1話ではひとりで起きると宣言しておきながら遅刻した千歌ちゃんですが、4話では早起きに成功しているばかりか駆け足が止まらない様子。他のメンバーよりも一歩先を行っている事と、溢れ出した気持ちが彼女を駆り立てて勢いづいている様子がめっちゃいいですね。

 

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「今日は雨かしら」

らしく無く早起きした千歌ちゃんを見て災いの前兆かと危ぶむしま姉ですが、雨など気にも止めぬ様子の千歌ちゃん。既に練習着。気持ちが先に行っている感が凄い。

ここで気になるのが、「もしかして忘れてるのかな?」の梨子ちゃんに対して「その可能性が高い気がする」と返す曜ちゃん。ここまで千歌ちゃんの事はエスパーの如く察してきた曜ちゃんですら、千歌ちゃんの急速な前進に対して遅れをとっています。曜ちゃん推しとしては気が気じゃありません。

 

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「私が見る限り、恐らくトップ通過ね」

 聖良ちゃんといつの間にか仲良くなってる千歌ちゃん、いいですね。なかなか距離を詰められないダイヤちゃんとの対比。前日の夜のうちに評価を聞いている所もみんなより一歩先を行ってます、また彼女が「第三者からの評価」を気にしているのも変化ですね。

 

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予備予選突破の結果を知る前後で確信の表情が揺るがない千歌ちゃん。これまでのラブライブでは雨は不吉な存在でしたが、いまの彼女はそれをものともしない意志の力を身に付けています。

 

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この写真、ダイヤちゃんだけ手を上げずに後ろ手に組んでるのが細かいですね。気持ちを出せていない様子が伝わってきます。

 

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はい。ヨハマリを笑顔で見守る曜ちゃんが最高です。このカット最高すぎ。額縁に入れて神棚に飾りたいレベル。ああ.......尊すぎて死にてええ............

 

f:id:akino_oniku:20171103114158p:plainこれまでずっとダイヤちゃんには気圧されてきた千歌ちゃんが、ダイヤちゃんを強く押し出す所がたまらないですね。

 

 

 

・資金問題とAqours 

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うちっちーの貯金箱にヨハネちゃんが書いた付箋が付いてますね、曜&エンジェル案件ですね。衣装担当の曜ちゃんが部で一番最初に資金問題にぶつかったであろう事は想像に難くないので、貯金箱は曜ちゃんが用意したと考えて間違いないでしょう。しかし、ラブライブ!で資金問題という現実的な課題を突き付けてきたのは予想外でした。

 

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「みんなー!東京に向けて出航だー!!」

あくまで目指しているのはラブライブ決勝、目線が高くなってきてますね。彼女達が決勝までの道筋を航海として捉えているのはポイントかもしれません。サンシャインには乗り物のモチーフが頻繁に登場していますが、アヒルさんボートで東京を本気で目指そうとしている様子、ヤバイですね。無謀な旅路でも突き進む意思の現れを感じます。

 

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「ワーオ!!キレイなコインデース!!」 

ここヤバいですね。小原鞠莉ちゃん、もしかして小銭を持った事がないのでは??と思わせるような金持ち発言です。とは言え流石にありえん話なので、鞠莉ちゃん流のアメリカンジョークなのでしょう。

 

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「ご、ご、ご...」「5円!?」

「ご縁がありますように!」

「ソーハッピー!!」

「って言ってる場合か!」

「・・・。」

「どうしたんです?」

 ここ面白いですね。曜ちゃんと鞠莉ちゃんが事態の深刻さに対して、能天気でズレた事言ってるのがほっこりしますし、これまでと違いってコミカルな掛け合いが学年の壁を越えて展開されてるのが新鮮です。「5円玉」に対するリアクションが人それぞれで、同じ事柄に対してみんな違う感想を持っている所にも4話の問題提起を感じますね。

 

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「で、いきなり神頼み?」
「お願い聞いてくれるかなあ」
「何とぞ5円を〜5倍、10倍、いや100倍に〜!!」
 「100倍は500円だよ」

「5円」を100倍にすれば500円なのは当然なのですが、曜ちゃんが「ご縁」を100倍にすれば500円になると考えているとすれば、「キセキ」を人の手で起こせると考えている、と捉える事もできます。でもここでは千歌ちゃんは明らかに「5円」のイントネーションで言ってますし、これは拡大解釈ですね。

ともあれ神社にお参りするために、わざわざみんなで淡島に来てるって考えるとかわいくて仕方がない。普通に占いとかチェックしてる女の子達ですもんね、スピリチュアルやね。

 

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 「と言うか、神頼みするぐらいなら・・・」

 梨子ちゃんが現実的な解決策を(ダメ元で)提案します。が、これは鞠莉ちゃんが当然のごとく断るという予定調和を見越した上での発言なので、梨子ちゃんなりに上級生に対してボケをかましてるシーンですね。2期の梨子ちゃんは意図の見えづらい発言が多いのでドキドキさせられます。

 

 

 

・ダイヤのキモチ

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「鞠莉ちゃん、またね〜!」

「果南ちゃん、あした本持ってくずら〜」

「うむ。」

花丸ちゃんが趣味の話までできるほど打ち解けてるのニヤニヤしますよね、しかも果南ちゃん本読むの苦手ですし。どんな本なのか気になって仕方がありません。

 

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さて、気になるコイツですよね。素直になろうとするダイヤちゃんをからかうかのように鳴くお邪魔なイルカ。この話数では何度かイルカが登場しますが、私が立てた仮説ではイルカは「人気者」であり「人の視線を集める」存在の象徴として登場していると考えています。

ダイヤちゃんはイルカと同じく、他人から羨望の視線を集めてきた存在です。ですので、このシーンでのイルカは「もうひとりの自分」としての機能を果たしていると考えます。

 

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「しばらくすれば、尻尾見せるでしょ」

しかし「意地」「プライド」「嫉妬」「孤独」「羨望」「見栄」「自己否定」どんな言葉を持ち出した所で、彼女の内面の、しかも無意識下にあるかもしれない本音を明確に表現する事はできないでしょう。故に「スメルプンプン嫉妬ファイア〜〜〜」なんですよね。なんだか複雑な気持ちを抱えている様子は察するけれど、その匂いしかわからない。ともあれ、ふたりはダイヤちゃんが本心を見せるまで見守る事にします。

 

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切なくもかわいらしいダイヤちゃん。夕陽に向かって独り言ちる横顔があまりに愛おしいです。大丈夫?ダイヤちゃん推し息してる??

 

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「何か見てらしたような...」

「はい!内浦でバイト探してて、コンビニか新聞配達かなーって」

「なら、沼津の方が良いかもしれませんわね」  

このシーン来てますね。この距離の詰め方は曜ちゃん相手にしかできないはずです。曜ちゃんはめっちゃいい子だし人と壁を作らないので、ダイヤちゃん相手でもこれまでも割とフランクに接してきていたんですよね。コミュニケーションにおいて、強いボールを投げて来る相手には同じぐらいのボールで返せる法則です。しかも曜ちゃんは割と細かい事気にしないので、ダイヤちゃんが少しぐらい普段と違う様子を見せても問題ない相手だと判断したのではないでしょうか。

この話数において「ダイよう」の組み合わせはこれまでにない、面白いこころの動きを見せるので、そこは掘り下げて追っていきたいと思います。

 

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ともあれ、初披露の秋冬版練習着の曜ちゃんがくっそかわええ.........なんなんその髪型.....無理..............

 

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このアルバイトの一連のシーンですが、仕事の実務面ではなく見た目の部分のみがフォーカスされてますよね。ダイヤちゃんが表層的な部分だけで物事を判断するのを良しとしない事に、彼女が内面に抱えている悩みがある事を考えると腑に落ちるものがあります。

  

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「一緒に帰ろう、ダイヤちゃん♪」

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「これ、読むずら。ダイヤちゃん♪」

この千歌ちゃんと花丸ちゃんの妄想シーン、先ほどの淡島の桟橋での別れ際のやりとりをトレースしてますよね。これはシンプルに、かなまりのふたりが羨ましかったんでしょうね。

 

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アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!!!!!!!

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アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!!!!!!!

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アアアアアアアアアアアアアア!!!?!??!?!?

失礼、つい変な声を出してしまいました。続けます。

渡辺曜ちゃん。ボーイッシュで女の子らしい一面は前面には出ていない子ですが、ダイヤちゃんの目には女の子女の子してる子に見えてるみたいですね(わかるよダイヤちゃん!!)。曜ちゃんは天性の人気者なので、常に周囲から羨望の視線を集める人であります。ダイヤちゃんとの共通点ですね。で、ありながら、曜ちゃんはダイヤちゃんと違って人との関係に壁を作らず、自分から距離を縮めて誰とでも仲良くできる子です。(はぁ、すき.......)写真のカットにはその憧れが投影されているのではないかと。故に、ダイヤちゃんの目には曜ちゃんがキラキラして映っているんだと思います。(わかるよ、曜ちゃんはキラキラしてるんだよね)ダイヤちゃんにとって曜ちゃんは、ある意味では羨ましく、憧れに近い要素を持った人物なのかもしれません。

 

 

 

・人それぞれ

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「みかんのお姉ちゃん」

「みかんだよ〜冬にはみかん!」

「いけっビタミンCパワー」

みかんだよ〜じゃないんですよ、高海さん面白すぎるでしょ。このシーン、Aqoursメンバーはドン引きしてるけど、幼女ちゃんは普通に受け入れてるギャップが面白いですよね。誰かからすればおかしな事でも、誰かからすれば普通な事。というギャップが描かれています。

また、幼女ちゃんにとっての"たったの5円"と、Aqoursにとっての"たったの5円"には、同じ貨幣でありながらその価値の重さが異なります。同じ問題を共有している人同士でも、その問題の深刻さは人それぞれである。という事への問題提起がなされていますね。

 

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「それにしても」

「何者にも屈しない迫力だったわね〜」

「さっすがダイヤさん」

「だよね」

「 何者にも屈しない迫力だったわね〜」に笑いが止まりません。2期でのシームレスに展開される2年生組の会話、だいたい曜ちゃんがズレた事言ってるのが大丈夫かな〜って不安です。ともあれ、ダイヤちゃんにとっての「ちゃんとしてる」とみんなにとっての「ちゃんとしてる」にギャップがあるのが浮き彫りになりましたね。

 

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「それ言ったら、善子も売り上げナッシングデース」 

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「ふふふ...まるで傷ついた私の心を癒してくれているかのよう...」 

 すっかりイロモノ担当のヨハマリですが、このシーンはただコメディしてるわけではないんです。両者は共に売り上げゼロでしたが、ブロンズ像は「重い」ものであり、羽は「軽い」ものですね。他人から見れば同じ悩みに見える問題でも、抱える人によってその重さは違ってくるという問題提起をしています。

 

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「バカなこと言ってないで、急いで拾いなー!!」

ここでAqoursに対してみと姉がまとめ役に入ってるの、あったかくて良いシーンですよね。ダイヤちゃんが沈没してるから代わりに突っ込んでくれたのでしょうか。ともあれ、このフリマではみと姉が軽トラを出してくれているので、結局彼女達は大人の力を借りてるんですよね。ここは地味にポイントです。

 

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「果南ちゃん、ダイヤさん何かあった?」

「どうして?」

「なんとなく...」

「千歌はそういうところ、不思議と鼻がきくよね」

 ・・・という事に気付ける果南ちゃんなんですよね。

 

 

 

・私達が"ちゃんと"しておくから

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「で、話ってなんです?明日ではだめなのですか?」

 ぶっぶーーですわ。「いま」じゃなきゃだめなのがラブライブなのですわ。

 

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「もう、逃げられないよ」

「さあ、話すが良い」

 の台詞の後でダイヤちゃんが観念するシーンで、画面右上には「駐車禁止」の道路標識が。「立ち止まるんじゃねえぞ・・・」って事ですねわかります。夕陽を背にして立つ彼女の心境は、隠し事をしていた事への「後ろめたさ」でしょうか。「恥ずかしさ」「バツの悪さ」でしょうか。

 

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ちょこちょこと後ずさりながらふたりに近付くダイヤちゃん。11話「友情ヨーソロー」の曜ちゃんの姿を思い出すシーンですね。

「私…なんか要領良いって思われてる事が多くて、だから、そういう子と一緒にって、やりにくいのかなって…」

11話で鞠莉ちゃんにこのように打ち明けていた曜ちゃんですから、要領が良いって思われがちなダイヤちゃんが抱えている気持ちも、曜ちゃんなら察してあげられるのではないか。と私は考えています。

 

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絶対やると思ったぞ〜〜〜〜お前ら〜〜〜〜!!!!

でも、唯一のそんな態度で同じ目線で接してくれる友達なんだよな〜って思うと尊さ故に有り得んしんどい気持ちになりますね。

  

 

 

・ダイヤ目線のAQUARIUM

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この構図めっちゃ良いですね。黒澤ダイヤ包囲網が敷かれているかのような構図にニヤニヤしてしまうし、かなまりの座り方がちゃんとしてるんだかしてないんだか。

そして特筆すべきは、深夜枠のアニメなのにファッションがめちゃめちゃ今っぽい所。街歩いたり雑誌めくったら普通にいそうな、今時の女の子らしいコーディネートなのが素晴らしいです。中の人のファッションから逆輸入してる説もあるようですが、オタク受けよりも一般層受けしそうな、流行を押さえたおしゃれ感を出してるのが凄い。まじで。こういうの本当に、今までのアニメには無かったから画期的だと思う。

 

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「それより、どうしてこんな所に呼び出したのですか?」

「そっか、まだダイヤ聞いてないんだっけ」

「曜からの連絡で、イベントあるから今日1日だけでもバイト手伝って欲しいって話で」

・かなまりの二人が曜ちゃんに相談してダイヤ包囲網に協力を要請した説

これが濃厚ですね。根拠は別のシーンで後述するとして、ここではちびっこ達に注目です。きっちり2列に整列し、園児のみんなが「ちゃんとして」いるこのシーンでは、例のツリ目のおかっぱの女の子は楽しそうにみんなと打ち解けています。

 

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イルカの水上ジャンプに沸く園児達と4人ですが、わりと違和感なく馴染んでるのがかわいらしいですね。

さて、前述したように、私はイルカが「人気者」であり「視線を集める者」の象徴として登場していると考えています。その根拠として、千歌ちゃんと1年生組の3人は、普段はあまり目立たず人から羨望の眼差しを浴びる事に憧れている4人ではないでしょうか。

 

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「えっとー、じゃあ、仕事いい?」 

「とりあえず、3人ずつに分かれてー」

 ついに来てしまった・・・渡辺曜=うちっちー の図式がアニメにも登場する日が・・・曜ちゃんはナチュラルボーン人たらしカリスマチック人気者ガールな上に仕事ができるので、園児の相手をしつつも仕事を振れるのです。カッコイイ。

この後、きっちり3人ずつに分かれてないんですよね。ダイヤちゃんが1,2年生と一緒に仕事をする場面を作れるよう、事前に3年生組と口裏を合わせていたと考えでも不自然ではありません。かと言って断言もできませんけれども。

 

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「ずいぶん曜さんは詳しいんですのね」

「前バイトした事があるんだってさ」

「さ、私たちと一緒にいても距離は縮まらないよ」

 なんという事でしょう。曜ちゃんが過去にバイトをしていた経験がある事が明かされます。趣味のコスプレ衣装代のためか、はたまたAqoursの衣装作りの費用のためか...これ後者っぽいですよね。冒頭でうちっちーの貯金箱が登場した事が伏線と思えてなりません。しかしなぜ隠れるダイヤちゃん。かわいいかよ。

 

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「なに、なにかあったずら?」

「わからないずら」

「わからないけど、多分あれは...」

「すっごい怒ってるずら」

にこにこしながら世間話を振るダイヤちゃんですが、彼女なりの「ちゃんとしてる」接し方がふたりには「ちゃんとしてる」ように伝わっていない所が切なくもかわいい。

 

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 「それはなんですの?」

「アシカちゃんのごはんです」

 アシカに対しても「ちゃん」付けで呼ぶ梨子ちゃん。

 

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「あら、アシカさん」

黒澤ダイヤ、あなたアシカに対しても「さん」付けで呼びかけるのね・・・でもそんな所が好き。彼女の誰に対しても敬意を持って接する誠実なところ、良いですよね。

 

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「どうしてですの?」

「だいたいダイヤは自分から近付こうとしないからね」

「小学校の頃もいつも私たちとべったりだったしね」

「そ、そんなこと...」

「自分から行かなきゃ始まらないよ」

 「自分から行かなきゃ始まらないよ」って果南ちゃんが言う説得力がすごいですね、「決めたよHand in Hand」ですね。小学生の頃からずっと仲良し3人組だったエピソードを聞くと、また3年生組への愛おしさが増してしまいます。

 

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「よ...よう...ちゃん」

「ダイヤさんなにか言いました?」

 善子ちゃんが園児と打ち解けてるのがちょっと意外と言うか、微笑ましいシーンなんですが...これ多分、あいきゃんが保育士の資格を持っていて、ちびっこが好きな事からの逆輸入のような気がするんですよね。

 

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 「いいえ...その...」

「ダイヤさんも配ります?」

「ありがとう...ようちゃん...」

3年生組に背中を押されたのもあると思いますが、やっぱり曜ちゃんなら親しい距離感まで近づきやすいんでしょうね、ダイヤちゃん。 気を遣えるし、すぐ言葉を返してくれるし、いい子ですよね曜ちゃん。ドキッとして風船を手放しちゃうところなんか超乙女だし、少女漫画のヒロインかよ。最高。

 

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「善子ちゃんも、おアルバイト一緒にがんばりましょ〜」

 ルンルンなダイヤちゃんがかわいくて仕方がないですね。「ようちゃん」って言えた事が嬉しかったのかなぁ、自分からの一歩を踏み出した彼女が眩しい。

 

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「ヨハネよ」「そこ!?」

「違った?」

「でも、今の背筋に冷たいものが走る違和感」「わかる」

「天界からの使者によってもうひとつの世界が幻出したかのような」

「それはわからない」

 ここのやり取りめっちゃ好きです、個人的に4話でいちばん痒い所突いてきたかも。ダイヤちゃんは意を決して言ったはずなのに、当の本人にとっては「よしこちゃん」とちゃん付けで呼ばれた事よりも、「よしこ」の部分の方が重要であるという価値観の違いが面白いですよね。曜ちゃんは天然なのでわりとズレた事言いがちですけど、善子ちゃんが更にその上をいくズレっぷりをかましてるのが本当すこ。

善子ちゃんが堕天使繰り出してる時、他のメンバーなら笑って誤魔化して終わるんですけど、曜ちゃんは「わからない」ってちゃんと返すんですよね。曜ちゃんのそういう所!!そういう所だぞー!!

 

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「ふたりとも、お気をつけなさい」

「「はーい」」 

どんぶりが当たった時の鈍い音が痛そうでひいいいいってなります。このシーンも会話から行動から全部ズレててツッコミが追い付かない、ツッコミ不在の恐怖を感じます。やっぱりAqoursにはまとめ役としての「ダイヤさん」の存在が必要なんですよね。

 

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「甘いわ。あれは、闇に染まりし者の微笑み」

「...か、どうかはわからないけどね」

 見守りスタイルのかなまりですが、ふたり暇そうだなーww

本当にメンバー全員の助けが必要なほど、バイトは人手が足りていなかったのでしょうか?なんて言ったらアニメなんだからしょうもない事言うなって話ですが、私はやっぱり曜ちゃんがダイヤちゃんのために一枚咬んでいる気がします。

 

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「真面目でちゃんとしてて、頭が良くてお嬢様で、頼り甲斐はあるけど、どこか雲の上の存在で」

「みんなそう思うから、ダイヤもそう振舞わなきゃってどんどん距離をとって行って」

「本当は、すごい寂しがりやなのにね」 

 1期では後輩の前で果南ちゃんと鞠莉ちゃんの過去を明かし、ふたりの関係を前進させる助け舟を出してきたダイヤちゃん。その彼女が今度は逆の立場になった瞬間ですね。

周囲の環境に求められる「ちゃんとした自分」でい続ける事で「本当の自分」を出せなくなり、それでも周囲に求められる「ちゃんとした自分」でいる事に存在意義を見出してきたであろうダイヤちゃん。彼女の葛藤を思うと胸が苦しくなります。

彼女にとって同じ目線を共有して素の自分でいられる唯一の友人であったかなまり、そして「ちゃんとした自分」以外の形で自分らしく輝ける場所であった「Aqours」を失った2年前を思うと、つらくて仕方がありません。

そんなダイヤちゃんがどんな気持ちで生徒会長になったのか。それは「ちゃんとした自分」でいなければならないという諦観の念からなのか、絢瀬絵里への純粋な憧れからなのか。計り知る事はできませんが、この話数のラストの「結局のところ、私は私でしかないのですわ」という彼女の台詞を省みると、前者の気持ちが強かったのではないかと思わされます。

 

 

 

・ロリダイヤ

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そんな中で、ちびっこ達が突然の大暴走。収集がつかなくなる中、幼少期のダイヤちゃんを彷彿とさせるような、つり目おかっぱの「ちゃんとしてる子」が孤立してしまいます。

水族館の入る前のシーンを思い返すと、園児達全員が「ちゃんとして」いた時は彼女は周りと楽しそうに打ち解けていました。周りが「ちゃんとして」いないと彼女はひとりになってしまうんですよね。では、少女の在り方は間違っていたのでしょうか?

 

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そんな少女の姿を見てダイヤちゃんはハッとします。自らの過去の姿と重なって見えたのかもしれません。「ちゃんとして」いる事で人との間に壁を作ってしまい、うまく周りに溶け込めない。「ちゃんとして」いるつもりなのに、自分の在り方が間違っているかのように思えてしまう。

 

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先生もAqoursも、誰も事態を収拾する事ができません。ルビィちゃんもピンチ。どうする黒澤ダイヤ!?

 

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「さあ!みんなー!スタジアムに集まれー!!」

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 「みんな、ちゃんとしましょうね!」

「「「「「はーーーい!!」」」」」

見事ちびっこ達を統率するダイヤちゃん。それはこれまでずっと、人のまとめ役をつとめ上げてきた彼女にしかできない事でした。 

 

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「ちゃんとしてる」モードのダイヤちゃん、おまけに舞まで披露する神対応です。なんだかんだ言って、「ちゃんとして」いる時に人から羨望の眼差しを受けている自分も嫌ではないのではないか と思います。

 

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とびっきりの笑顔でウィンクするダイヤちゃん。眩しい。

普段の彼女なら恥ずかしくてできない事でしょうけれど、「スクールアイドル」としての自分ならできるんですよね。彼女にとって、「ちゃんとしてる」という殻を打ち破って素の自分自身を晒け出すには「スクールアイドル」としての自分が必要だという事が自覚されます。

また、自らの意志ではなく周囲から望まれる事で「ちゃんとして」きたであろう彼女が、「ちゃんとして」いる自分もまた自分であると気付いた瞬間かもしれません。

 

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トリコリコになるちびっこ達。そのウィンクを受け取った少女は気付きます、「ちゃんとしてる」自分でも良いのだと。「ちゃんとしてる」自分でも、あんな風にキラキラ輝けるのだと。

この時ダイヤちゃんは「ちゃんとしてる」姿で輝いて見せる事で、少女が「ちゃんとしてる」事を、彼女の在り方を肯定してみせます。

過去のダイヤちゃん自身の姿に重なる少女を肯定する事は、延いては自分自身の過去を肯定する事でもあります。過去の自分との出会い直しを経て、自身の過去を肯定する事で現在の自分を肯定するに至るストーリーは、HAPPY PARTY TRAINのMVで果南ちゃんが辿ったそれと同じですね。

 

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これまで見せた事のないような、慈しみすら感じるような笑顔を見せる千歌ちゃん。自身の在り方に迷っていたダイヤちゃんが、それを乗り越えて自分を認められた。それに気付いたからこその笑顔だと私は思っています。

 

 

 

・結局、私は私でしかないのですわね

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結局、わたくしはわたくしでしかないのですわね」  

光源に背を向けてひとり佇むダイヤちゃん。俯きながら誰に言うでもなく呟きます。

ラブライブ!において、輝きから目を背ける構図はネガティブなシーンで使用される事が多いです。このシーンでは彼女の"変わる事"を諦めた心情を表現していると考えられます。

「ちゃんとして」いる堅苦しい自分は、それまでの彼女の人生で周囲から「ちゃんとして」いる事を望まれる中で作り上げられていった人格であり、本当は寂しがりやの自分を隠し、守るための外殻のようなものであったと思います。望まずしてそうなっていったであろう人格もまた自分自身であり、人とうまく仲良くできない堅苦しい自分を受け入れていくしかない。そう考えたのではないでしょうか。

 

 

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「それでいいと思います」「!」

「私、ダイヤさんはダイヤさんでいて欲しいと思います」

「確かに、果南ちゃんや鞠莉ちゃんと違ってふざけたり、冗談言ったりできないなって思う事もあるけど」

 Aパートのラストでかなまりに問い詰められるシーンと同じ構図。

このシーンでは千歌ちゃんの言葉の真意が掴めず戸惑っている様子が伺え、どこか悲しそうですらあります。

 

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「でも、ダイヤさんはいざとなった時頼りになって、私たちがだらけている時は、叱ってくれる」

 

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「ちゃんとしてるんです!」

堅苦しくて周りとうまく馴染めない自分に引け目を感じていたダイヤちゃんが、自分の中での「ちゃんとしてる」がAqoursの中での「ちゃんとしてる」として受け入れられている事に、初めて気付いた瞬間でした。

 

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「だから、みんな安心できるし、そんなダイヤさんが大好きです。ね!」

「だからこれからもずっと、ダイヤさんでいて下さい!よろしくお願いします!」

 

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目に涙を浮かべるダイヤちゃん、しかし彼女はそれを見せはしません。9話「未熟DREAMER」のラストでもそうであったように、どうしても自分から本心を見せる事ができません。これまで自分の本心を隠して生きて来ざるをえなかった彼女だからでしょうか。

 

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「わたくしはどっちでもいいのですわよ...別に。」

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「せーの!」

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「「「ダイヤちゃん!!」」」 

 これまで妹のルビィちゃんの前でしか見せた事のなかった表情。それを初めてAqoursに見せたという事は、そういう事なんですよね、きっと。

「ダイヤさん」としての在り方はそのまま受け入れ、その上で「ダイヤちゃん」と親しい距離で接してくれるAqours。まさに「何かを掴むことで何かを諦めない」を成し遂げた瞬間だったのかな、と思います。

 

 

 

・黒澤ダイヤという人 

「結局のところ、私は私でしかないのですわね」という言葉は、彼女の「網元で名家の長女」としての生い立ちから、若くして人生を諦観してしまった自身の人生観と、Aqoursの中での自分の在り方すら重なって感じられてしまった。そんな気持ちから生まれたものだったのではないかと思います。

ダイヤちゃんにとって2年前のAqoursは、自分を特別扱いしない仲間がいて、等身大の自分でいられる唯一の場所でした。彼女にとってAqoursは、自分が自分らしくいられてそれを受け入れてくれる仲間がいる、何物にも代え難い大切な居場所であったはずです。

ところが、2年の時を経て新たな仲間とともに再結成したAqoursでは、スクールアイドルとしての自分でありながら「ちゃんとした自分」である事が求められるようになり、いつしかその立ち位置が自分の居場所になってしまった。

本当はみんなと同じようにフランクに、気を遣われることなく親しく接して欲しかった彼女にとって、「ちゃんとしている自分」≠「ダイヤちゃんと呼ばれる事」だったのでしょうね。結果として、ありのままの自分を受け入れられる事と、親しい間柄で接してもらう事の希望が叶えられる事になり、「網元で名家の長女」としての彼女すらも救われる事になったのではないかと思います。

 

1期の頃から自分の本心を語る事の無かった黒澤ダイヤ待望のお当番回。この上なく繊細かつ緻密で、かと言ってシリアルで悲劇的に描かれる事もなく、笑えて泣けて、とにかくあったかくて、じんわり心が温かくなる素晴らしい回でした。ありがとうラブライブ!サンシャイン!!

 

 

 

・ED考察

来るかなとは身構えていましたが、身構えていても黒澤ダイヤソロの「勇気はどこに?君の胸に!」にはあほほど泣かされましたね............

ありしゃの素直で真っ直ぐな歌声が実は大好きなんですけど、あの歌声がまたストレートに心にぶっ刺さるんですよね.....ほんとしんどい。2期のサントラに収録されるのでしょうけれど、待ち切れません。

 

 

と思って、完全に油断してましたよね

 

 

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実はこのカットで違和感を感じて「おい?!まさか??」と思ったのですが

 

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なんか、曜ちゃん来たんだが・・・

あれ??不意打ちで死んじゃったよ私。

 

「恋になりたいAQUARIUM」のMVを踏襲したシーンがあったから曜ちゃん回?そんなわけありません。満を持してのダイヤちゃん回です。

ではダイヤちゃん包囲網を敷いた黒幕としての曜ちゃん回?そんなわけありません。あくまでかなまりの二人あっての包囲網です。

そこで、私が考えた仮説がこちらです。

 

 

・1話

千歌ちゃんは最初はアメリカ行きの資金を姉や親に頼ろうとしたシーン部分がありましたが、説明会が中止になった事は言わず自分で抱えました。そしてバスを待たずに自分の足で走って学校まで行き、自分たちの力でキセキを起こす事を決意し、Aqoursをネクストステップへと導きました。

・2話

花丸ちゃんは「親の知り合い」ではなく自分の知り合いにお寺を借りました。周りと協力しつつも初めてAqoursのために自分から一歩を踏み出し、Aqoursを成長へと導きました。

・4話

1話では曜ちゃんは父親のコネで練習場所を借りていましたが、部費問題は以前自身がアルバイトをしていた経験を生かし、自力で解決に導きました。またダイヤちゃんを含めたAqoursの前進も、曜ちゃんの存在があってこそでした。

 

現状根拠が薄く説得力には欠けますが、Aqoursの活動の中で自分の一歩を踏み出して成長、また自立を果たした人物がバスを降りるのではないか、と考えています。

きっと5話では善子ちゃんがそれにあたるお当番回になると思いますが、先が楽しみですね。

 

 

はい、私からは以上です!

 

 

13000字にも及ぶながーーーい記事を最後までお読み下さったあなたに、お礼を申し上げますわ。ラブライブ!サンシャイン!!に真剣なあなたの事が・・・スキよ♪

 

すまn