あきの忘備録

あきのの外部記憶装置

「勇気はどこに?君の胸に!」ED映像について考えてみた

あきのです(*> ᴗ •*)ゞ

 

ラブライブ!サンシャイン!! 2期エンディングテーマ曲

 「勇気はどこに?君の胸に!」

 

めちゃめちゃ好きです。

 

個人的な好みで言えばOP曲よりブッ刺さりました。既に何度泣いたかわかりません。早くフルで食らいたい気持ちが抑えきれませんが、2話以降で歌唱を担当するメンバーも変わるでしょうし、演出やカットが変わる可能性もあります。

 

ですのでまずは、2話放送の前にED映像と絡めてファーストインプレッションと考察を記しておこうと思います。

  

 

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千歌ちゃんの逆上がりのシーンから流れ始める印象的なピアノのメロディ。最高ですよね..........この部分は劇伴なのでしょうか、それともイントロなのでしょうか。

 

いずれにせよ、1話のラストシーンからのEDの流れ、"控えめに言っても神" でしたね。

力強いドラムの音と共にギターが鳴り、シンフォニックでキラキラしたサウンドが押し寄せてきます。まるで紙飛行機を舞い上がらせる上昇気流のように!

映像と相まって、1話からまるで最終回のようなカタルシスを感じたのは私だけではないはずです。

 

 

 

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 「勇気を出してみて ほんとは怖いよ」

 「僕だって最初から できたわけじゃないよ」

 

ラストシーンで朝陽に背中を押された千歌ちゃんが、そのまま勢いに乗って駆け出したかのような導入!!あまりに素晴らしい。。

波打ち際を一心不乱に駆け抜ける彼女の、頭上から差す太陽の光と水飛沫が眩しいです。

曲が刻むリズムと同じテンポで駆けていく映像がめちゃめちゃ良いし、裏でポコポコした音 (呼称分からないけどわかって) が徐々にピッチを上げながら鳴ってるのが最高に気持ち良い!!

 

歌詞がまた良いですね。0地点にいる人にも手を差し伸べてくれるあったかさ。0を1にしたAqoursだからこそ言える言葉ですが、ありのままの素の自分を晒け出してくれている所に、何もできなかった自分の過去をも受け入れた事の強さを感じます。

 

 

 

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 「いっぱいつまずいた」

 

梨子ちゃんがピアノと向かい合ってきた時間と、その苦悩を思い起こさせる歌詞ですね。それを乗り越えた今だからこその この笑顔。天使か。

 

ここからの一連のカットは千歌ちゃん視点っぽいですね。

 

 

 

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 「悔しい思いが」

 

1期8話「くやしくないの?」を思い出して胸が締め付けられますね。ああして本音を伝えたからこそ、今の曜ちゃんのこの笑顔。天使です。

とびっきりの笑顔を見せる前の、一瞬だけ見える素の表情にドキっとしてしまいます。というかドキドキが止まりません。「あ、やべ見つめてんのバレた」って気がして画面越しなのに狼狽えてしまいます。肩と首の狭間で自由に遊ぶ毛先が愛おしくて死にそうです。推しがかわいくてつらい。誰か助けて。

 

 

 

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 「強さをくれたんだ」

 

お互いが背中を押される事で自分の壁を打ち破り、スクールアイドルとしての一歩を踏み出した1期4話「ふたりのキモチ」を思い出す歌詞ですね。

まるルビィよしこのいつもの順番でひょっこり顔を出す3人。いつも縦に列になっている姿はだんご🍡みたいです。ちょっぴり幼なくて賑やかで、いたずらっ子な1年生のかわいさが溢れてます。

 

 

 

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 「諦めなきゃいいんだ」

 

諦めないことで繋がったんですよね。鞠莉ちゃん戻ってきてくれてありがとう という気持ちしかない。2期1話を見た後では「きっと...諦めたくないんだよ。諦めたくないんだよ。」と話した千歌ちゃんが思い起こされました。力強い歌詞が眩しい。

 

このシーン、ころころ変わる3人の表情が愛おしすぎてカットが選べず。結局全部貼り奴。2枚目のダイヤ様だいすき。3人のあどけない素顔の表情よ。この3年生組の空気感、ありえん尊い。ほんましんどい。まじで頼むから一生そのままでいてくれ。

 

 

 

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 「信じてみたいと君の瞳が濡れて」

 

夕焼けに染まる空を背景に涙を零す千歌ちゃん。 

彼女の涙はなぜ、こんなにも美しく私たちの目には映るのでしょうか。

2期1話冒頭でひとり涙を流す所から始まり、最後には「もう泣かない」とひとり決意した彼女の気持ちを代弁しているようでありながら、"君" という言葉が指す対象は私達自身でもあるように思います。

未来への希望を信じてみたい。その涙の裏に隠された気持ちは、自分の弱さや境遇に対する悔しさ。目を見開いて呆然とする彼女の表情は、まるで絶望に直面しているかのようです。そんな彼女の周囲に舞い上がる無数の白い羽。

どんなに絶望的に映る情景の中でも、希望の白い羽は再び舞い上がる。その事に気付き、希望を掴み取れるかどうかは自分の心の在り方次第。

 

絶望と希望が織り成すアンビバレントな情景。そこに彼女の葛藤を、心の動きを垣間見ているからこそ、これほどまでに美しく私たちの目には映るのかもしれません。

 

 

 

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 「迷う気持ちも」

 

無防備なまま海中に沈みゆく千歌ちゃん。前のシーンで涙を滲ませて瞼を閉じた彼女の心情風景でしょうか。涙の中の世界なのかもしれません。

思考の海の中で希望を探して迷う描写は、1期2話「転校生をつかまえろ!」で「海の音」を聴こうとするあのシーンを想起させます。

海 (Aqours) の中で彼女が迷いの末に辿り着く答えは何なのでしょうか。

 

しかしまぁなんという美しいシーンよ。海面に差し込む光の鮮やかさ、ダイナミックで繊細な気泡の描写、そして海面から海底への深い青のグラデーション。

映像のどこを一時停止しても息を呑む美しさですし、動画も水圧と重力を感じさせるような見事な動きになっていて、本当にすごい。(知識と語彙力の限界)

 

 

 

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 「なみだも」

 

の瞬間が海のカット。やはり "涙"="海" の隠喩で描かれているように思います。

 

 

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 「バイバイ」

 

海面から勢いよく飛び出す千歌ちゃん。

振り切った勢いで水飛沫が美しい弧を描き、希望に満ちたその目は真っ直ぐに太陽を見据えます。

 

"涙=海" を飛び出した彼女の姿は、迷いを振り切って輝きを目指す2期1話のラストシーンのAqoursを象徴しているかのようです。

はたまた、

"海=Aqours" を飛び出して "太陽=輝き" を見据えるその姿は、Aqoursの中にいる自分を経て、何者にも捕われない自分自身の新しい輝き方を見つけるという隠喩なのか。

 

前者の素直な受け取り方のほうが、"千歌ちゃんにとって輝くということは自分ひとりじゃなくて、誰かと手を取り合い、みんなと一緒に輝くことなんだよね" という1期11話「友情ヨーソロー」で語られた、千歌ちゃんが見つけた輝き方に沿えていますね。

後者は曲解ですが、何が起こるのか分からないのが未来。先の展開が楽しみです。

 

 

 

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 「さぁ出発だ!」

 

千歌ちゃんのダイナミックな動きで視線を画面右側に引き付けてからの、白い鳥が画面左側に向かって横切り、そこから更に画面左側の太陽に向かって視線を誘導しています。

このたったの一瞬でグイグイに引き込まれて、圧倒的なパワーでガンガンかまして来るこのアニメーションのチカラ。

 

しかもそれだけじゃなく、曲の展開と映像の連動も。

 

このシーンの直前までドンドン強めに鳴っていたバスドラムの音が「さあ出発だ!」の瞬間に消えて、無音の中で白い鳥が飛び去る映像がもたらす爽快感、サビに向かって突き抜けるカタルシス。

 

 

もう、本当に、手放しで、ここ全部最高。大好き。

 

 

 

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 「何度だって追いかけようよ 負けないで 」
 「失敗なんて誰でもあるよ 」

 「夢は (消えない) 夢は 」

 

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 「  (消えない)  」

 「何度だって追いかけようよ 」
 

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 「負けないで 」
 「だって (今日は) 今日で (だって) 」
 
もうね、歌詞が良すぎていつもサビで泣かされます。
夢は消えないし、失敗しても良い。何度追いかけたって良い。
普遍的でごくシンプルな当たり前の事を歌っているようで、でもAqoursが歌うからこそ強く心を揺さぶる歌詞だと思います。彼女たちの物語が、生き様が、中の人も外の人も一緒くたになって一気に心に雪崩れ込んでくる。
コーラスで同じ言葉を重ねて来る所が本当に強くて、なぁ。大人になってからはこんなに真っ直ぐな言葉で背中を押してくれる人、そうはいないですよね。泣くわこんなの。
 
バスの中の9人が視聴者側に向けてメッセージを送ってくれてるような視点です。
1期の物語になぞらえて、だんだん仲間が増えていくような絵になってると思います。9人バージョンの歌唱では、だんだんユニゾンが増えていく展開になるのでしょうか。
 
このバスのシーンの9人、やけに幼く描かれてて (デフォルメされてる感じ?) 表情や仕草も本当に無邪気な感じで。その彼女たちがこの歌詞を歌ってる事が、ものすごい純粋なメッセージ性を生んでる気がします。
 
このシーンにおけるバスは、Aqoursというユニットその物の象徴ではないかと思っています。つまりスクールアイドルという "容れ物" としての "Aqours"。
バスの外の世界、眩しいですよね。光が差してくる方向と逆の窓からも輝きが溢れています。「外の世界は輝きに満ちているよ」っていうメッセージでしょうか。もしくは心が変われば世界も輝く、というメッセージかもしれません。
 
 
 
もしくは 夢・・・? 
 
 

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 「目覚めたら 」
 
千歌ちゃんがバスを降りるシーンで「目覚めたら」の歌詞が来ます。
ここで言う "目覚め" を "自分の心が変わる事=覚醒" という意味で内的な世界の目覚めとして捉えるべきか、それとも "自分の心が変われなくても朝は来る" という外的な世界の目覚めとして捉えるべきか。
 

どちらの捉え方でも意味が通る歌詞だと思われるので、敢えて解釈を限定する必要はないのかもしれません。

 

前述したようにバスを "Aqoursという容れ物" として捉えた場合、バスを降りるという行動が表すのは... "スクールアイドルとしての自分" 以外の輝きへの可能性。

もしくはバスを降りるという行動が "終点" もしくは "バス停" に着いたからという外的な要因に依るものか。外的な壁をどう乗り越えていくかが2期のひとつの課題であると思われるので、後者はまず無さそうですね。

かと言って前者もラブライブらしからぬ仮定になってしまいますが、奇しくも海面から顔を出した千歌ちゃんが太陽を見つめるシーンと、同じ展開を示唆していると解釈する事ができます。

自分で提唱しておいてなんですが、受け取り方に困っています。

 

 

 

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 「違う朝だよ

 

2期1話のクライマックスのシーンを想起するような歌詞ですよね。

陽射しが浮かぶ鮮やかな海を背景に、優しくこちらに微笑みかける千歌ちゃん。

 

聖母ですね。

 

ここの千歌ちゃんソロパート、めちゃめちゃ良くないですか?私は初見の時ここで「あーーーもうだめだーーーーー。」ってなりました、なんか歌声が直で涙腺に来る感じ。

このカット、2話以降では差し替えがありそうですよね。お当番回としてメインでエピソードが掘り下げられたキャラクターが出てくるのでしょうか?そうなるとソロパートも変更がありそうですし、もう、怖い。絶対しんどい。

 

この背景の海、ハッとするような鮮やかな青で奇麗ですよね。まさに "目が覚めるような青" だと思うので、歌詞との連動も見事にキマってるかと。

 

 
 

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1期のEDと同じ並びで太陽を見つめる9人です。

1期EDではどこか憂いを帯びたような笑顔だったのが、2期EDでは全員が希望に満ちたような笑顔になっています。目を見開いて輝きを見つめている所と、少し口角が上がっている所がポイント。

 

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 「ああ 太陽が 」
 「笑いかけるよ」
 
「太陽が笑いかけるよ」をOP曲の歌詞の「味方なんだ空もこの海も」と同義として捉えれば、「さあがんばるんだと輝いてるよ」というメッセージになりますね。
 
OPの映像のラストのカットでは夕陽に向かう9人の姿が描かれていましたが、EDの映像では朝陽に向かっています。終わりが始まりに繋がるという構成が、"輝きの円環" を描くというラブライブのテーマのひとつを見事に表しているかと。
※追記
両方とも夕陽ですよ、とのありがたいご指摘を頂きました。事実と違う情報を拡散するわけにはいかないので訂正しておきます。大変失礼いたしました。
 
 
 
1期のEDと同じ構図、同じポージングで並んで立つ9人ですが背景の景色が違いますね。このシーンは太陽に向かう事に意味があるので、季節が変わり太陽の登る位置が変わったためかと推測されます。
※追記
1期EDの海岸は島郷海水浴場で、2期EDの海岸は三津海水浴場であるとのご指摘を頂きましたので訂正させて頂きます。大変失礼いたしました。
 
 

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実写かと見紛うようなリアルな動きを見せる波。

ダンスシーンだけでなく、美しい情景を描くためにも惜しみなくCGの技術を注ぎ込んでくれる所。クリエイターさんの愛と情熱の結晶ですね。ありがたいことです。 

 

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ラストのカットですが、砂浜に書かれた「Aqours」が1期EDと2期EDでは向きが逆さになっていますね。

1期EDの方は太陽に背を向けて字を書くかたちになりますが、2期EDでは太陽と向かい合って書く構図になります。こっちの方がAqoursらしい気がしますね。

もしくはシンプルにカメラワークが変更になっているので、アングルをカットせずに文字を見せるために逆さにしただけかな、とも思っています。

 

細かいことを言うと、2期EDでは文字の周りに靴がない事も少し気になります。

単純に寄りのアングルのカットだから映っていないだけかもしれませんね。靴だけ残っているカットだと、絵的に縁起悪いという配慮でしょうか。

 

 

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ちなみに筆跡は1期のEDとも1期3話のダイヤ様のものとも一致しません、誰が書いたのでしょうか。2期EDは丸文字っぽいので千歌ちゃんかなって想像してます。

Aqours→AqourSのように「S」の字が大きく書かれてるのは、「みんなで叶える物語」の "みんな" を意識してるのかなって思ってます。そうだったら、なんか嬉しい。

 

 

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さて、この「勇気はどこに?君の胸に!」で満を持して登場した "君" というキーワード。一体どんな曲なのかとワクワクしていたら、期待を遥かに上回るような直球で "みんな" に向けられた応援歌でした。

 

 

それは0を1にできた "いま" のAqoursだからこそ歌える等身大のエール。誰もが胸に抱く小さな願いを、その夢を追いかける事を強く後押ししてくれる歌。

Aqoursはきっと "キセキ" を起こす。"みんな" の先陣を切って駆ける風になる。それでも彼女たちは "君" である私たちを絶対に置き去りにはしない。Aqoursは私たちと共に輝くための上昇気流となり、一緒に地平の向こうの輝きを目指してくれるでしょう。

 

そんな無謀な挑戦を信じたくなるような、勇気を貰えるようなパワーをこの曲から感じました。これからのAqoursが紡ぐ物語がこの曲に更なる輝きを与えてくれると思うと、自分もうかうかしていられない、という気持ちになります。

 

この温かく力強いメッセージをしかと受け止めて、この曲をずっと大切にしていきたい。そう思いました。

 

 

 

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我ながらハチャメチャな解釈だと思うような考察もぶちまけてみましたが、予想を見事に裏切る展開が来るのか、ダークホースで的中してしまうのか先が楽しみです。

私からは以上!長くなりましたが、お付き合い頂きありがとうございましたんたん!