あきの忘備録

あきのの外部記憶装置

気付いてるよ、そうでしょ?

逢田さんが作詞に挑戦したいと話していたのは、確かアーティストデビュー時のインタビューだったと記憶してる。

 

嬉しかった。

 

逢田さんはそういう人だと思ってきたから。そういう人と言うのはつまり、そういうこと。言葉にするといろいろ大変なので割愛します。

それに逢田さんは特異的に感性が豊かな人だから、人とは見えてる景色が違うと思う。例えるならそう、世界を構成する色の数が多いような。虹が11色ぐらいに見えてるような人だと思う、もしくは匂いや温度にすら色が見えていそうな感じ。感じる情報の量が自分の処理能力を越えてしまい、意思に関係なく自分の中に入ってくる何かで氾濫してしまうような人。

逢田さんは抽象的な事柄を言語化する能力に長けていて、特に自分の気持ちを言葉に当てがう才能があると思う。話や文章で感情に齟齬のない表現をアウトプットするために、言葉と言葉の連なりや文法を破綻させてでもニュアンスを通すセンスがある。違和感のある言葉の連なりが生み出すエモーショナルさがあって、話す言葉すら詩的。

 

そういう人だと勝手に感じていたから、逢田さんが作詞に挑戦したいと言っていたのが嬉しかった。「逢田梨香子の世界」が作詞というアウトプットで音楽になり、更にそれが彼女自身の歌で表現されるならば、それはもう至高の芸術でしょう。純度100%逢田梨香子の言葉だからこそ100%を超える感情が乗るはず、そこで生まれる歌には奇跡のような輝きがあるはずだと。

私は並大抵ではない期待をしていたのです、彼女の人間としての在り方をも美しいと感じているので。

 

 

 

そんなこんなで、逢田さんが作詞を手がけた初めての楽曲『Lotus』が世に放たれたわけですが、想像を遥かに超える傑作でした。

 

逢田さん、天才だと思う。 

 

ほんとに逢田さんらしい作詞。抽象的な歌詞から想起される多層的なイメージが、彼女が歌うことによって「逢田梨香子のいま」という一点に収束していく。どんな解釈も受け入れて肯定してくれるような、たおやかな優しさと強さを持った歌だと感じました。

 

 

 

『Lotus』すごい好きです、曲も歌詞も歌も全部好き。

曲も良いですし、イントロ開始3秒で勝利確信したぐらい好き。サビに向かって明るく開けていく疾走感のある展開も良いし、2番から軽快に駆け出していく感じも良い。ドラムとギターが気持ち良いですね、坂本真綾の『マメシバ』が好きな人にはわかってもらえると思う。透明感のある間奏も良い。あとサビのコーラスが1オクターブ下で入ってるのも、なんか不思議だけど癖になる。どういう意図で入れてあるんだろう、ライブで一緒に歌わせてくれるとかだったらめちゃめちゃ優しいな........考えすぎか。

あとやっぱ何と言っても歌が良いです。2番のA〜Bメロの部分、なんか歌詞を歌ってるのに言葉を話してるみたいな温度感のトーンだなって思ったり。

あぁ、いいなぁこの曲。ライブで聴きたいなぁ行ける予定ないですけど。

“永遠の中にある 切なさを” をライブでどう歌うのか想像がつかない。聴きたいなぁ。

 

 

 

ほんとは歌詞の解釈とか書きたくなってはてブ立ち上げたけど、歌詞が全部あまりに良すぎてやっぱ書くのやめます。無粋な気がしてしまった。

時間が過ぎ去っていく無常感とか、過去への憧憬や未来への眼差しとか、いまと永遠との向き合い方とか、愛、痛み、悲しみ、虚無、あらゆる想いと感情が、逢田さんが人生で感じてきたあらゆる全てが。ぐちゃぐちゃになった泥の中を抜けて、力強く花となるわけで。

 

なんて逢田さんらしくて、なんて美しいのだろうと。

 

 

 

 

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逢田さんの作詞、ほんといいなぁ。

『Lotus』の歌詞の何もかもが好きすぎる。

 

結局全然書きたいこと書けなかったので、オフラインでいつか誰かと話したいですね。

 

 

※当記事は全面的に筆者の妄想であり、曲の解釈も逢田さんという人物像ももちろん妄想です。事実と異なることが書かれているはずです。