あきの忘備録

あきのの外部記憶装置

スーパースタートしてしまったな

 

ラブライブ!スーパースター!!1話、最高とはこれのことか。

 

最高すぎて何も言えなくなってしまい、放送直後わたしは静かにツイッターを閉じました...。

 

.........そしてはてブを立ち上げました (なぜなのか)

 

 

 

 

 

実は昨夜は放送が楽しみで、ワックワクのあまり寝付けませんでした。

 

スーパースターはどんなお話になるんだろうって。

 

これまでのラブライブ!って、メンバーの多くがなんだかんだでスクールアイドルに興味を持ってたり、スクールアイドルが好きだから始めたパターンが多かったと思うんですけど。

Liela!の5人のうち、スクールアイドルじゃなきゃだめなんです!って人が可可ちゃんしかいなさそうだなって思ったんですね。だから他の4人がどんな経緯でスクールアイドルを始めるのか、めちゃくちゃ楽しみだったんですよ。

5人はそれぞれに好きなこと、やりたいことがあって、各々がその夢を叶えるためにスクールアイドルになるのかな って思ったんですよね。だからスクールアイドルになる最初のきっかけは目的じゃなく手段なんだろうなって。私を叶える物語は、スクールアイドルになればどんな夢も叶えられる自分になれる、ってことなのかなって。

5人が好きなことがバラバラで、みんなが違う景色を夢見ているとすれば、本来であれば同じ道を歩むことのない、交わることのない5人なのだと思います。

でもスクールアイドルなら、スクールアイドルならば5人が繋がることができる。本来なら交差するはずのない5本の道が奇跡的に交わる、それはきっと運命的な瞬間になるのだと思います。

この5人だからこそスクールアイドルをやりたい!と、違なる色を放つ5人の輝きがLiella!色の輝きになる、その道のりが、その瞬間が見たい!見たすぎる!!と。

思ってたら全然眠れませんでした。小学生か?

 

 

 

 

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.....で、さっき1話を見たんですけど、

 

開幕即、美声美少女の弾き語りシーンで覇権ヒロイン爆誕、からの即シリアスシーンとジェットコースター展開のあとで

とてもキラキラしたスクールアイドルとは似ても似つかない、超絶どんよりな澁谷かのんが現れたじゃないですか。いやマジ?これ誰?声低くない??って。

 

主人公っぽくないなって。

 

1話を通して彼女の言動、立ち振る舞い、そして何よりも可可ちゃんや友人達との関係の中での立ち位置が、完全にモブキャラじゃんって思ったんですよ。

ラブライブ!のモブキャラが言いそうなセリフ、やりそうな役割を担当しようとするんです。控えめっていうか、現実世界だったらそれこそ引き立て役になっちゃうような。

 

瞳のきらめきを失ってしまった、輝きを見失ったどこにでもいるような女の子。

 

そんなモブの女の子が、主人公の女の子になっていく。挫折から始まった澁谷かのんの物語だからこそ、モブ (視聴者) のみんなが共感し感情移入できる。これまでのラブライブ!シリーズの作品よりも、みんなに近い位置からスタートした物語なんじゃないかな、と私は思ったのでした。

 

ラブライブ!シリーズの主人公ポジションの子たちって、ゼロからのスタートではあったけれどその瞳には眩い輝きが宿されていたと思います。ゼロでもやっぱり主人公は主人公なんです。

現実世界でマイナス位置にいるモブな人からすると、主人公たちには憧れるこそすれ、スタート地点がゼロって時点で自分とは違う、そこに共感はない。ってなってもおかしくないと思うし、むしろそういう人って全然普通にいると思うんですよ。

 

でも、ラブライブ!スーパースター!!の主人公はまるでモブのようなマイナス位置から始まっていて。自分が大好きなことでの挫折を経験して、自分には才能がないのかもって諦めそうになっていて、それでも好きな気持ちに嘘はつけなくて、その葛藤の間で迷う自分を隠して生きていた。

 

めちゃくちゃリアルに等身大の普通の人なんですよね。

 

そんな普通のモブな女の子だけど、澁谷かのんは腐ったりいじけたり、妬んだり変に卑屈になったりしなかった。他者に対する思いやりに溢れていて、愛情を与えられる。そして自分じゃない誰かの大好きって気持ちを、まるで自分のことのように大切にすることができる。

 

めちゃくちゃ優しくて健気で、めちゃくちゃいい子ですよね。

 

自分が好きなことで挫折するのって心底しんどいし、何もかも嫌になって投げ出したくなる。外の世界を閉ざしたくもなります。それなのに、澁谷かのんの姿を見てくれ。彼女のなんと気丈なことか......。

 

夢を諦めないとか、大好きを諦めないって、自分に向いてないことに対してだと自分を縛りつけて苦しめることにも なりかねないじゃないですか。挫折ってそういうことだと思うんです。

だからこそ、1話のラストシーンで澁谷かのんが自分の大好きな気持ちをに嘘をつかなかったこと、大好きな気持ちを貫いたこと、そしてそれが彼女にとっておそらく、人生の主人公としてのスタートになったこと、その全てに胸の中をぐちゃぐちゃに掻き乱されたんですよね。

 

これは刺さったよ、刺さった。

 

 

 

澁谷かのんちゃん、マジでカッコいいわ.......。

 

 

 

 

 

何はともあれ、かのんちゃんが可可ちゃんと出会えて本当に良かったなって思いました。これからの物語が待ち遠しい!