あきの忘備録

@YOUsukominの外部記憶装置

シャイニーを探しに行ってきた話

 あきのです(*> ᴗ •*)ゞ

 

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 「輝きって一体、どこから来るんだろう」

 

 そんな千歌の、夢の中の回想から始まったラブライブ!サンシャイン!!2期。

 「輝き」を探して走りつづけたAqoursの物語は、とうとう夢の終わりを迎えようとしています。「ずっと一緒にいられますように」そんな淡い願いを胸に、束の間の夢の中で「輝き」を探した彼女たちは何を見付けたのでしょうか。

 そんなラブライブ!サンシャイン!!2期10話「シャイニーを探して」。

 

 

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 千歌が雨の向こう側に見付けた「星」が何だったのか。

 私はそれが知りたくなり、友人のれてぃ氏と共に10話放送の翌々日に沼津へと足を運びました。

というか連れて行ってもらいました。主に助手席で延々と渡辺曜ちゃんの話をしたり居眠りしたり渡辺曜ちゃんの話をしたりしました。

 

 

 

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 10話のラストシーンの舞台となった「西伊豆スカイライン土肥駐車場」。

 実際の地図と照らし合わせてみると、高海家である安田屋旅館からはこのようなルートを使ったであろうことが推測されます。当日は別ルートを使用しましたが、西伊豆スカイラインの峠道に入ってからは一本道なので、山道に入ってからは同じルートです。

 

 

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 千歌が窓の向こうの「星」の存在に気付き、鞠莉がY字路で左方向に進路を変更したシーンがこちらです。進路を変更する前には海沿いの道を走っている描写もありましたし、航空写真と比較しても概ね一致するように思われます。他に道がなさそうなことから考えても、このルートで間違いないのではないかと推測されます。

 

 

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 上記の地図をご覧いただければお分かりの通り、西伊豆スカイラインの峠道は想像以上に過酷でえげつないカーブの連続でした。一応二車線ではありますが路幅は決して広くはなく、対向車がセンターラインをオーバーしてきてヒヤッとする場面もありました。走り屋やロードバイクが下ってくることもあり、運転には十分な注意が必要です。初心者にはおすすめできません。

 

 

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 鞠莉は「(運転は)もうすっかり慣れてるから、心配しないでね」と豪語していましたが、あのクラッチ操作の様子から察するに......お察し ですよね。灯りの少ない暗い峠道を、それもあの大きさのMT車で初心者が走るのは普通に考えれば怖いはずです。そこはさすが鞠莉ちゃんといったところでしょうか、Aqoursのみんなといっしょだからこそできた冒険だったのだろうなぁ、と感慨深かったです。
 

 高校生の彼女たちにとって、鞠莉が運転する車で行き先も決めない夜のドライブなんて、それはもう非日常のハラハラ・ワクワクが詰まった大冒険だったことでしょう。飛行機でひょいっと北海道まで行ってしまうような彼女たちが、たかだか片道1時間ほどのドライブをまるで、船で大海原に漕ぎ出すかのような大冒険に感じている様子。それが私には愛おしくてたまらなかったです。

 

 

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 「まさか果南を乗せて走る日が来るなんて」と鞠莉は話していましたが、幼い頃からずっと一緒に過ごしてきた彼女たちにとって、ずっと身近にいる人が大人になっていく という確かな実感は得がたいものだったのかもしれません。

 ふとした日常の変化に、自分たちが「あの頃」から随分遠くまで来てしまった、と気付いたあのシーンが、私にはどうしようもなく切なく感じられてしまいました。それは終わりが来ることと向き合い、その中で精一杯の輝きを放つ物語だからこそ美しいと、そう理解していたはずの自分からは想像できなかった感情でした。

 

 私はいつの間にか、彼女たちの日常にずっと触れていたいと願ってしまうほどに深く思い入れ、愛着が湧いてしまっていたようです。「祝福しましょう、ふたりの新しい羽ばたきに」という9話ラストのダイヤの言葉が刺さります。

 

 

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 そんな鞠莉の運転席のダッシュボードには、地図ではなく星座早見盤が置かれていました。

 

 ハートの磁石をにぎって走る

 いまは 楽しいんだ それが!

(ずっといっしょに行こう)

 

 『未来の僕らは知ってるよ』の歌詞を思わせるモチーフですよね。星座早見盤は方位磁石の指し示す方角に合わせて使うものですが、彼女たちはハートの磁石をにぎってこころが輝く方へと向かいます。行き先も決めずに「輝き」を探して走る彼女たちに地図は必要ありませんでした。

 

 

 

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 そんな彼女たちが「星」を探して辿り着いたのは、西伊豆スカイラインの標高800m地点に位置する土肥駐車場。

 彼女たちが辿り着いたこの場所には一体どんな意味があったのか。それを確かめたく思い、彼女たちと違って日中ではありましたが私たちもこの場所を訪れました。



 

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 海側に面した切り立った斜面に位置するこの場所は、標高800mから海への展望が広がった絶好のロケーションになっています。作中では空は雲に覆われていましたが、日中はどこまでも広がる海と空の境界線を一望することができます。

 そして何と言っても、驚くほどに雲が低い。海の上に浮かぶ雲が自分と同じ目線か、それよりも下にあるかのように錯覚するような光景が眼前に広がります。

 

 

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 作中ではバスは雨雲を突き抜けて、雲の上に輝く星空へと飛翔しました。こころの羽ばたきは止まることを知らず、どこまでだって進んで行ける。そんなシーンもあながち夢ではないのでは、と思ってしまうような、そんな景色でした。大袈裟と思われるでしょうけれども。

 

 

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 写真撮るの下手くそでよくわかりませんね。この日は強い低気圧が接近していた影響で海から山へ登ってくる風がとても強く、車のハンドルが取られるほどの強風が吹き荒れていました。下から上へ上へと吹き上がってくる潮風は、私にはまるでAqoursの背中を押す追い風であるかのように感じられました。幼い頃の3年生組と同じように、ただひたすらに上を目指して車を走らせた彼女たちを思わせるような、そんな風が。

 制作陣が2期の舞台のロケーションを探した際にもきっと、この場所を訪れたことでしょう。酒井監督もこの風を感じてAqoursの姿を思い描いたのではないかな、などと想像しました。

 

 パノラマビューはれてぃ氏のこちらの動画をご覧ください。

 

 

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 山頂にほど近いこの場所はその名の通りただの駐車場で、ドライビングコースの休憩地点になっています。申し分程度に屋根のある休憩場所はありますが、他には本当に何もない只のだだっ広い駐車場です。

 

 実際に足を運んでみた最初の印象は、なぜ「ここ」なんだろう?でした。

 

 海が一望でき、空がほど近いロケーションならば他にも名所はあったはずです。しかも近くの山の頂よりも100〜200mほど標高が低く、中途半端なこの地点。2期のこれまでの物語で要所となるシーンでは、何度も「いちばん高い場所」が象徴的に登場していたにも関わらず、です。

 バスが空を飛んだ先で辿り着いた場所であれば、もっと高い頂を作品の舞台に選んでも良かったはずなのです。

 

 

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 しかし千歌は確かに窓の向こうの景色に「星」を見つけ、確かな意思でAqoursの向かう進路を変更しました。「星」は千歌のこころの中の景色にだけ存在した、輝きの象徴としての幻だったのでしょうか。

 

 

 

 

 戸惑いつつも私たちは駐車場に車を停め、例のあのシーンの場所に歩みを進めました。

 

 

 

 

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 アニメの作中と寸分違わぬ、紛れもなく全く同じ景色がそこにはありました。

 千歌や他の9人が降り立ったその場所は確かに、ただ静かに海を背にして存在していました。

 

 

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 そして私は、彼女たちと同じ場所に立って初めて気付きました。

 異質な存在感で、あまりに不自然に置かれた人工物の存在に。

 

 

 

 

 

 

 鉄棒が、間違いなく、紛れもなく「鉄棒」がそこに佇んでいました。

 

 

 

 

 

 

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 千歌が星座早見盤を空に向けてかざすシーンでも、確かに背景に不自然な人工物が描かれていました。しかしアニメの作中ではそれが何なのか気にも留めていませんでしたし、何度見た所ではっきりとした確証も得られなかったでしょう。

 

 

 しかし現地に足を運んでこの光景を目にした瞬間、私は稲妻が落ちたような衝撃を受けたと共に、絶対的な確信を得ました。

 

 

 

 

 

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 海辺の道を走る車中で千歌が見つけた「星」「浦の星女学院」です。

 

 

 2期1話では廃校を覆す「キセキ」を起こすことを9人で誓い、その決意の象徴として朝陽を背にして逆上がりをして見せた千歌。しかしやれることは全てやり切り、自分たちの限界を超えて最後まで足掻き切った彼女たちでも、廃校という現実を覆すという「キセキ」を起こすことはできませんでした。

 7話の屋上で9人が再び集まったシーンで、「輝けない」と言い切った千歌の言動を受け入れられなかった人は多かったことでしょう。しかし、彼女にとって学校を救いたい、そしてその上で輝きたい、という願いはそれほどまでに切なる願いだったのです。

 だからこそ、10話でSaint Snowと8人の前では現実を確かに受け入れていたかのように見えた千歌が、雨の降る暗闇の向こうに「星」=「浦の星女学院」を見たのだと私は思います。そしてそれは実際に目視できるものではなく、ラブライブ世界の「羽根」や「紙飛行機」のような概念。

 

 

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 「キセキ」は起こせなかった。

 暗闇の中で「輝き」を探す千歌には鉄棒の存在は目に映っていません。千歌にとってのひとつの「夢のカタチ」であった、「廃校を覆す」という「輝き」は失われてしまった。だからこそ千歌は、ここではもう逆上がりをしない。

 「自分たちだけの輝き」を探す千歌の姿と、背景としてただそこに存在する鉄棒の対比があまりに鮮烈な哀しみを突き付けてきます。

 

 

 意識して本編を見返してみると、数カットの背景に明確に鉄棒が描かれているのが確認できます。制作陣がこの土肥駐車場を舞台として選んだ理由として、ほぼ間違いなくこの鉄棒の存在が大きな意味合いを持っていたであろう、と私は推測しています。

 

 

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 2期1話のラストシーンでは、千歌は太陽の光を背に受けて逆上がりをしていました。しかし「キセキ」を起こせなかったという現実を経ても尚、「自分たちだけの輝き」を探し求める千歌の背中を、このシーンではバスのヘッドライトが照らしています。

 太陽に照らされるだけの自分たちではなく、星もない暗闇の元でも自分たちのチカラで「輝き」を探そうとするAqoursを象徴するかのようなカットになっています。

 

 

 

 

 2期10話もこれまでの話数と同じく、Aqoursの既存楽曲の要素が詰め込まれた物語になっており、『HAPPY PARTY TRAIN』のMVや『SKY JOURNEY』『届かない星だとしても』が挙げられます。ですが、恐らく私以外のサンシャインブロガーの方が楽曲を絡めた考察を行ってくれると思うので(丸投げ)、ここからは2期1話をなぞらえた要素とその意味を掘り下げたいと思います。

 

 

 

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 「あれ......千歌ちゃんは......?」と曜が千歌を心配する中、ひとりだけ遅れてバスに乗り込んできた千歌。2期1話で千歌が学校に遅刻してきた体育館のシーンをそのままなぞらえていますね。

 

 

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 千歌が「星」を見つけて進路を変更したあと、もう一度進路を変更するシーンがありました。千歌が見つけた「星」が「浦の星」だとすれば、「輝き」がAqoursの進路を変更する道標になっていると推測できます。つまり、これはこれまでのAqoursの軌跡をバスの進路で表現しているものだと思われます。

 

 最初の左折のシーンは2期1話でAqoursが「学校を救う」という方向に進むことを決意した運命の分岐点、右折のシーンは2期3話の「ラブライブ予備予選」と「学校説明会」の両方の道を選ぶことを決意した運命の分岐点。

 

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 こちらが2枚目の分岐のシーンの航空写真です。

 写真だとわかりづらいですが、分岐した2本の道が同じ道に繋がるルートになっています。 2期3話を象徴するようなルートですね。上記のふたつのシーンだけを見ても、制作陣がいかに精査して作中に登場させるカットを選んでいるかがよくわかりますね。

 

 

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 駐車場のカット。

 まるで行き止まりに突き当たったかのように停車したバスの先には道は無く、目の前の景色には崖のような斜面が待ち受けています。そしてバスの右側に「浦の星女学院」の象徴として存在する鉄棒。

 バスの進路をこれまでのAqoursの軌跡として捉えたときに、このシーンが意味するのは2期7話。廃校が決定したという運命の分岐点です。

 

 この先に彼女たちに残された時間は少なく、残されたAqoursのステージもあとはラブライブ決勝を残すのみ。「輝き」への道筋を探してひた走ってきたAqoursの軌跡も、ついに終着地点が見えてきました。そのことを踏まえると、バスが行き止まりで停車したことは今のAqoursの境遇と見事に重なります。

 

 

 つまり、バスの出発点である高海家での乗車シーンで2期1話を彷彿とさせるシーンを見せたのは、後半の展開にこれまでのAqoursとこれからのAqoursを描く意図がある、ということを視聴者に提示するための布石だったんですね。

 

 

 

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 更に視聴者にそのことを感覚的にも印象付けるために、バックで流れている劇伴も2期1話と同じ曲を、しかも同じ場所で流すという芸の細かさ。

 こちらの考察は生春さん(@Time_mrsi)の10話記事から引用させて頂きます。

 

 

そして千歌の家から鞠莉の車で走りだした九人

ここで流れ出すのは#1のラストでも使われた二番目の裏メインテーマです。まさかの二連続で二期の裏メインテーマですね

実はここ、一話と流れ始める場所が同じなんですよね。自宅から走りだして学校に向かう千歌に合わせて第二の裏メインが流れた#1

ここでは同じように千歌の家からスタートして海沿いの道を走っていきます。ですが、向かう先は違います

トリスのメモ帳(20) 続・サンシャイン!!のOSTがヤバい 二期十話 感想 - トリスのメモ帳

 

 2期の劇伴の考察に関しましては、生春さんが「トリスのメモ帳」で詳細な考察をされています。非常に綿密かつマニアックな内容で、サンシャインファン必見の記事です。是非ご覧になってみて下さい。


 

 

 

 最後にもうひとつだけ。

 2期1話まつわるお話をしてこの記事を締めたいと思います。

 

 

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 2期1話は千歌のの中の回想シーンから始まりました。

 

 

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 「輝き」に手が届くことを夢見てきた千歌たち。

 それは千歌だけでなく他の8人も同じで、幼い頃に夢見た「輝き」の原風景には皆「星」の存在がありました。そして幼い頃の果南がそうしたように、少し大人になった彼女たちも、同じように星座早見盤に自分たちの手で星を描き加えました。

 

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 それは自分たちの手で未来を変えようとする意思の表れであり、神様すらも勘当するとうそぶいてみせた、鞠莉自身の願望の表れのようでもありました。

 

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 そんな強がりを見せた鞠莉も、流れ星の前では手を合わせて祈りを捧げます。

「ずっと一緒にいられますように」

 幼い頃の3人の願いと今の3年生組の願いはきっと同じ。「夢のカタチ」が3人から9人に変わったとしても、鞠莉の願いは変わっていないでしょう。

 失ってしまった2年間、覆せなかった廃校。そのふたつの過去は取り戻すことはできません。それでも「あの頃」に星に祈ることができなかった鞠莉の願いを、それを願う機会だけでも取り戻すことができたなら。

 過去を取り戻すことはできないけれど、未来への願いは取り戻すことができる。だからこそ、あまりに多くの大切なものを失ってしまった彼女には、せめて流れ星でいっぱいの星空だけでも与えられて欲しいと私は願います。

 

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 事実として、幼い頃の3人の願いは千歌たちの存在がなければ叶わないものでした。千歌たちの存在が介入していなければ、3年生組はすれ違い、仲違いしたまま高校を卒業し、例え3人が内浦に残ったとしても、永遠に離れ離れになっていたかもしれません。

 しかし千歌たちがいたからこそ、3人はまた一緒になることができた。3人では叶えられなかった願いが、9人では叶えることができたんですよね。

 果南は言いました、「1年前なら鞠莉の留学を止めたかもしれない」と。

 3人では繋ぎとめることができなかった未来が、9人ならば繋いでいける。果南の言葉にはそんな気持ちが隠されていたのではないかな、と思っています。

 

 

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 彼女たちはいま、「スクールアイドル」という束の間の「夢」の中にいます。

 その輝きは虹のように不確かで儚く、流れ星のようにな一瞬のきらめきです。学校を救えなかった現実の先には更に3年生組の卒業という現実が待っていて、彼女たちが学校のみんなの「夢」を背負い、また自らも「夢」の中にいられる期間は、残りたったの3ヶ月。
 どうかこの瞬間がずっと続いて欲しい......そう願っても終わりの時は必ず来る。それゆえに彼女たちの「願い」は未来に向けられていて、だからこそ彼女たちの願いはこんなにも美しい。私たちもいつか終わりの日が来ることを受け入れなければなりません。

 

 

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 星座早見盤には、新たに9人分の星が描き加えられました。

 彼女たちの頭上に満天の星空が広がっていたのなら、自分たちの手で星を描き加える必要はなかったかもしれません。全ては夢の中のお話だったと、そう捉えることもできるでしょう。

 それでも想像してみてください。卒業後の鞠莉の未来を。

 「ずっと一緒にいられますように」という願いを胸に、ひとりでイタリアに留学する彼女はきっと星座早見盤を海の向こうに連れて行くでしょう。鞠莉は遠いイタリアの地でも同じように、雨空の下で星座早見盤をかざすかもしれません。その時そこに9人分の星が描かれていたなら、きっと鞠莉のこころの空は晴れると思います。

 彼女たちが自分たちの手で新たな星を描いたことに、敢えて理由をつける必要もないとは思います。そして受け取り方も自由です。

 ただ、鞠莉たちの星への祈りはきっと届く。私はそう信じています。

 

 

 

 

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 空気が澄み切った今の季節であれば、彼女たちが見上げた星空と同じような景色が実際に見られるかもしれませんね。次は私も真冬の夜中に訪れてみたいと思います。

 とは言え、この冬は寒さも厳しいですし標高1000m近い西伊豆スカイラインは雪が降れば危険な道になりそうです。足を運ばれる方は十分にお気をつけ下さいね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・余談

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きれいに記事を終わろうとしている自分が気持ち悪くて無理!!!!

小学生ぶり??に逆上がりやってみたらできたから見て!!!!!!

 

あとあれです、鉄棒がそこにあるの本当に謎なのでロードバイク用のバイクラックかなと思ったのですが、バーの位置が高すぎるので普通に鉄棒ですねこれ。以上です。