あきの忘備録

@YOUsukominの外部記憶装置

『RED GEM WINK』のステージを振り返ってみる話

黒澤ルビィちゃん、お誕生日おめでとう🎉🎂

 

ルビィちゃんの誕生日に乗じて寄せて今更ではありますが、Aqours 3rd LIVE 大阪公演のあとに書いてお蔵入りになってしまった記事の一部を公開させて頂きます。

ライブの感想と振り返りのようなものです。ふりだけにね。

大阪公演の2日目を思い出しながら読んでもらえたら幸いです。

 

 

 

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・プロローグ

 

ライブの感想の前に、大阪公演の前日に私の地元である長野で友人から聞いた話をさせて欲しい。

ラブライブを知らない、別界隈のオタクの女の子から聞いたお話。

 

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ある時その子がオタク友達とカラオケに行ったら、曲が入っていない時のJOYSOUNDの待機映像でAqoursちゃんが出てきたそうな。

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すると彼女の友人が突然、「あたし、ふりりんと同級生なんだよね」って話し始めたんだって。出身高校が同じで、多分クラスは違うんだけど面識はある ぐらいの関係。

「"声がすごいかわいい子がいて、声優志望らしい" って学校でも有名だったみたいなんだけど、多分放送部やってたからかな。(容姿が)可愛いは可愛いけど、学校じゃそこまで目立つタイプの子じゃなかったんだけど......今はこうして、ふりりんが黒澤ルビィ役の声優としてみんなに夢を与える存在になれてるから、すごく良かったなって。」

って、そう話してくれたんだって。

まだ何者でもない、ひとりの夢見る少女だった同級生との、画面越しでの数年ぶりの再会。長野という田舎で素朴な高校時代を過ごした同級生が、いつの間にか夢を叶えて画面の向こう側でキラキラ輝く人になっていた。そんなお話。

 

 

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ライブの感想に話を戻そう。

舞台は6月17日(日)の大阪城ホール、大阪公演2日目。

ソロ楽曲群パートの2曲目に控えていたそのステージは、前曲『Beginner's Sailing』で青く染まった会場の興奮が冷めやらぬ中、間髪入れずに幕を開けようとしていた。

スタンド席の端に宝石箱が現れると会場は鮮やかなピンク色に彩られ、観客は固唾を飲んでその瞬間を見守った。

 

 

 

・RED GEM WINK

 

宝石箱に仕立て上げられたトロッコをスポットライトが照らすと、箱の中から輝きが解き放たれた。

紛れもなく、"黒澤ルビィ" がそこにいた。

一面ピンク色に染まる会場に現れたその女の子は、ちょっと時代錯誤で派手な、でもたくさんの憧れが込められたアイドル風衣装に身を包み、8000人もの観衆の中に立った。

そして絹擦れのような小気味良い音で、彼女は短く笑い声を上げた。

キュッ とか キャッ とかそんな声だったように思う。箱から飛び出すと観客席があまりに近くて、意図せずに出してしまった声をマイクが拾ってしまったようだが、その愛嬌ある声色は「いまこの瞬間、ここに間違いなく黒澤ルビィがいる」と本能的に直感させるようなものだった。不思議なことに、黒澤ルビィは実在する。

まるで夢のようにイントロが流れ始める。

浮遊感あるシンセのメロディが会場に広がり、リバーブが空間を埋めていく。耳に残るメロディラインに意識が溶けて、現実世界からフェードアウトしていく。

 

ミドルテンポの懐かしい雰囲気のサウンドに乗せて、とびっきりの笑顔を振りまいて、彼女は嬉しそうに歌っていた。キラキラと光るサイリウムの海の中をトロッコが通るたび、盛大な歓声が上がった。彼女のマイクがその声を拾ってしまうほどに大きな歓声が。

私たちはリズムに合わせて身を揺らしながら、その光景を温かく見守った。彼女を照らす眩いスポットライトに照らされて、スタンド席で彼女を迎えるファンの姿が浮かび上がる。誰もが皆、最高の笑顔だった。あのステージを目にした全ての人が、きっと同じように黒澤ルビィに夢中になった。

その光景を見て私は、「あぁ、ルビィちゃんはついに憧れだったスクールアイドルに、"本物のスクールアイドル"になれたんだな」と思うと、涙が止まらなかった。スクールアイドルを夢見た内気な少女が、あの大きな会場でたったひとりで、たくさんの人を照らす輝きになったのだと。みんなに夢を与える存在になったのだと。

 

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同時に、ライブ前日に聞いたふりりんのエピソードが黒澤ルビィの姿と重なった。そんなに目立つタイプじゃないと言われていたひとりの女の子が、声優になるという夢を叶えて、みんなに夢を与えられる人になった姿と。

 

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ふりりんはルビィちゃんと一緒に夢を叶えてきたんだな。と思ったら、もうだめで、さめざめと泣いた。

ふりりんがみんなに愛されてよかった、ルビィちゃんがみんなに愛されてよかった。

 

 

 

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・エピローグ

 

っていうのが大阪公演2日目の翌日に書いたままお蔵入りになってた話なんですけど、この曲に関して浦ラジやインスタ等で裏話が明かされてましたよね。

 

「ソロ曲の演出はそれぞれで色々アイディア出したの?(カンペ)」

そうなんです

「自分たちが本当にやりたい事をやっていいよ、アイディア下さいって言われて」

「叶っちゃったよね、本当にやりたいことが」

 

 第何回か忘れたけどラブライブ!サンシャイン!! Aqours浦の星女学院RADIO!!!より

 

www.instagram.com

 

ルビィちゃんが宝物のように大切にしてきた、スクールアイドルへの憧れ。溢れるほどのキラキラやカワイイが詰め込まれたその気持ちを、その輝きを、宝石箱から解き放ってあげたい。ルビィちゃんの輝きを伝えてあげたい。それがふりりんがこのステージで叶えたかったことだとすれば......

恐らくですが、アニメの中のルビィちゃんが手掛けてきた衣装は「自分ではなく他の誰かに似合う衣装」「自分以外の誰かのために作る衣装」だったように思います。自分自身の趣味嗜好を反映させたデザインはあったとしても、「他の誰でもなく自分が着たい100%自分の好きな衣装」を作ってステージ上で着る機会はなかったのではないでしょうか。

だからこそ、ルビィちゃんが胸の内に秘めていた「好き」や「憧れ」の詰まった衣装で黒澤ルビィとしてステージに立ちたかった、黒澤ルビィをステージに立たせてあげたかった。のではないかな。と、私はそんな風に想像しています。

もしそうだとすれば、ルビィちゃんはふりりんに夢を叶えてもらったことになるのかな、なんて。

 

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「マルと一緒に図書室で過ごしてくれたその子は、とても優しくて、とても思い遣りがあって、でも気にしすぎな子。素晴らしい夢も、キラキラした憧れも、全部胸に閉じ込めてしまう子。その胸の扉を思い切り開いてあげたいと、ずっと思っていた。中に詰まっているいっぱいの光を、世界の隅々まで照らせるような、その輝きを、大空に放ってあげたかった。それが、マルの夢だった。 」

ラブライブ!サンシャイン!!1期4話『ふたりのキモチ』より

アニメの作中で花丸ちゃんがルビィちゃんを想っていたのと同じように、ふりりんも彼女の輝きを解き放ってあげたいと思ったかもしれません。

しかしアニメの中では姉であるダイヤちゃんや親友の花丸ちゃん、そして他のAqoursメンバーのために衣装を作ること、同じ衣装を着ることが彼女にとっての一番の願いであり喜びであったのではないかと思います。

だからこそ、アニメの文脈外に位置するこのソロ楽曲であれば、降幡 愛と黒澤ルビィのふたりで作り上げるステージであれば、ルビィちゃんが胸に閉じ込めたままの光を解き放つことができる。それは他の誰でもなく、恐らくこの世界でふりりんにしか成し得ないことでしょう。

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これは余談ですが、小宮さんもソロ楽曲のステージでは黒澤ダイヤをアニメの文脈から切り離して、「ひとりの女性」として向き合ってコンセプトを作り上げていましたね(どこでその話をしてたかは忘れました)。『WHITE FIRST LOVE』は『RED GEM WINK』と対照的な楽曲になっており、ライブのセトリでも妹から姉へバトンを渡すような流れになっていることを踏まえても、ソロ楽曲の演出を考える際、両者の間で打ち合わせをした上で方向性を決めたであろうことは間違いないでしょう。ここまでキャスト側にステージ演出が委ねられたことは初めてですし、となれば、自分たちにしかできないキャラクターとの向き合い方(小宮さんは親目線だし)からコンセプトが生まれたと考えても不自然ではないかも。

 

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ふりりんはこれまで色んな場面で「ルビィとしてステージに立ちたい」「ルビィに追いつきたい」と話していたり、「ルビィの魅力を伝え切れていないんじゃないか」と思っていたと打ち明けていたり、彼女の前方をルビィちゃんが先行しているようなイメージがずっとあったのかな と思うようなエピソードがありましたよね。

世界でいちばん黒澤ルビィを愛し、世界でいちばん直向きに対面してきたであろう彼女だからこそ、ストイックであるが故のその葛藤には終わりはないのかもしれません。

でも、だからこそファンである私は不躾を承知で言いたい。ルビィちゃんもふりりんのおかげで、自分の夢をひとつ叶えることができたんじゃないかな と。

 

 

私はふりりんがルビィちゃんだったからこそ、ふたりがこんなにもたくさんの人から愛される存在になれたのだと確信しているし、ふたりが出会えて本当に良かったなって、大阪公演の2日目のあのステージでめちゃくちゃに実感して、なんかそれがめちゃくちゃ嬉しかったんですよね。そう思えたことが。

 

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なので、これからもずっと、ふたりが手を取り合いながら輝いていていってくれたらいいな と思っています。

 

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あ、やべぇ黒澤ルビィ誕に寄せるつもりがふりすこしてしまった......

あんまりルビィちゃんの話してなくて詐欺みたいな記事になってしまったけど、気持ち的にはすごく愛を込めたので受け取ってください♡♡♡

 

 

 

P.S. ルビィちゃん、ハッピーバースデー🍭