あきの忘備録

あきのの外部記憶装置

「雨の音」について考えてみる話

あきのです(*> ᴗ •*)ゞ

 

ラブライブ!サンシャイン!!2期2話どうでした?

 

なんか凄かったですね。

 

私は2期2話「雨の音」、それはもう身構えて決死の覚悟で見ましたよ。

1話であれだけ壮大なスペクタクルを見せつけられて、「あれ?ラブライブ!サンシャイン!!って14話が最終回だったのかな」ってぐらい打ちのめされてた所に、次回予告が「雨の音」って。

すごい不安煽られましたよね、これシリアス回来るのかなって。

はい、まんまとミスリードに誘われて引っ掛かりました。

雨→リトルデーモンの宿命 の文脈で善子回来ると予想していたのですが。。

 

結果、なんかすごかった!という晴れ晴れとした気持ちだけが (雨の後だけに) 残ったのですが、要するにどういう事なの?って疑問を本編見直しつつ考えてみようと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

・10を100にするということ

 

学校を存続させるために提示された条件は、年末までに少なくとも入学希望者を100人集める事だと話す鞠莉ちゃん。その言葉を受けて困惑するメンバー。全校生徒でも70人の学校で100人の入学希望者を集めるという条件は、あまりに現実的でない数字のように思われます。7人の表情に諦めの色が浮かぶ中、千歌ちゃんだけが「鞠莉ちゃん、ありがと!」と真っ直ぐな言葉をかけ、それに続く言葉で空気を一瞬にして変えたのが頼もしくて、カッコよくて、いじらしくて。立派にリーダーそしての姿を見せる彼女に思わずうるっと来てしまいました。

特に印象的だった千歌ちゃんの台詞がこちら。

 

 「でも、可能性は繋がった。終わりじゃない。可能かどうか、今はどうでもいい。だってやるしかないんだから!」

 

この「どうでもいい」という強い言葉を受けて、1期8話の後半、海で千歌ちゃんが梨子ちゃんに本音をぶつけるあの印象的なシーンを思い出しました。

 

  「差がすごいあるとか、昔とは違うとか、そんなのどうでもいい。やっぱり私、悔しいんだよ。。」

 

1期8話では、「このまま続けても、0なのか、1になるのか、10になるのか。ここでやめたら全部わからないままだって。だから私は続けるよ、スクールアイドル。」と話した千歌ちゃん。それに対して梨子ちゃんは「みんなで一緒に歩こう、一緒に。今から0を100にするのは無理だと思う。でも、もしかしたら1にする事はできるかも。」と返していました。

0が1になるのか、10になるのかも分からなかった1期では、自分たちが輝けるかどうかすらわからなかった。「今から0を100にするのは無理だと思う。」と梨子ちゃんも話していましたね。

 

 

 

f:id:akino_oniku:20171015230358p:plain

そんなAqoursも1期を経て、「ネクストステップ」へと歩みを進めました。その事を象徴するかのように階段を駆け上がる千歌ちゃん!

 

f:id:akino_oniku:20171016024705p:plain

「0から1へ!」

1期12話「はばたきのとき」でμ'sの真似ではなく、Aqoursだけのオリジナルのハンドサインの「0から1へ!Aqours!サンシャイン!!」を考案した曜ちゃんがこれを言うのが、曜ちゃん推しとしてはめちゃめちゃグッと来ました....!!

 

f:id:akino_oniku:20171016024726p:plain

「1から10へ!」

 

f:id:akino_oniku:20171016024910p:plain

「10から100!」

みんなの希望を背負って "100" に向かって飛び出します!こういうシーンが本当にラブライブっぽくて大好き。

 

 

ところで

f:id:akino_oniku:20171016032508j:plain

曜ちゃん、そのスカートの下のやつ何ですか?

いえ、かわいいから何でもいいです!!!! 

 

 

 

・2年生組の距離感

f:id:akino_oniku:20171016032931p:plain

タイトルどーん。

晴天の秋空高く、飛行機雲が伸びて行きます。

 

f:id:akino_oniku:20171016033111p:plain

べたーん。

両手を広げてコンクリートの床に身を投げ出す千歌ちゃん。彼女の目には飛行機雲はどう映っていたのでしょうか、対比が悲しくもかわいらしい。

 

このシーンから2話本編に入ります。各メンバー間のこころの距離感や関係性がうんと丁寧に描かれていくわけですが、同じポージングや同じ飲み物を手に取る姿が印象的です。

 

 

f:id:akino_oniku:20171016034123p:plain

「それ言ったら曜ちゃんだって・・・」

曜ちゃんが9人分の衣装を2曲分作ることを気遣う梨子ちゃん。千歌ちゃんではなく梨子ちゃんがそこに触れてるのがポイントですよね。思わず苦笑する曜ちゃんである。

 

 

f:id:akino_oniku:20171016033416p:plain

「でぇ?歌詞の方は進んでいるの??」

梨子ちゃんの声のトーン、今までより一段と低くなってて面白かったですね。1期よりもぐっと距離が縮まり、遠慮無くぶつかっていけるという信頼関係が見て取れます。

 

 

 

・交錯する世界線

f:id:akino_oniku:20171016033943p:plain

「よしっ!みんなでがんばろー!」

前向きな笑顔の7人に対して、ようりこのふたりだけが怪訝そうな表情で顔を見合わせています。千歌ちゃんの世話役としてのわかり手って感じでしょうか、現時点では "1年生組と3年生組の間に立つ2年生組" として先行きを案じていると捉えるのは深読みな気もしますが、恐らくその両方に対して嫌な予感があったのでしょう。ともあれ、 ようりこちゃんが仲良しなシーンが私は大好きです。

 

さて、ここでついに2年前のAqoursでは、果南ちゃんが作詞、鞠莉ちゃんが作曲、ダイヤ様が衣装担当であった事が明かされます。

それに対応して花丸ちゃんが作詞、ルビィちゃんが衣装担当。

衣装担当!初期設定ついに来ましたね!今までアニメでは明言されていなかった裁縫が得意なルビィちゃん。待ち望んでいた人は多かったのではないでしょうか。曜ちゃん推しとしては負担が減って良かったなぁと思いますし、ルビィちゃん推しの人からすれば見せ場来たな!!って感じでしょうか。

 

 

f:id:akino_oniku:20171016041009j:plain

ところでヨハネちゃんは作曲できるんでしょうか。G'sマガジンでは作曲できるふたりに挟まれて戸惑う様子が描かれていましたが、果たして。どんな化学反応が起こるのか楽しみです。

 

 

 

・ホテルオハラ

f:id:akino_oniku:20171016044616p:plain

f:id:akino_oniku:20171016044632p:plain

この鞠莉ちゃんのシャイニーブロンズ像、テンプレ的な悪趣味な金持ち感が出ててめっちゃ笑いました。2枚目の方のカットでも彼女がモチーフになっているであろう美術作品が並んでいる所を見るに、溺愛されているんだろうなぁ...という家族関係も伺えます。

そして、この美術作品のシーンの隠された意図はポージングであると私は思っています。2枚目の方の絵画?にも鞠莉ちゃんらしき人物が描かれていますが、両手を体の前で組む仕草はダイヤ様っぽいですよね。この話数では各メンバーの特徴的な仕草やポージングがだんだん似てくる、という所を象徴するようなシーンではないかな。と深読みしています。

 

 

f:id:akino_oniku:20171016045818p:plain

「超未来ずら」

小原家のアフタヌーンティー豪華すぎますね、まじ超未来。てくてくAqoursの3年生編のデジャブみたいなシーンに笑ってしまいました。

多種多様なスイーツの盛り合わせは、全く違う趣味嗜好や個性を持った集団であるAqoursの隠喩なのかもしれません。

 

 

f:id:akino_oniku:20171016050606p:plain

「昇天」

とすっかり魂を浄化されて天に召されてしまう善子ですが、小原家のシーンからの彼女のコミカルな振る舞いはドラマCDの世界観を彷彿とさせますね。

 

f:id:akino_oniku:20171016050804j:plain

私の記憶が正しければ、ヨハネちゃんのこの目はこれ↑以外では登場していなかった気がします。これもG's世界からの輸入かな。とはいえBパートで雨漏りと戦う6人のシーンはすごく良かったので、雨漏り対策に穴杓子とザルを持ち出す面白すぎる鞠莉ちゃんが登場しなくて良かった。。

 

 

 

・黒澤家 

f:id:akino_oniku:20171016051223p:plain

「やりますわよ」「へい」

同じ表情よしまるに割って入るダイヤ様がお茶目でほんとかわいい。それに対して「へい」って返すふたりもイイですね。仲良しかよ。

 

 

f:id:akino_oniku:20171016052305p:plain

「はい!ズバリ、『無』ずら。」

花丸ちゃんが突然繰り出してきたラブライブの予備予選を突破するための詞のコンセプトですが、豪華絢爛な小原家を「有」とするならば、質実剛健な黒澤家が「無」と言ったところでしょうか。

 

 

f:id:akino_oniku:20171016053131p:plain

「すなわち『無』というのは、全てが無いのではなく、無という状態があるという事ずら。それこそまさに『無』」

得意げな表情で視聴者側にスケッチブックを向けて解説してくれる花丸ちゃんがめちゃくちゃかわいいのですが、そこには誰もいません。彼女たちからすれば「無」に向かって話しかけているようにしか見えない花丸ちゃん。

これこそまさに「無という状態がある事」を表現しているのですが、ここまで直球でメタ的なネタをぶちこんで来るのは珍しいですね。

 

 

f:id:akino_oniku:20171016054129p:plain

 「理解できないとは」「不幸ずら」

花丸ちゃんに口癖が移ってるのすごくイイですね、いつもは無表情でスルーするか突っ込んでたのにノってくるのは新しいです。この前後のやりとりもドラマCDみたいなコミカルな暴走感があって楽しい。

 

 

f:id:akino_oniku:20171016070145p:plain

そのちっちゃいスピーカーからなんつー音圧よ。

f:id:akino_oniku:20171016070211p:plain

メタルやパンクが好きな鞠莉ちゃん、ついに来ましたね。この前後のシーン、鞠莉ちゃんのダイナミックでシャイニーな動きに作画頑張りすぎでは。作画の枚数よりも、動かし方がめちゃセンスいいな〜って思って見てました。とにかくやたらかわいい。

 

f:id:akino_oniku:20171016070945j:plain

インダストリアルメタル とは何なのか。この先Aqours楽曲で新たな新境地を切り開く切り札として登場するのでしょうか。。不安と期待が入り混じります。

 

 

f:id:akino_oniku:20171017014927p:plain

「輝きって事がキーワードだとは思うんだけどねぇ」「輝きねぇ...」

「輝きって、どこから来るんだろう」という問いから始まった2期ですが、千歌ちゃんはその答えに辿り着けずにいるようです。

このシーン、ルビィちゃんからの連絡でスマホが鳴った時に、誰も座っていない座布団の位置にまるで誰かがいるかのような絵になっているのが面白いです。これってもしかして、「すなわち『無』というのは、全てが無いのではなく、無という状態があるという事ずら。それこそまさに『無』」という事でしょうか。

 

 

f:id:akino_oniku:20171017021155p:plain

「わたくし達は、決定的にコミュニケーションが不足しているのかもしれません」

と話すダイヤ様。お互いを想い合うあまり本心に踏み込めず、その事からすれ違ってしまった過去を持つ彼女ですから、この時「言葉だけじゃ足りない そう言葉すら足りない 故にすれ違って」という未熟DREAMERの歌詞を思い出してのかもしれません。そんな彼女ならではの観点から、まず「言葉すら足りない」という問題点を指摘します。

 

「確かに、3年生と1年生、全然タイプ違うもんね」

「前から1年生と3年生、あんまり話してなかったもんね」

「善子ちゃんと花丸ちゃんは、積極的に話す方じゃないし」

「鞠莉ちゃんと果南ちゃんも、ああ見えて人見知りな所あるし」

続くようちかちゃんの台詞ですが、周りの事がよく見えてますね。中間学年の2年生だからこその視点もあるとは思いますが、鞠莉ちゃん果南ちゃん人見知りである、というのは意外な一面でした。それを踏まえた上で1期を思い返すと、またエピソードに深みが増してきますね。

 

 

 

・仲良くなることですわ!

f:id:akino_oniku:20171017024637p:plain

f:id:akino_oniku:20171017024657p:plain

f:id:akino_oniku:20171017024716p:plain

「小さい頃から知らない子と仲良くなるには、一緒に遊ぶこと!」という触れ込みから豪速球を繰り出すかなまり。体育会系特有のスクールカーストを見せつけられ、つれぇよ...って気持ちになったオタクは少なく無いのではないでしょうか。それでも、「みんなとなら無理したくなる」なのでドッジボールだってやる1年生。ヨハネがカッコよすぎて泣けます。というか鞠莉ちゃんあなた、野茂英雄のトルネード投法知ってるのね・・・平成生まれの人にこのネタわかるのかなぁ。

ともあれ、お互いの違い強調しつつも1年生組のかわいらしさが突き抜けた、これまたドラマCDみたいなドタバタ劇が楽しい。

 

 

f:id:akino_oniku:20171017030031p:plain

「はぁ..退屈... 」

「そうだよ〜、海行こう海〜」

図書館に来るなり海ボケをかます果南ちゃん。ドラマCDの海ボケ果南ちゃんのエピソードが大好きな私は爆笑でした。

花丸ちゃんは「津軽」(太宰治)、ルビィちゃんは「フェルトでマスコット」(手芸誌)、果南ちゃんは世界の海(うっみーーー)、ダイヤ様は鉱石と宝石(ダイヤモンド?)、鞠莉ちゃんはギター誌(音楽誌?)と、ここでもそれぞれの趣味嗜好の違いが描かれているのが細かいですね。

 

f:id:akino_oniku:20171017030958p:plain

同じ時間と同じ行動を共にする中で、寝顔が1年生組に似てきたかなまり。

 

 

f:id:akino_oniku:20171017031347p:plain

「仕方ないですわ。こういう時は、互いの姿をさらけ出すしかありません!すなわち。」

「はだかの付き合いですわ」

「古来日本には、共にお風呂に入ることでコミュニケーションを図り、物事を円滑に進める文化があったのですわ」

うむ。「言葉だけじゃ足りないそう言葉すら足りない」なので、今は隠さないからなんですよね。みんなで似たようなアップの髪型にしてるのがまたかわいい。

 

 

f:id:akino_oniku:20171017032629p:plain

「「白黒どっちやねん」」

4人で息ぴったりなユニゾンで突っ込み、なんだかんだで仲が深まってる様子が微笑ましいです。花丸ちゃんの笑顔がまたいいですね。みんなの事も、善子ちゃんの事もわかっててボケてるんだろうなぁって優しさが伝わってきます。

 

 

 

・知り合いのお寺が、あるにはあるずら。

f:id:akino_oniku:20171017033532p:plain

「結局、何も先に進めてないかも」

「「う〜ん....」」

雨が降ってきてしまい、駅で雨宿りしながら途方に暮れる5人。ですが花丸ちゃんだけは目を開いてまっすぐに前を見ています。

 

 

f:id:akino_oniku:20171017035134p:plain

「(お寺の人は)ここに住んでるわけじゃないから、い〜な〜い〜ず〜ら〜」

おどけて見せる花丸ちゃん。

これまで1年生組の前でしか見せてこなかったお茶目な一面を、3年生組の前で初めて見せた瞬間ですね。いいぞ。

対するルビィちゃん果南ちゃんが同じポーズでダイマリの背後に隠れているのがとってもかわいい。全く趣味嗜好の違うふたりにも、苦手なものではこんな共通点があったんですね。

 

 

f:id:akino_oniku:20171017035800p:plain

「暗黒の力を、リトルデーモンの力を感じ「仏教ずら」

「知ってるわよっ」

戸惑う4人の不安を和らげようとおどける善子ちゃん。実に空気読めてるんですよね、だからこその「知ってるわよっ」なのかなって。

これまでAqoursとしての行動に対しては主体性を持たず、誰かのやりたい事に付いて行く姿勢だったよしまる。善子ちゃん自身は意思決定を他者に依存するという性質は2話でも変わっていませんが、ふたりが、初めてみんなを引っ張って行くシーンがここだったのではないかと思います。成長を感じますね。

 

 

 

f:id:akino_oniku:20171017045359p:plain

さて、やる事もないし という消極的な理由で作曲を再開する6人ですが、相変わらず気持ちがバラバラで雲行きが怪しい雰囲気です。

それをいち早く察した花丸ちゃんに、それに気が付く善子ちゃん。

 

f:id:akino_oniku:20171017045745p:plain

f:id:akino_oniku:20171017045807p:plain

相変わらず不幸な立ち位置の善子ちゃんですが、4人がまとまります。目論見通りといった表情で微笑む花丸ちゃん。言葉を交わさずともこの流れを作れるふたりは、まさに黄昏の理解者といったところでしょうか。

 

 

f:id:akino_oniku:20171017041236p:plain

とは言え作曲の共同作業を再開するも、改めてお互いの価値観の違いという壁に突き当たり、途方に暮れてしまう6人。

全員が灯り (輝き) の方向から目を背け、また誰とも向き合うことなくバラバラに距離を置いています。そんな中でもお互いの背中を預けあう黒澤姉妹。6人の心情描写がこの1カットで見事に描かれていますね。

 

 

 

・雨の音

f:id:akino_oniku:20171017042025p:plain

目を伏せる6人のしばしの間訪れる沈黙。止まっていた静寂の時間を破ったのは、天井から落ちてきた2粒の水滴。

 

f:id:akino_oniku:20171017042436p:plain

1話の冒頭を彷彿とさせるシーンです。

1話では夢の中にいた千歌ちゃんが現実世界で涙を流すと夢の世界が壊れ、現実の時間が動き出します。現実を動かすのは、絶えず同じ場所に同じカタチではとどまる事のない、流動の象徴である水=Aqours。

 

 

f:id:akino_oniku:20171017043644p:plain

「雨漏りずら」「どうするの?」

と困惑するふたりに対して

f:id:akino_oniku:20171017043717p:plain

 「こっちにお皿あった」

と即座に機転を効かせて行動する果南ちゃん。先ほどまで怯えていた姿とはうって変わって、持ち前の姉御肌と行動力で頼れる先輩としての一面を見せてくれます。果南ちゃんのこういう所なんですよね。ギャップずるいなぁ。

  

f:id:akino_oniku:20171017044049p:plain

「今度はこっち!えぇと・・・」

と周りを見渡して自分がやるべき事を探す鞠莉ちゃんに対して

  

f:id:akino_oniku:20171017050337p:plain

「鞠莉さん、こちらにお茶碗がありましたわ」

間髪入れずにフォローを入れるダイヤ様、流石のチームワークを見せる3年生組です。その後も後輩に的確な指示を出す先輩陣。息の合った掛け合いがテンポ良く続くと共に、雨粒を受ける器の音が重なっていきます。

 

 

f:id:akino_oniku:20171017050802p:plain

しばしの間訪れる静寂

 

f:id:akino_oniku:20171017051357p:plain

f:id:akino_oniku:20171017051439p:plain

食器に落ちる雨粒が鳴らす旋律に耳を傾けているうちに

 

f:id:akino_oniku:20171017051525p:plain

いつの間にか6人の心がひとつになります。

同じ構図ですが、6人の表情も仕草も違いますね。彼女達が見つめる目線の先には、きっと同じ希望が見えているのでしょう。

こういう繊細な心情描写が丁寧に描かれている所に、クリエイターのこだわりと深い愛を感じます。

 

 

f:id:akino_oniku:20171017052042p:plain

f:id:akino_oniku:20171017052349p:plain

 「テンポも音色も大きさも、ひとつひとつ全部違ってバラバラだけど、ひとつひとつが重なって、ひとつひとつが調和して、ひとつの曲になっていく。まる達もずら」

 

1期13話の本番前のシーンと重なる構図ですが、ルビィちゃんがふたりを抱き寄せるシーンには胸を打たれるものがありました。

「今日が明日を引き寄せるんだと ハートの磁石を握って走る」と歌う「未来の僕らは知ってるよ」の1年生組から3年生組に繋がる部分の歌詞を思い出します。

 

f:id:akino_oniku:20171017053130p:plain

5人が花丸ちゃんに向ける視線を見てください。もうだめです。これだけでもめっちゃ泣けます。

 

f:id:akino_oniku:20171017055531p:plain

善子ちゃんがこんな表情で口を開けて笑ってるの、見た事あります??もうだめです。堕天不可避です。

 

f:id:akino_oniku:20171017055717p:plain

「よ〜し!!今夜はここで合宿ずら〜〜!!」

雨、止みましたね。雲間から覗くわずかな星空に安堵の気持ちが溢れます。

 

 

 

・Aqoursの夜明け

f:id:akino_oniku:20171017060150p:plain

「千歌ちゃーん」「そんなとこで何してるのー?」

 

f:id:akino_oniku:20171017060408p:plain

「輝いてる」

衝撃でした。まじかよおい、高海まじかよ!!ってなりましたよ。

「なんか、見えたんだ。いま何を言いたいか、何を思っているのか。」

「わたしがわたしに問いかけていた、答えが。」

 

千歌ちゃん彼女自身に問いかけていた事とは、"輝きって、どこから来るんだろう" という事でしょうか。「輝きって事がキーワードだとは思うんだけどねぇ」という所で行き詰まっていた作詞が、ついにカタチを成したようです。新曲への期待にキーボードを打つ手も震えます、胸が躍ります。心して待ち、刮目しましょう。

 

 

f:id:akino_oniku:20171017060750p:plain

う〜ん。梨子ちゃん私服があまりにあざとい、そしてあまりに似合いすぎている。だがめちゃめちゃにかわいい。そんな所が好き。。

1話に引き続き彼女達ろくに寝てなさそうですね、それもまた青春か。若いっていいですね。。

 

f:id:akino_oniku:20171017062000p:plain

「ちかーー!!」

あ!」

「みんな!!」

f:id:akino_oniku:20171017062221p:plain

「曲はできたー??」

って梨子ちゃんの口癖が移ってる曜ちゃんはいかわいい!!仲良しかよ。

朝日を浴びて並び立つ6人ですが、善子ちゃん以外のそれダイヤ様のいつものポージングですよね。仲良しかよ!鞠莉ちゃんのそれもダイヤ様のやつ!仲良しかよ!!だんだんと仕草や表情が似てくる2話の集大成のカットですね。仲良しかよ!!

しかし最後までヨハネのアイデンティティーを崩さない善子ちゃん、流石です。

 

 

f:id:akino_oniku:20171017062922p:plain

「バッチリですわ!!」

でもやっぱり、みんな違ってみんないい!なポーズでキメて来る所、最高ですね。黒澤姉妹はそれでいいんですよね、なんて平和な世界なんだ、これが安寧か。

 

ノートに書かれた『作曲ノート!!めざせ 予選突ぱ!!』がまた良いですね。6人に与えられた予選突破の為の曲を作る、という明確な目標をやり遂げた感が伝わってきます。バラバラであった6人が、それぞれの個性の違いを生かして曲を作り上げたであろう事がわかります。どんな曲になっているのか楽しみですね!

 

 

f:id:akino_oniku:20171017063809p:plain

「学校とラブライブに向けて!」

と9人で決意を新たにした所で、ラストのカットがこれですよ。また不穏な引きで視聴者を動揺させますね......ラブライブ!サンシャイン!!...........最高.............!!!!!

 

 

 

・2話ED

f:id:akino_oniku:20171017064402p:plain

f:id:akino_oniku:20171017064432p:plain

 

このカット、2話以降では差し替えがありそうですよね。お当番回としてメインでエピソードが掘り下げられたキャラクターが出てくるのでしょうか?そうなるとソロパートも変更がありそうですし、もう、怖い。絶対しんどい。

「勇気はどこに?君の胸に!」ED映像について考えてみた - あきの忘備録

 

ソロパートの変更はありませんでしたが、大方の予想通り差し替えはありましたね。2話は9人の群像劇だったので、予想より早く9人ver.が公開される運びにはなりましたが、今後は各学年ごとの歌唱があるのか、どうなるのか楽しみです。

ところで、ラストのカットは花丸ちゃんでしたね。お当番回?そうだったっけ?って疑問に思われた方も多いのではないかと思いますので、事項でそこに触れてみようかと思います。

 

 

 

・2話ってなんだったんだろう

2話は群像劇であり、1年生組と3年生組の人間関係や、各個のパーソナリティーの掘り下げが。また1年生組の成長が描かれた話数だったかと思います。

2話全体的に見ると "実質よしまる回" もしくは "黒澤姉妹回" みたいな所はあったと思いますが、その中でも特筆すべきは、 "よしまる" だと思います。ふたりはこれまでAqours全体としての行動や指針に対しては主体性を持たず、誰かのやりたい事に付いて行く姿勢だったと私は考えています。

2話での会話シーンにもあった

「確かに、3年生と1年生、全然タイプ違うもんね」

「前から1年生と3年生、あんまり話してなかったもんね」

「善子ちゃんと花丸ちゃんは、積極的に話す方じゃないし」

「鞠莉ちゃんと果南ちゃんも、ああ見えて人見知りな所あるし」

という問題点を、誰に指摘されるでもなく自らの意思で改善しようと奮闘し、自分達の壁をひとつ乗り越えたと考えています。更に、積極的に話すタイプではなく後輩であるふたりが、3年生組の人見知りという壁を乗り越えた事はとても大きな挑戦だったのではないかと。

では、なぜ "よしまる" ではなく花丸ちゃんお当番回という扱いになっているのか、という点ですが、善子ちゃんの2話での行動は一貫して花丸ちゃんの意思決定に依存している様子が見て取れます。ふたりの協力体制があって初めて2話の成功があった事は言うまでもないですが、

f:id:akino_oniku:20171017053130p:plain

やっぱり全ては彼女の目論見通りだったのではないかと。その根拠を次項で説明しますね。

 

 

 

・「無」ってなんだったんだろう

f:id:akino_oniku:20171017071251p:plain

話は飛んで2話冒頭の理事長室前のシーンに戻ります。梨子ちゃんの背後にあるのは日本人なら誰もが知っている「いろは歌」です。

 

いろはにほへと

ちりぬるをわかよたれそ

つねならむうゐのおくやま

けふこえてあさきゆめみし

ゑひもせす

 

こちらですね。

 

色はにほへど

散りぬるを我が世たれぞ

常ならむ有為の奥山

今日越えて浅き夢見じ

酔ひもせず

 

こちらがどんな意味なのかグーグル先生に尋ねてみると

 

文中の「有為」は仏教用語で、因縁によって起きる一切の事物。

転じて有為の奥山とは、無常の現世を、どこまでも続く深山に喩えたものである。

中世から現代にいたるまで各種の解釈がなされてきたが、多くは
「匂いたつような色の花も散ってしまう。この世で誰が不変でいられよう。
いま現世を超越し、はかない夢をみたり、酔いにふけったりすまい」
などと、仏教的な無情を歌った歌と解釈してきた。

Wikipediaより引用

 

との事で、 いろは歌とは諸行無常をうたったものだったんですね。

 

廃校という現実を目の前に突き付けられ、それでも奇跡を起こそうと奮起する場面の背景にこの歌が登場しているのは、いかにもラブライブらしくリアルな演出ですね。

さて、脱線しましたがこの仏教的な無情を歌った、いろは歌のテーマは「無常」です。

 

諸行無常 とは?とWikipedia先生に尋ねてみると

 

諸行無常(しょぎょうむじょう)とは、仏教用語で、この世の現実存在 はすべて、すがたも本質も常に流動変化するものであり、一瞬といえども存在は同一性を保持することができないことをいう。「諸行」は、この世の一切の事物と現象を指し(有為法)「無常」とは、一切は常に変化し、不変のものはないという意味。

 Wikipediaより引用

 

f:id:akino_oniku:20171016052305p:plain

「すなわち『無』というのは、全てが無いのではなく、無という状態があるという事ずら。それこそまさに『無』」

 

花丸ちゃんが掲げた「無」というキーワードが仏教の教えから来ている事は明白であり、尚且つ2話冒頭でいろは歌が登場している所を見るに、この「無」とは「無常」から来ていると推測されます。

「無常」とは一切は常に変化し、不変のものはないという意味。

"Aqoursも自分自身も変化していく事" がラブライブの予備予選を突破するために必要である、と花丸ちゃんは考えたのではないでしょうか。そしてその言葉通り、彼女は自分自身とAqoursに変化をもたらす事に成功しました。

 

根拠の部分はだいぶ強引ではありますが、花丸ちゃんが自分の意思で自分の中の壁を越え、そしてAqoursに変革をもたらした。故に、2話は堂々たる花丸ちゃんお当番回であったのではないか、という結論に至りました。説明下手くそか。

 

※花丸ちゃんは芹沢光治良の「人間の運命」を愛読書に挙げるほどの文学ガチ勢です。あれ読んだ人ならお分り頂けるかと思いますが、彼女はめちゃめちゃ頭良いはずです。あれ読むの相当難しいもの。ですので、彼女ならこれぐらいの事を考えていても不自然ではないと想像しています。 

 

 

 

・総括

さて、2話「雨の音」は "ラブライブの予選で勝てる曲を作る" というひとつの目的に向かって1年生組と2年生組が共同作業をする中で、趣味嗜好、価値観の違いでぶつかり合い、ぶつかり合いの中で関係性を深め、やがて6人が調和していく。というエピソードだったと思います。

1期での9人のそれぞれの関係性を描いたエピソードでは、"互いを想い合うあまり本音を伝える事ができない" という要素が色濃く描かれていました。対する2期2話ではそれを乗り越えた上で、 "本音を伝えられるようにはなったが、互いの価値観の違いで対立する" という次なる壁に突き当たり、それを乗り越えていく話数だったと思います。

 

「テンポも音色も大きさも、ひとつひとつ全部違ってバラバラだけど、ひとつひとつが重なって、ひとつひとつが調和して、ひとつの曲になっていく。まる達もずら」

 

の台詞に象徴されるように、お互いの価値観の違いを認めて受け入れた上で、Aqoursとして調和する事でひとつのカタチになっていく、というエピソードだったように思います。

 

☔️☔️☔️☔️☔️☔️☔️☔️☔️☔️☔️☔️☔️☔️

 

メタ的な観点で見ると、G'sマガジンのみに登場していた設定や物語、またドラマCDのように突き抜けたコミカルな掛け合いなど、これまでアニメ本編とは別の物だと捉えられていた世界線が初めて交錯し、それらが調和していた話数でしたね。

 

更に、これまでラブライブというコンテンツは「サンシャインはアニメだけ好き」「G'sのキャラクター設定が好きだけどアニメは嫌い」「ドラマCDのノリが好き」など、同じラブライブのファンの中でも趣味嗜好者同士がぶつかりあい、まるでメディアミックスという大洪水の中に晒されているかのようでした。

2期2話ではそのファンを調和し、「みんなで叶える物語」の "みんな" をAqoursという名の船に乗せ、"Aqoursとみんな" で新たな航海へと再出発を果たすような、言うなればノアの箱舟のような役割を果たした話数でもあったのではないかと捉えています。

 

ちなみに「ノアの箱舟」の英語表記は「Noah's Ark」ですが

f:id:akino_oniku:20171017092303p:plain

「クックック........だが見付けられるかな、このヨハネ様のアークを!!」

アーク言ってますね。や、これは正真正銘のこじつけですけど。言いたかっただけ。

 

☔️☔️☔️☔️☔️☔️☔️☔️☔️☔️☔️☔️☔️☔️

 

 

無印2期6話「ハッピーハロウィーン」を彷彿とさせる話数にも見えますが、後者はμ'sが既にその壁を乗り越えた後で、自分達が自分達らしく在ることが一番個性的である、という結論に行き着いたエピソードなので、ちょっと違いますね。

Aqoursはまだお互いの在り方を認め合った上でようやく前に進み出した段階ですし、2話ではあくまで6人関係性を描いたエピソードにとどまっています。廃校問題のような外的な壁を乗り越えるためには、まだまだ内的な成長が必要不可欠であるように思えてなりません。「本気をぶつけ合って」というラブライブらしい物語が今後も楽しみです!

 

 

最後に

 

 

・虹

あきのは虹大好き芸人なので、1話の予告の時点で「2話が『雨の音』ならば3話は『虹』が来るな。」って言っていたら本当に来ましたね。めちゃめちゃデカい声で叫び喜びましたが、虹って 何なんでしょうね。

 

f:id:akino_oniku:20171017091438p:plain

君ここクルーーー??って思わせるような予告のカット、また例によってミスリード誘ってるような気がしてならないんですよね。

君ここはAqoursの原点にしてオリジン、私たちにとってもAqours自身にとってもこの上なく特別な楽曲です。2期の前半で出してくるかなぁ。現状で必殺技としての説得力がありそうな既存の楽曲は君ここと恋アクぐらいだと思うので、切り札としては使い所ここかなぁ。といった気持ち。

ただ、ラブライブで披露する楽曲はこれまで未発表の曲でなければならない、の未発表に「学校説明会での披露」が含まれるかどうかですよね。

中の人のAqoursのNext Step!のコンセプトに倣って、成長したAqoursの姿を見せるという目的で本戦でも披露してくれる流れだったらアツいなーって思います。

ま、多分全部予想裏切ってヤバいやつぶちこんで来ると思うので、今はただワクワクしておく事にします。

 

 

追記

「無」という言葉に関して、何度か登場した仏教要素の点で線で繋がらないかな、と思いあれこれ書いてみましたが、やはりコレジャナイと思ったので改めて普通に考えてみました。
「無」とは素直に捉えれば内浦の魅力を、学校の、Aqoursの輝きをいかにして伝えていくか、という解釈の方が物語の本質を捉えていると思います。1話で「0から1」と再び向き合った千歌ちゃんのように、花丸ちゃんも「0」すなわち「無」と向き合ったという話数なのではないかな、と。3話以降でもAqoursが改めて彼女達の原点と向き合う、と考えれば「君のこころは輝いてるかい?」を披露するかもしれない、という仮説も筋が通りますし、私の中では2話はそんな所で決着がつきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

f:id:akino_oniku:20171017094405j:plain

嵐を呼ぶ!?沼津の地で仲良し9人の大騒動

緊 急 合 宿

 

これヤバいですよね。

ラブライブとかいうコンテンツまじで頭おかしいと思う。

「勇気はどこに?君の胸に!」ED映像について考えてみた

あきのです(*> ᴗ •*)ゞ

 

ラブライブ!サンシャイン!! 2期エンディングテーマ曲

 「勇気はどこに?君の胸に!」

 

めちゃめちゃ好きです。

 

個人的な好みで言えばOP曲よりブッ刺さりました。既に何度泣いたかわかりません。早くフルで食らいたい気持ちが抑えきれませんが、2話以降で歌唱を担当するメンバーも変わるでしょうし、演出やカットが変わる可能性もあります。

 

ですのでまずは、2話放送の前にED映像と絡めてファーストインプレッションと考察を記しておこうと思います。

  

 

⚓️⚓️⚓️⚓️⚓️⚓️⚓️⚓️⚓️⚓️⚓️⚓️⚓️⚓️⚓️

 

 

f:id:akino_oniku:20171014003013p:plain

 

千歌ちゃんの逆上がりのシーンから流れ始める印象的なピアノのメロディ。最高ですよね..........この部分は劇伴なのでしょうか、それともイントロなのでしょうか。

 

いずれにせよ、1話のラストシーンからのEDの流れ、"控えめに言っても神" でしたね。

力強いドラムの音と共にギターが鳴り、シンフォニックでキラキラしたサウンドが押し寄せてきます。まるで紙飛行機を舞い上がらせる上昇気流のように!

映像と相まって、1話からまるで最終回のようなカタルシスを感じたのは私だけではないはずです。

 

 

 

f:id:akino_oniku:20171014001811p:plain

 

 「勇気を出してみて ほんとは怖いよ」

 「僕だって最初から できたわけじゃないよ」

 

ラストシーンで朝陽に背中を押された千歌ちゃんが、そのまま勢いに乗って駆け出したかのような導入!!あまりに素晴らしい。。

波打ち際を一心不乱に駆け抜ける彼女の、頭上から差す太陽の光と水飛沫が眩しいです。

曲が刻むリズムと同じテンポで駆けていく映像がめちゃめちゃ良いし、裏でポコポコした音 (呼称分からないけどわかって) が徐々にピッチを上げながら鳴ってるのが最高に気持ち良い!!

 

歌詞がまた良いですね。0地点にいる人にも手を差し伸べてくれるあったかさ。0を1にしたAqoursだからこそ言える言葉ですが、ありのままの素の自分を晒け出してくれている所に、何もできなかった自分の過去をも受け入れた事の強さを感じます。

 

 

 

f:id:akino_oniku:20171014010250p:plain

 

 「いっぱいつまずいた」

 

梨子ちゃんがピアノと向かい合ってきた時間と、その苦悩を思い起こさせる歌詞ですね。それを乗り越えた今だからこその この笑顔。天使か。

 

ここからの一連のカットは千歌ちゃん視点っぽいですね。

 

 

 

f:id:akino_oniku:20171014010632p:plain

f:id:akino_oniku:20171014010744p:plain

f:id:akino_oniku:20171014010818p:plain

 

 「悔しい思いが」

 

1期8話「くやしくないの?」を思い出して胸が締め付けられますね。ああして本音を伝えたからこそ、今の曜ちゃんのこの笑顔。天使です。

とびっきりの笑顔を見せる前の、一瞬だけ見える素の表情にドキっとしてしまいます。というかドキドキが止まりません。「あ、やべ見つめてんのバレた」って気がして画面越しなのに狼狽えてしまいます。肩と首の狭間で自由に遊ぶ毛先が愛おしくて死にそうです。推しがかわいくてつらい。誰か助けて。

 

 

 

f:id:akino_oniku:20171014011716p:plain

 

 「強さをくれたんだ」

 

お互いが背中を押される事で自分の壁を打ち破り、スクールアイドルとしての一歩を踏み出した1期4話「ふたりのキモチ」を思い出す歌詞ですね。

まるルビィよしこのいつもの順番でひょっこり顔を出す3人。いつも縦に列になっている姿はだんご🍡みたいです。ちょっぴり幼なくて賑やかで、いたずらっ子な1年生のかわいさが溢れてます。

 

 

 

f:id:akino_oniku:20171014013836p:plain

f:id:akino_oniku:20171014014134p:plain

f:id:akino_oniku:20171014013907p:plain

f:id:akino_oniku:20171014014013p:plain

 

 「諦めなきゃいいんだ」

 

諦めないことで繋がったんですよね。鞠莉ちゃん戻ってきてくれてありがとう という気持ちしかない。2期1話を見た後では「きっと...諦めたくないんだよ。諦めたくないんだよ。」と話した千歌ちゃんが思い起こされました。力強い歌詞が眩しい。

 

このシーン、ころころ変わる3人の表情が愛おしすぎてカットが選べず。結局全部貼り奴。2枚目のダイヤ様だいすき。3人のあどけない素顔の表情よ。この3年生組の空気感、ありえん尊い。ほんましんどい。まじで頼むから一生そのままでいてくれ。

 

 

 

f:id:akino_oniku:20171014020633p:plain

f:id:akino_oniku:20171014020713p:plain

f:id:akino_oniku:20171014020756p:plain

 

 「信じてみたいと君の瞳が濡れて」

 

夕焼けに染まる空を背景に涙を零す千歌ちゃん。 

彼女の涙はなぜ、こんなにも美しく私たちの目には映るのでしょうか。

2期1話冒頭でひとり涙を流す所から始まり、最後には「もう泣かない」とひとり決意した彼女の気持ちを代弁しているようでありながら、"君" という言葉が指す対象は私達自身でもあるように思います。

未来への希望を信じてみたい。その涙の裏に隠された気持ちは、自分の弱さや境遇に対する悔しさ。目を見開いて呆然とする彼女の表情は、まるで絶望に直面しているかのようです。そんな彼女の周囲に舞い上がる無数の白い羽。

どんなに絶望的に映る情景の中でも、希望の白い羽は再び舞い上がる。その事に気付き、希望を掴み取れるかどうかは自分の心の在り方次第。

 

絶望と希望が織り成すアンビバレントな情景。そこに彼女の葛藤を、心の動きを垣間見ているからこそ、これほどまでに美しく私たちの目には映るのかもしれません。

 

 

 

f:id:akino_oniku:20171014023115p:plain

f:id:akino_oniku:20171014023155p:plain

f:id:akino_oniku:20171014023237p:plain

 

 「迷う気持ちも」

 

無防備なまま海中に沈みゆく千歌ちゃん。前のシーンで涙を滲ませて瞼を閉じた彼女の心情風景でしょうか。涙の中の世界なのかもしれません。

思考の海の中で希望を探して迷う描写は、1期2話「転校生をつかまえろ!」で「海の音」を聴こうとするあのシーンを想起させます。

海 (Aqours) の中で彼女が迷いの末に辿り着く答えは何なのでしょうか。

 

しかしまぁなんという美しいシーンよ。海面に差し込む光の鮮やかさ、ダイナミックで繊細な気泡の描写、そして海面から海底への深い青のグラデーション。

映像のどこを一時停止しても息を呑む美しさですし、動画も水圧と重力を感じさせるような見事な動きになっていて、本当にすごい。(知識と語彙力の限界)

 

 

 

f:id:akino_oniku:20171014025927p:plain

 

 「なみだも」

 

の瞬間が海のカット。やはり "涙"="海" の隠喩で描かれているように思います。

 

 

f:id:akino_oniku:20171014024800p:plain

f:id:akino_oniku:20171014024839p:plain

 

 「バイバイ」

 

海面から勢いよく飛び出す千歌ちゃん。

振り切った勢いで水飛沫が美しい弧を描き、希望に満ちたその目は真っ直ぐに太陽を見据えます。

 

"涙=海" を飛び出した彼女の姿は、迷いを振り切って輝きを目指す2期1話のラストシーンのAqoursを象徴しているかのようです。

はたまた、

"海=Aqours" を飛び出して "太陽=輝き" を見据えるその姿は、Aqoursの中にいる自分を経て、何者にも捕われない自分自身の新しい輝き方を見つけるという隠喩なのか。

 

前者の素直な受け取り方のほうが、"千歌ちゃんにとって輝くということは自分ひとりじゃなくて、誰かと手を取り合い、みんなと一緒に輝くことなんだよね" という1期11話「友情ヨーソロー」で語られた、千歌ちゃんが見つけた輝き方に沿えていますね。

後者は曲解ですが、何が起こるのか分からないのが未来。先の展開が楽しみです。

 

 

 

f:id:akino_oniku:20171014024922p:plain

f:id:akino_oniku:20171014024947p:plain

f:id:akino_oniku:20171014025023p:plain

 

 「さぁ出発だ!」

 

千歌ちゃんのダイナミックな動きで視線を画面右側に引き付けてからの、白い鳥が画面左側に向かって横切り、そこから更に画面左側の太陽に向かって視線を誘導しています。

このたったの一瞬でグイグイに引き込まれて、圧倒的なパワーでガンガンかまして来るこのアニメーションのチカラ。

 

しかもそれだけじゃなく、曲の展開と映像の連動も。

 

このシーンの直前までドンドン強めに鳴っていたバスドラムの音が「さあ出発だ!」の瞬間に消えて、無音の中で白い鳥が飛び去る映像がもたらす爽快感、サビに向かって突き抜けるカタルシス。

 

 

もう、本当に、手放しで、ここ全部最高。大好き。

 

 

 

f:id:akino_oniku:20171014041419p:plain

 
 「何度だって追いかけようよ 負けないで 」
 「失敗なんて誰でもあるよ 」

 「夢は (消えない) 夢は 」

 

f:id:akino_oniku:20171014041513p:plain

 

 「  (消えない)  」

 「何度だって追いかけようよ 」
 

f:id:akino_oniku:20171014041543p:plain

 
 「負けないで 」
 「だって (今日は) 今日で (だって) 」
 
もうね、歌詞が良すぎていつもサビで泣かされます。
夢は消えないし、失敗しても良い。何度追いかけたって良い。
普遍的でごくシンプルな当たり前の事を歌っているようで、でもAqoursが歌うからこそ強く心を揺さぶる歌詞だと思います。彼女たちの物語が、生き様が、中の人も外の人も一緒くたになって一気に心に雪崩れ込んでくる。
コーラスで同じ言葉を重ねて来る所が本当に強くて、なぁ。大人になってからはこんなに真っ直ぐな言葉で背中を押してくれる人、そうはいないですよね。泣くわこんなの。
 
バスの中の9人が視聴者側に向けてメッセージを送ってくれてるような視点です。
1期の物語になぞらえて、だんだん仲間が増えていくような絵になってると思います。9人バージョンの歌唱では、だんだんユニゾンが増えていく展開になるのでしょうか。
 
このバスのシーンの9人、やけに幼く描かれてて (デフォルメされてる感じ?) 表情や仕草も本当に無邪気な感じで。その彼女たちがこの歌詞を歌ってる事が、ものすごい純粋なメッセージ性を生んでる気がします。
 
このシーンにおけるバスは、Aqoursというユニットその物の象徴ではないかと思っています。つまりスクールアイドルという "容れ物" としての "Aqours"。
バスの外の世界、眩しいですよね。光が差してくる方向と逆の窓からも輝きが溢れています。「外の世界は輝きに満ちているよ」っていうメッセージでしょうか。もしくは心が変われば世界も輝く、というメッセージかもしれません。
 
 
 
もしくは 夢・・・? 
 
 

f:id:akino_oniku:20171014043018p:plain

 
 「目覚めたら 」
 
千歌ちゃんがバスを降りるシーンで「目覚めたら」の歌詞が来ます。
ここで言う "目覚め" を "自分の心が変わる事=覚醒" という意味で内的な世界の目覚めとして捉えるべきか、それとも "自分の心が変われなくても朝は来る" という外的な世界の目覚めとして捉えるべきか。
 

どちらの捉え方でも意味が通る歌詞だと思われるので、敢えて解釈を限定する必要はないのかもしれません。

 

前述したようにバスを "Aqoursという容れ物" として捉えた場合、バスを降りるという行動が表すのは... "スクールアイドルとしての自分" 以外の輝きへの可能性。

もしくはバスを降りるという行動が "終点" もしくは "バス停" に着いたからという外的な要因に依るものか。外的な壁をどう乗り越えていくかが2期のひとつの課題であると思われるので、後者はまず無さそうですね。

かと言って前者もラブライブらしからぬ仮定になってしまいますが、奇しくも海面から顔を出した千歌ちゃんが太陽を見つめるシーンと、同じ展開を示唆していると解釈する事ができます。

自分で提唱しておいてなんですが、受け取り方に困っています。

 

 

 

f:id:akino_oniku:20171014042937p:plain

 

 「違う朝だよ

 

2期1話のクライマックスのシーンを想起するような歌詞ですよね。

陽射しが浮かぶ鮮やかな海を背景に、優しくこちらに微笑みかける千歌ちゃん。

 

聖母ですね。

 

ここの千歌ちゃんソロパート、めちゃめちゃ良くないですか?私は初見の時ここで「あーーーもうだめだーーーーー。」ってなりました、なんか歌声が直で涙腺に来る感じ。

このカット、2話以降では差し替えがありそうですよね。お当番回としてメインでエピソードが掘り下げられたキャラクターが出てくるのでしょうか?そうなるとソロパートも変更がありそうですし、もう、怖い。絶対しんどい。

 

この背景の海、ハッとするような鮮やかな青で奇麗ですよね。まさに "目が覚めるような青" だと思うので、歌詞との連動も見事にキマってるかと。

 

 
 

f:id:akino_oniku:20171014060812p:plain

 

1期のEDと同じ並びで太陽を見つめる9人です。

1期EDではどこか憂いを帯びたような笑顔だったのが、2期EDでは全員が希望に満ちたような笑顔になっています。目を見開いて輝きを見つめている所と、少し口角が上がっている所がポイント。

 

f:id:akino_oniku:20171014061013p:plain

 
 「ああ 太陽が 」
 「笑いかけるよ」
 
「太陽が笑いかけるよ」をOP曲の歌詞の「味方なんだ空もこの海も」と同義として捉えれば、「さあがんばるんだと輝いてるよ」というメッセージになりますね。
 
OPの映像のラストのカットでは夕陽に向かう9人の姿が描かれていましたが、EDの映像では朝陽に向かっています。終わりが始まりに繋がるという構成が、"輝きの円環" を描くというラブライブのテーマのひとつを見事に表しているかと。
※追記
両方とも夕陽ですよ、とのありがたいご指摘を頂きました。事実と違う情報を拡散するわけにはいかないので訂正しておきます。大変失礼いたしました。
 
 
 
1期のEDと同じ構図、同じポージングで並んで立つ9人ですが背景の景色が違いますね。このシーンは太陽に向かう事に意味があるので、季節が変わり太陽の登る位置が変わったためかと推測されます。
※追記
1期EDの海岸は島郷海水浴場で、2期EDの海岸は三津海水浴場であるとのご指摘を頂きましたので訂正させて頂きます。大変失礼いたしました。
 
 

f:id:akino_oniku:20171014061132p:plain

 

実写かと見紛うようなリアルな動きを見せる波。

ダンスシーンだけでなく、美しい情景を描くためにも惜しみなくCGの技術を注ぎ込んでくれる所。クリエイターさんの愛と情熱の結晶ですね。ありがたいことです。 

 

f:id:akino_oniku:20171014061207p:plain

f:id:akino_oniku:20171014073700j:plain

 

ラストのカットですが、砂浜に書かれた「Aqours」が1期EDと2期EDでは向きが逆さになっていますね。

1期EDの方は太陽に背を向けて字を書くかたちになりますが、2期EDでは太陽と向かい合って書く構図になります。こっちの方がAqoursらしい気がしますね。

もしくはシンプルにカメラワークが変更になっているので、アングルをカットせずに文字を見せるために逆さにしただけかな、とも思っています。

 

細かいことを言うと、2期EDでは文字の周りに靴がない事も少し気になります。

単純に寄りのアングルのカットだから映っていないだけかもしれませんね。靴だけ残っているカットだと、絵的に縁起悪いという配慮でしょうか。

 

 

f:id:akino_oniku:20171014073830j:plain

 

ちなみに筆跡は1期のEDとも1期3話のダイヤ様のものとも一致しません、誰が書いたのでしょうか。2期EDは丸文字っぽいので千歌ちゃんかなって想像してます。

Aqours→AqourSのように「S」の字が大きく書かれてるのは、「みんなで叶える物語」の "みんな" を意識してるのかなって思ってます。そうだったら、なんか嬉しい。

 

 

⚓️⚓️⚓️⚓️⚓️⚓️⚓️⚓️⚓️⚓️⚓️⚓️⚓️⚓️

 

 

さて、この「勇気はどこに?君の胸に!」で満を持して登場した "君" というキーワード。一体どんな曲なのかとワクワクしていたら、期待を遥かに上回るような直球で "みんな" に向けられた応援歌でした。

 

 

それは0を1にできた "いま" のAqoursだからこそ歌える等身大のエール。誰もが胸に抱く小さな願いを、その夢を追いかける事を強く後押ししてくれる歌。

Aqoursはきっと "キセキ" を起こす。"みんな" の先陣を切って駆ける風になる。それでも彼女たちは "君" である私たちを絶対に置き去りにはしない。Aqoursは私たちと共に輝くための上昇気流となり、一緒に地平の向こうの輝きを目指してくれるでしょう。

 

そんな無謀な挑戦を信じたくなるような、勇気を貰えるようなパワーをこの曲から感じました。これからのAqoursが紡ぐ物語がこの曲に更なる輝きを与えてくれると思うと、自分もうかうかしていられない、という気持ちになります。

 

この温かく力強いメッセージをしかと受け止めて、この曲をずっと大切にしていきたい。そう思いました。

 

 

 

⚓️⚓️⚓️⚓️⚓️⚓️⚓️⚓️⚓️⚓️⚓️⚓️⚓️⚓️

 

 

 

我ながらハチャメチャな解釈だと思うような考察もぶちまけてみましたが、予想を見事に裏切る展開が来るのか、ダークホースで的中してしまうのか先が楽しみです。

私からは以上!長くなりましたが、お付き合い頂きありがとうございましたんたん!

ロックは死んだのだ。という話

www.youtube.com

 

なんとなくyoutubeを開いたら、お勧めされた動画がこれだった。

ずっと好きだったバンドのトリビュートアルバムが出るって言う。

最近全然邦楽ロックとか聴かなくなったなぁと思って、何気なく再生してみたら細美武士(MONOEYES)が「ROCK STEADY」を歌い出した。

それは結構な衝撃だった、何事だと。

続いてACIDMAN、9mm、スペアザ、バクホン、ピロウズ、アジカンと耳に馴染みのあるバンドが名を連ねた。

10年どころか、それよりもっとずっと昔の楽曲をカバーする懐かしい声を聴いて、自分でもわけのわからない感傷に襲われた。

ヘッドフォンを装着して改まった気持ちで、もう一度再生してみた。

やっぱり説明のできないような謎の感慨があったけれど、でもそれだけだった。

 

俺たちの世代の邦楽ロックファンにとって、ストレイテナーの「ROCK STEADY」はひとつの時代そのものであり、他のどんな曲にも替え難いようなアンセムだ。それを、あの細美武士が歌っている。

それこそ10年前の俺だったらデカい声出して取り乱したはずだし、鳥肌の立つような出来事であったはずだ。

ところがどうだろう、妙に落ち着いた気持ちで噛み締めてしまう自分がいた。もう少し感動するんじゃないかと思ったし、これだけ思い入れの深い曲と人同士の組み合わせだ。泣いたっておかしくなかった。

 

ふっと やっぱり俺の中でロックは死んだんだ、と腑に落ちた。

 

ずっと好きだったバンドやアーティストの新譜をチェックしなくなったのは、いつからだろう。e+から送られてくるメールに隈無く目を通したり、ライブの為に遠征したりしなくなったのはいつからだろう。

 

 

 

10代後半から20歳ぐらいの時、一度ロックというジャンルから離れて四つ打ちの音楽に傾倒した時期があった。上京したての自分には、クラブというちょっとアングラな匂いのする空間がとてもカッコよく思えて、ジャンルも良くわからず遊び方もわからないまま色んな音源を聴き漁った。

今にして思えば、当時流行していたテクノポップ調の邦楽が新鮮に感じただけで、クラブミュージックの良さは全然わかっていなかったのだけれども。当時はファッションもモード系が全盛期の頃で、とにかくギラギラドンドンした音楽を聴いてればイケてる、みたいな風潮があって。何となくそれに流されていた。

 

リア充でもキョロ充でもなく、かと言ってロックキッズでもなく自分を見失っていた俺は、ろくに学校にも行かなくなっていた。その頃初めて深夜アニメと出会った。

別に特別そこに強いオリジンを感じている訳ではない。ハルヒ、らきすたから美少女が前面に出たアニメにハマった量産型だ。ただ、恐らく同世代よりも少し遅れて京アニと出会い、それが入り口になっただけの話。

当時は柊かがみという少女の沼にハマり病むほど愛情を注いでいたとは言え、あの頃の自分に「お前アラサーになってもまともな職にもつかず彼女もいなくて、しかもバッキバキハードコアにオタクしてるぞ」って言っても、絶対に信じないと思う。というか未だに信じられない。

まさかこの歳になるまでアニメファンでいるとは思っていなかったし、高校生の頃からずっと大好きだったバンドも聴かなくなる日が来るとは思ってなかった。

 

変わらない価値観なんてないのかもしれない。

 

大山純やナカヤマシンペイがロン毛をやめてバッサリ髪を切った時はショックだったけれど、自分も気が付いたら肩より下まで伸ばしていたロン毛をやめた。

渡辺曜ちゃんになりたくて1年以上ずっと髪をブリーチし続けたけれど、もうそれをする事もないかもしれない。

 

自分にとってストレイテナーのライブツアーを追いかける事と、Aqoursのライブツアーを追いかける事に大した違いはないし、ツアーのグッズを買う時のドキドキも同じ感覚だ。

ライブならではのエモーショナルの体感と、オーディエンスとの一体感。それらが作り上げるライブという空間が好きなのだ。

 

ただ、比べる必要もないけれど敢えて比較して言うのであれば、バンドよりラブライブを追いかける方がハチャメチャに金がかかるし、多分客観的に見てバンドの追いかけより2.5次元アイドルの追いかけの方がイメージは良くない。多分趣味として公言した時にモテるのは前者だと思うし、後者は人に説明もしづらい。

 

それでも、こんなにわけもわからん程に感動して泣けるのはラブライブだけだし、これだけ夢中になれて、その熱量をたくさんの人達と共有して信頼関係を築けたのも、やっぱりラブライブだけだった。

なんか知らんけど、ラブライブってめちゃめちゃすげーんだよな。

 

ロックのライブやクラブイベント、フェス、それはそれで違った良さがあるし、違うジャンルの現場を比べる必要はない。でも敢えて言うとAqoursは抜群にカッコいい。

これまで数百本ものアニメを見てきたけれど、アニメラブライブは飛び抜けてヤバいチカラがある。別に比べる必要もないし好みの問題だけど、比較にならない良さがある。

 

過去10年ちょっとを振り返ってみて、自分の人生の経験値を全投入して楽しめるだけの魅力があって、脳みそも感性もフル稼働で楽しめる。そんな楽しいモノは無かった。

人生レベルで自分をぶちこめるようなコンテンツなんて、そうそう出会えるもんじゃないと思う。

幸運と思うか、不運と思うかは自分の勝手だ。

 

だから、俺の中でロックは死んだけど、それでもまぁいいかな。

 

そう思えた っていう自分語りでした。

Aqoursちゃんの外洋航海について考えてみる

最近Aqoursちゃんが様々な紙面に登場する機会が増えてますね。

 

こないだ雑誌買ったばっかりなのに、また部屋に読みもしない雑誌が増えてる...なんて方は多いのではないでしょうか。

  

 

f:id:akino_oniku:20171012014602j:plain

 

彼女たちが最初にヤンジャンの表紙を飾ったのも記憶に新しいですね。

それまでAqoursが特集されていた声優誌などとは一線を画す、新しい一面を見せたグラビアは大反響でした。

少なくとも私のツイッターのTLでは。

 

 

f:id:akino_oniku:20171012041232j:plain

 

「空前絶後のスクールアイドル 衝撃再び......!!」ってキャッチコピーめっちゃいいですね、これ勢いあって好きです。

 

からの極め付けはこれ。

 

f:id:akino_oniku:20171012015133j:plain

 

これです、メンズジョーカー。

なんの脈絡もなく男性ファッション誌に登場したのヤバいですね。

しかもこれ、表紙を見てもAqoursちゃんが(正確にはきゃんしゅかきんちゃんの3名ですが) グラビアで登場してるとはわからない上に、なんだったら紙面をめくって眺めていても「あ、なんか若くてきれいな女の子の写真が載ってるな」ぐらいの感じ。

アニメ・声優感ゼロで登場してるんですね。

皆さま買われてるでしょうから、敢えて言わずともご存知かと思いますが。

 

 

これだけに止まらず

 

 

f:id:akino_oniku:20171012015841j:plain

 

フォトジェニックな雑誌にフォトジェニックなビジュアルで登場したり

 

f:id:akino_oniku:20171012020145j:plain

 

ダイビング雑誌に登場したり。

改めて見るとこの果南ちゃん真面目にけしからんですね。買えばよかった。

 

 

 

Aqoursとしての活動ではなく、個々の活動も含めれば更にメディアでの露出の機会とその幅は広がっています。

雑誌での露出に止まらず、地上波でのテレビ出演や、ライブの映像が流れたりと、アニメコンテンツ以外での露出が増えてきたように感じます。

私なんかはどんな媒体であれ、供給して頂けるのであれば「はい!ありがとうございます買います!!」って脊髄反射でポチッとしてしまうのですが、

改めて冷静に考えると、なんかすごいぞ。

声優という職業とはなんなのか...という気持ちになってきたので、これどういう事なのかなって。ちょっと考えてみようかな、と。

 

とは言え、これといってマーケティングの知識や経験があるわけでもなく、具体的に何かしらのデータをもって分析ができるわけでもないのですが。

 

 

 

そもそもヤンジャンで表紙ってそんなに凄いの?

 

 

 

週刊ヤングジャンプ』(しゅうかんヤングジャンプ、WEEKLY YOUNG JUMP)は、集英社が発行する日本週刊青年漫画雑誌1979年(昭和54年)5月に月2回刊誌『ヤングジャンプ』として創刊し、1981年(昭和56年)の週刊化に伴い誌名を変更。毎週木曜日発売。略称は「ヤンジャン」、「YJ」。

wikipediaより引用 

 

発行部数(2008年4月以降)(社団法人日本雑誌協会
  1〜3月 4〜6月 7〜9月 10〜12月
2008年   935,417 部 920,834 部 900,917 部
2009年 851,667 部 838,334 部 820,834 部 805,834 部
2010年 770,834 部 755,000 部 746,154 部 738,334 部
2011年 723,084 部 675,637 部 682,084 部 675,834 部
2012年 662,500 部 650,000 部 636,667 部 624,167 部
2013年 611,667 部 602,500 部 599,167 部 598,462 部
2014年 598,182 部 598,334 部 591,667 部 588,462 部
2015年 577,273 部 574,167 部 564,167 部 563,462 部
2016年 561,250 部 553,333 部 550,000 部 546,250 部
2017年 535,000 部 532,500 部    

 wikipediaより引用

  

雑誌が売れなくなってきているという話が顕著に見えるデータですね。

とは言え、3ヶ月で53万部も売れているようです。

数字がでかすぎてどれぐらい凄いのかわからんな。

1ヶ月あたり17万6千部ぐらい発刊されてるってことは、1週あたり4万部ぐらい発刊されてるってこと?

 

 

ピンと来ないので、一般社団法人「JMPA (日本雑誌協会)」さんの力を借りてみます。

 

 

JMPAマガジンデータ : 男女 趣味専門 

部数算定期間 : 2015年10月1日~2016年9月30日

                              ゲーム・アニメ情報誌 (「*」は印刷証明付部数)
雑誌名 出版社名 発行部数
アニメージュ 徳間書店 55,492 *
アニメディア 学研プラス 48,183 *
声優アニメディア 学研プラス 13,825 *
PASH! 主婦と生活社 43,825 *
Vジャンプ 集英社 258,333 *
メガミマガジン 学研プラス 24,983 *
OTOMEDIA 学研プラス 30,000  
キャラぱふぇ KADOKAWA 180,000  
月刊ニュータイプ KADOKAWA REP 110,000  
コンプティーク KADOKAWA REP 75,000  
週刊ファミ通 カドカワ 300,000  
テックジャイアン KADOKAWA REP 130,000  
電撃Girl's Style KADOKAWA 130,000  
電撃G's magazine KADOKAWA 80,000  
電撃Nintendo KADOKAWA 80,000  
電撃PlayStation KADOKAWA

210,000

 

電撃G'sマガジンの発行部数は、1年間で8万部のようです。

ということは単純に考えて、Aqoursはヤンジャンで2度表紙を飾っているので、それだけでG'sマガジンの年間の発行部数を超える冊数が消費者の手に渡っていることになりますね。

なるほど。これは確かに、Aqoursの存在をより広くの人に知ってもらうという目的において、これまでにない大規模な宣伝効果が期待できそうです。

 

 

ちなみに雑誌「メンズジョーカー」は20〜30代の男性をターゲットにした"きれいめ"系の、言ってしまえば異性受けを重視したファッション誌です。

10〜20代のおされ男子が大体読んでる他の雑誌と発行部数を比較してみると

 

MEN'S NON・NO(集英社)  130,000部
POPEYE(マガジンハウス)    98,500部
Men's JOKER(ベストセラーズ)  115,777部

 

あら、普通に人気雑誌ですね。

 

 

 

どの雑誌に登場する時も共通しているのは、わかりやすくビジュアル面でゴリ押ししているのはもちろんの事、"等身大の20代の女の子像" を前面に押し出している所がポイントですよね。

単純にアニメ・声優ファンのみならず、様々な趣味、嗜好を持った幅広い層に向けて認知度を上げていきたいという目的が見えるように思います。

アニメのキャラクターの声を担当するキャストが、単純に中の人としてだけでなく、個人のパーソナルな部分の魅力にスポットを当てて売り出している ってところが新しいんじゃないかな と。

これは本当にAqoursだからこそできる事のように思われます。中の人Aqoursも、Aqoursだからこそできる彼女たちだけの輝き方を求めて成長を続けているんですね。

 

まぁ...売り出してるのは事務所やら出版社やらレコード会社の人なのですが。結果として様々な現場での経験を積む中で、ジャンルに捉われないこれまでと違った魅力や輝き方が開拓されていくのは素晴らしい事だと思います。

 

冷静に考えてみたら女性向けファッション誌(主に青文字系)に女性声優がモデルとして登場したことは結構ありますし、Aqoursちゃんも今後はファッション誌での露出は増えていくのではないでしょうか。

 

 

 

何が言いたいかって、Aqoursちゃんのおしゃれスナップが見たいから出版社各位、頼むぞ!!ってことです。

 

 

 

なんだこのブログ..........俺は何をしたかったんだろう.......................

1話感想

 

「輝きって、いったいどこから来るんだろう?」

 

 

10月7日。部屋の電気を消して自室の暗闇の中でひとり、ノートPCを開いた私は訳のわからない緊張感の中で22時半を待った。

そして画面にかじりつくようにラブライブ!サンシャイン!!2期1話を見た。

画面の光に照らされた私はその輝きから目を背ける事もできず、ただひたすら圧倒されて30分間を過ごした。

涙と鼻水が止め処なく流れては口に入ってきたが、1m先のボックスティシュに手を伸ばす事すら億劫で、身動きすらできずに見終えた。

あれは何だったのだろうか。

 

動悸が高鳴り、呼吸は浅く乱れていた。吐き気すら催しトイレに駆け込んだ。吐いてしまえば楽になると思ったが、身体からは何も出てこなかった。

夕食を食べていなかったのかもしれない。意識が不確かで、1話を観る前の記憶は薄ぼんやりとしていた。

ベッドに横になると、ぐちゃぐちゃの頭の中をぐるぐると映像が廻った。ツイッターを開いて何か喋ろうとしたが「もうだめだ」「強すぎた」ぐらいの事しか思い浮かばず、TLで誰かの声を見る事も聞く事もしたくなかった。

うんうん唸りながら狭いベッドの転がること30分。ようやく正気を取り戻し、身体に感じた不調も収まったように思われたので、意を決して2周目を見る事にした。

時計に目をやると、放送終了時刻から既に45分ほど経過していた。

 

 

あれは、一体何だったんだろう。

確かめる必要があった、なにもかも。自分の納得のいくところまで。

 

 

 

 

 

感想やら考察やら、書いてみようかとも思ったのですが。まとまらないので2期1話を見て、死ぬほど輝きを食らった様子をドキュメンタリータッチ(?)で書いてみました。

 

 

 

そしたらただの日記になりましたね。

 

 

 

輝きと真正面から向き合って、1話放送後に関連記事を上げている方がたくさんいらっしゃいますね。

私にはその人たちが眩しくて仕方がない。というかアニメ本編の考察、感想記事はひとつも見ていません。今後も当分見れないでしょう。

 

楽曲の考察であれば解釈にある程度の余地は残されていますが、アニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」の物語や演出には明確な意図があり、そこには必ず正解がある。しかしその全てに自分の解釈が沿えるとは私は思っていません。

いちばん伝えたい想いを受け取れるかどうか、そして受け取った上でどうするのか。

受け取った強いメッセージは言葉にすれば、その言葉は必ず自分に帰ってくる。

刃物を握って良いのは刃物を向けられる覚悟のある人だけです、そして私にはその覚悟がない。

 

せっかく大好きな作品についてアウトプットできる環境があるので、話数ごとのお気に入りのシーンを紹介したり、ED映像と歌詞の考察なんかをやってみたい気持ちはあります。でも、躊躇してしまう。

受け取った事を自分の解釈を添えて発信するよりも、受け取った上でどう行動するのかの方がこの作品の本質に沿えるような気がしていて。

 

 

本当に1話は凄かった。

 

 

「0」を「1」にした先で、「1」をどうするのか。「1」とどう向き合うのか。という点に注目が集まった話数だったはずです。

しかし私には、千歌ちゃんが「1」を手にした先でもう一度「0」の自分と向き合った回に思えたんです。恐らく普通の人と解釈が違うであろうことは目に見えています。

 

単純に、ここ数ヶ月私が自分自身への課題としてきた "自分を「0」にして「0」の自分を受け入れる" というテーマと、"普通怪獣" としての叫び声を上げた彼女の姿が重なって見えたんです。

まさに自分のためのアニメだと思ったし、秋の2期はあきのニキのためのアニメ、という持ちネタが現実になってしまった瞬間でした。

常に突き付けられますね。変われない自分と、変われない事に対する言い訳と、勇気のない自分と。彼女達はそれを全部、意志のチカラで乗り越えて現実を変えていこうとする。眩しくないわけがない、あまりに純粋な"輝き"なんですよね。

 

紙飛行機は彼女達の後を追うようにして太陽に向かっていく。

私も彼女達に置いて行かれないように、自分の輝きを目指して進みたいと思いました。

「未来の僕らは知ってるよ」OP映像について考えてみた

 

f:id:akino_oniku:20171010023123p:plain

 

 2nd LIVE TOURの余韻に浸る間も無く、うかうかしてるうちにラブライブ!サンシャイン!!2期が始まってしまいました。

皆さまも既に、怒涛の勢いで繰り出されるラブライブに翻弄されている頃かと思います。

毎週土曜日が来るのが怖くて仕方がないですね。

全13話を放送する中でOPだけは変わらないと思うので、とりあえずOP映像ぐらいは考察してみようかな。

ファーストインプレッションの感覚は繰り返し見る中で失われてしまうものなので、新鮮な気持ちを忘備録に書き起こしておきたいと思います。

 

とても抽象的なカットや表現が多いので、妄想がとまらない...だったらとめずに、心ゆくまでユカイな未来描こう!!

 

 

 

f:id:akino_oniku:20171009044955p:plain

f:id:akino_oniku:20171009044110p:plain

f:id:akino_oniku:20171009044238p:plain

 
ステージ上の花のモチーフから "輝き" が降りてきて、千歌ちゃんが拳を握る寸前に "輝き" は頭上で消えます。
μ'sが残した "輝き" へ憧れから始まったAqoursを表しているのかな?
でも蓮の花じゃないですし、君ここのMVにも花のモチーフはたくさん登場しますが、この形の花は見覚えがありません。
花には大きな意味はなく、輝きが舞い降りてくるという事に意味があるのかもしれません。
 
 
 

f:id:akino_oniku:20171009215318p:plain

 

「本気をぶつけあって」

 

歌い出しからガチンコです!2期ヤバそうという期待と恐怖に胸が震えます。

"本音ぶつけあうことから始めよう" と歌う未熟DREAMERとも重なる歌詞ですが、心の扉をノックするような遠慮がちな距離感の振りではなく、正面から拳をぶつけてる所に9人の距離感が近付いており、信頼関係が深まっていることを感じますね。

 

 

 

f:id:akino_oniku:20171009200032p:plain

 
「手に入れよう未来を!」
 
この瞬間右手をかざし、"未来" を掴みにいく千歌ちゃん。
舞い降りてきた輝きが眼前で消えても、自らの手で輝きを掴みに行く。
Next Step!に踏み出したAqoursの、強い意志表明を感じます。
 
 
 f:id:akino_oniku:20171009201230p:plain
 
肘打ちと共にウィンクする千歌ちゃん、ありえん可愛いですね
あんちゃんがこれやってくれるの想像すると泣けてくるし、伊波杏樹さんに肘打ちされたいだけの人生だった。
 
 
 

f:id:akino_oniku:20171009050225p:plain

 

このカットだとわかりませんが、扇型の会場、3面のスクリーン、花道にセンターステージ。
埼玉メットライフドームかな?3rd LIVE TOURの一箇所目の会場ですし、恐らくそうじゃないかな。
ステージ上の花のモチーフが気になりますね、スクエア型のミラーボールも。背景のスクリーンには六芒星🔯。
 

f:id:akino_oniku:20171009052508p:plain

 

「夢のカタチ」かな。
星の形は五芒星じゃなくても良いし、ミラーボールも球形じゃなくても良い。夢のカタチは自由。
「未来をどうしようかな」
の部分でミラーボールのカットが来るので、未来のカタチっていう捉え方もありますね。輝き、夢、未来、の三つのキーワードを包有しているのかもしれません。
ミラーボールは光を受けて輝くものなので、"輝きを受けた人の心もまた輝く" という捉え方もできるかな。
「未来をどうしようかな」の歌詞めちゃくちゃヤバいですね、未来が自分たちの意志で変えられるものとして、自分たちの力を信じられているからこその歌詞。
 
 
 

f:id:akino_oniku:20171009193414p:plain

 
歌い出しのフリは青空Jumping Heartを彷彿とさせるフリになっていますが、彼女たちの後方から9色の光が放たれている所に1期OPとは違ったパワーを感じますね。
 
この曲のダンス、何箇所かμ'sの僕今やそれ僕を彷彿とさせるフリがありますが、意図的なんでしょうか?石川ゆみ先生の振り付けなので歌詞と動きを連動させるという目的で、同じ動きが出てくるのも必然ではあると思いますが。気になります。
 
このカットではわかりづらいですが、セーラーカラーやベレー帽などが取り入れられた衣装となっており、キャッチーな「マリンテイスト」になっていますね。
新たな航海=Next Step!に漕ぎ出した彼女たちに相応しい、これまでの衣装の雰囲気やディティールの要素がミックスされた、彼女たちの歩みや経験が想起されるようなデザインになっています。
 
 
 

f:id:akino_oniku:20171009194740p:plain

 
衣装繫がりで、秋冬版の練習着の登場です!
曜ちゃん何なのそのリアクション??
かわいすぎワロタ...無限に見てられます、練習着には個性が現れてるのが良いですね。
梨子ちゃんはテニスウェアみたいな感じなんだけど。プリーツスカートの下に半端丈のパンツ合わせてる感じが、また絶妙にあざとダサくてかわいい。やけに似合ってますね。
ダイヤ様はバレエダンサーっぽい雰囲気なんですけど、ありしゃがバレエやってた所から逆輸入だったりするのかな?という深読みしてみたり。
果南ちゃん全然厚着になってないのもめっちゃいいですね。きっと代謝が良いので寒くないのでしょう。
 
 
 

f:id:akino_oniku:20171009201532p:plain

 
「味方なんだ 空もこの海も さあがんばるんだと 輝いてるよ」
 
の歌詞と共に砂浜を駆け抜ける3人としいたけ。このシーン最高ですね、曜ちゃんの魅力が天元突破してます。
背景の海の色彩設定、君ここのMVの海を意識しているような鮮やかさなのがまた大変良き。
深い考察はできませんが、"今まで自分を育てた景色" が "さあがんばるんだと 輝いてるよ" と思える事に、彼女達のこころの持ち方が変わった事を感じますね。
ポジティブなパワーと地元愛に満ち溢れていて、映像も相まって前進するエネルギーを強く感じます。
 
 
 

f:id:akino_oniku:20171009204512p:plain

 
初見で「もしかして🍊...」と思ったら、普通に木琴とか叩く棒(呼び方わからなし)でしょうか。
とにかくハチャメチャにかわいいですね。パーフェクトです。
 
 
 

f:id:akino_oniku:20171009211455p:plain

 
「希望でいっぱいの」
 
手の結び方が違う所、ドキッとしちゃいますよね。
曜ちゃん千歌ちゃんに背中を預け、梨子ちゃん千歌ちゃんと向き合う、という関係性の違いを表したカットかと。
3人が見上げる空は同じですが、目を瞑って見ている "希望でいっぱい" の景色も同じなのでしょうか。
曜ちゃん推しとしては気が気じゃねぇ、いやまじで。
 
 
 

f:id:akino_oniku:20171009212240p:plain

f:id:akino_oniku:20171009212312p:plain

 
「今日が明日を引き寄せるんだと」
 
腕を組んで難しい話をしているのかと思いきや、いつもの並びで笑顔を見せる3年生組の姿。
1期のOPで雨の中目を伏せる3人とは対照的なカットで、ほんとに尊いですよね。
 
"引き寄せる" のが果南ちゃんなのが良きです。
1期8話までは過去に囚われていた彼女ですが、「今日が明日を引き寄せるんだと」
と "今日"="いま" を輝かせることが "明日"="未来" を輝かせる事に繋がる と歌っています。2期の果南ちゃんなら、ダイマリのふたりを引っ張っていく展開も見られそうな予感! 
 
 
  
f:id:akino_oniku:20171009204955p:plain

f:id:akino_oniku:20171009213102p:plain

 
「ハートの磁石をにぎって走る いまは」
 
胸の中の方位磁石は、"こころの赴くままに" 自分が本当にやりたい事に向かって突っ走る、というメッセージでしょうか。(ヨハネのそのポーズ、磁石の針のつもりなのかな...)
 
「"純粋な欲"はこころのエンジンなんです。
 情熱でどこまでも走っていくような......
 それがなければ物語は始まらない」 酒井和男
               
ラブライブ!サンシャイン!!TVアニメオフィシャルBOOKより引用
 
酒井監督の言葉を思い出すような、物語の根源的な推進力を思わせるフレーズですね。私はこの歌詞が大好きです。
 
 
 

f:id:akino_oniku:20171009214928p:plain

 
 
この6人が、最初にAqoursに引き入れた側である2年生組を迎えに来るカットやばくないですか。泣けますよね。
 
 
 

f:id:akino_oniku:20171011204627p:plain

 
「楽しいんだそれが (ずっと一緒にいこう)」
 

f:id:akino_oniku:20171011204802p:plain

 
「楽しいんだそれが」
それぞれが思い思いのフリを楽しそうに踊っているようなシーン、楽しみ方のカタチが人それぞれあって良いっていうメッセージにも思えます。
が、ここで向かって右側に偏って、3年生組が両手を広げるフリが共通してますね。
飛び立とうとしてない?嘘でしょ??やめてよまだ早いよ.............
 
 
 

f:id:akino_oniku:20171009220450p:plain

 
「未来をどうしようかな」
「みんな夢のカタチを探して」
 
夢の形を探すという抽象的な歌詞で、問題のこのカットです。
ステージ上から見たサイリウムの海が彼女達の眼前に広がります。
 
 

 

この景色、どう見えましたか? 私には9人が船の舳先に立って大海原を見渡している、そんな光景に見えました。 未来をどうしようかな みんな夢のカタチを探して 泣いたり笑ったり そんな歌詞と共に映るこの景色は、この曲を、そしてアニメ2期を象徴するような場面ではないかと私は考えています。 1期13話で歌われた「MIRAI TICKET」で、「やっと手にしたMIRAI TICKET」によって船へと乗り込んだAqours。その船は「ミライへ旅立つ」船でした。 そんな未来の、夢のカタチを探している途中のAqoursが乗る船からは、きっとこんな広大な海原が見えているはずです

未来の僕達はきっと答えを持っているはずだから - AQUARIUMと愛のうたをめぐる冒険

 

 
という十六夜まよ(@daimarco16)さんの記事を受けて、私とは解釈が違ったのでそのお話を少し。
私にはこのカットが飛行機の滑走路に見えたんですね。
 
 

f:id:akino_oniku:20171009221637p:plain

 
ラブライブ世界特有の抽象的な概念に、突如として現れた期待のニューカマー!
New! : 紙飛行機✈︎
私はこれを「夢」「希望」「未来」の象徴かなって月並みな捉え方をしていたのですが、
 
「未来をどうしようかな」
「みんな夢のカタチを探して」
 
この歌詞とワードの要素がリンクしました。
彼女達のステージ上から飛び出した夢や希望は、遠い海の向こう側へ飛び立っていける。
Aqoursのステージが "みんな" の夢を飛び立たせるための滑走路になる、というメッセージかなと思ったんです。
 

 高槻かなこさん

「私には夢があります。みんな目標を持ってそれぞれの人生を頑張っていて、その中にAqoursがいて、Aqoursを通して、みんなの夢っていうか、生きる活力になって欲しいなって思ってます。Aqoursの夢がみんなの夢になったらいいなって。みんなの生きる活力になりたいんだよ!本当に!みんな、明日から頑張れますかーー!!」

HAPPY PARTY TRAIN TOUR埼玉公演感想【後編】 - あきの忘備録

 

埼玉公演2日目の、きんちゃんのMCを思い出したんです。

こういう事だったのかなぁ、と。

理路整然とした説明ができずふわっとしてしまうのですが、私はあのカットの意味を考えた時にこんな所に辿り着きました。

 

✈︎ ✈︎ ✈︎ ✈︎ ✈︎ ✈︎ ✈︎ ✈︎ ✈︎ ✈︎

 

ここまで書いて気付いたのですが、画面左端から右上に向かって紙飛行機、飛んでますね..................

視聴環境がPCなので20回ぐらい観るまで気付けませんでした。

立てた仮説は合ってたのかもですが、合ってるも何も最初から画面の中に提示されてたのを見落としてただけなので、何の説得力もないなぁ.................

紙飛行機の存在に気付いてない方、もしいらっしゃいましたらよくご覧になってみてください..............。

 

 
 

f:id:akino_oniku:20171009233558p:plain

f:id:akino_oniku:20171009233651p:plain

 
「未来の僕たちはきっと 答えを持ってるはずだから」
 
でタイトルドーンですが、恐らく来年の春ですね。
浦女の校章を見つめる千歌ちゃんの表情ですが、恐らく2期では春まではやらないんじゃないかと思いますので...これは心象風景ですかね。
 
春の浦女が意味することは、3年生の卒業、そして新入生のいない新学期?
 
 
 

f:id:akino_oniku:20171010003944p:plain

f:id:akino_oniku:20171010004027p:plain

f:id:akino_oniku:20171010004101p:plain

 
「本気でかけぬけて!」
 
千歌ちゃんが振り向いた瞬間、顔のアップからカメラが引くと場面が切り替わってるのが本当に見事です!!
画面の向こう側から視聴者に向かって笑いかける千歌ちゃん。
 
 
 

f:id:akino_oniku:20171010004405p:plain

f:id:akino_oniku:20171010004429p:plain

f:id:akino_oniku:20171010004501p:plain

 
夕陽に向かって駆け出す9人の背中を追うようにして、紙飛行機が真っ直ぐに太陽に向かって飛んでいきます。
私たちの主観の目線から飛んでいく紙飛行機は、私たちの夢、希望、未来の象徴。
 

例え太陽の輝きには手が届かなくても、追いつけなくても。 それでも私たちにとってのAqoursが、共に太陽を追いかける無謀なマーチングバンドの旗手として、これからも身近に感じられるような存在であってくれたら良いな と思っています。

「10!」のコールやってみませんか?というお話 - あきの忘備録

 

私の希望がひとつ叶ってしまったような気持ちですが、続けます。

 

そして海に沈みゆく夕陽に向かって駆け出す9人の姿は、"最後" まで笑顔で走り抜けようとするAqoursの未来を暗示しているかのようですね。
 
 
 

f:id:akino_oniku:20171010010538p:plain

 

沈みゆく太陽が大きな輝きを放ち、画面が光でいっぱいになった次の瞬間、"あの海岸" の風景に場面が移り変わります。

 

f:id:akino_oniku:20171010010110p:plain

 
と思いきや、カメラアングルが引くとライブ会場のスクリーンに!!
グイグイ引っ張られる視点の変化、目まぐるしく変わる場面。
もの凄いダイナミックな展開に面食らいました。
 
G'sの紙面上の「助けて!ラブライブ!」から始まりアニメ13話のラストのカットの「君のこころは輝いてるかい?」に繋がった "あの" 海岸だと思われますが、
 
海岸に誰もいない。
 
夕陽が沈んだ後の海岸→Aqoursのいない海岸
これはつまり、、いや、ちょっと待って?「未来の僕らは知ってるよ」ってAqours解散後の未来から現在を振り返った視点の歌じゃあないですよね、、、??
サンシャインは3期までやるであろうとの予想に私も同意しておりますので、流石に2期のOPでそんなスケールの曲をやるか??
・・・ラブライブならやりかねない・・・常に予想を超えてくるのがラブライブなんすよね・・・。
いや、でもまさかそんなはずは。ラブライブ!サンシャイン!!・・・恐ろしい子!!
 
 
 

f:id:akino_oniku:20171010012052p:plain

 
「光る風になろう We got dream! 」 
 
これ相当ヤバいですね。1期13話MIRAI TICKETでは「ヒカリになろう」って歌っていたのに、2期OPでは「光る風になろう」って歌ってます。
紙飛行機が私たちの夢、希望、未来の象徴であるならば、それを乗せて飛ぶAqoursが「光る風になろう」と歌うということは「みんな、いっしょに輝こう!!」と同義ですしそればかりか、これまでは "自分たちが輝くため" に歌ってきたAqoursが "自分たち以外の誰かをも輝かせるため" に歌うのだということですよね。

 

それってつまり、あんちゃんが埼玉公演のMCで言ってくれた「これからもずっと、みんなで輝いてくれますか?いっしょに輝きを追いかけてくれますか?」というメッセージと同じ意味合いになると思います。

 

「光る風になろう We got dream! 」 
以上を踏まえた上で捉えれば、ここで言う "We" の "私たち" とは、"Aqoursとみんな" を含めての "私たち" ではないでしょうか。
 
 以前私がツイッターでも言っていた「みんなで叶える物語」は誰のもの?と通底する捉え方になりますが、
 

 

 

 

 

というわけで、私はこの曲の2番で「虹」というキーワードが出てきて欲しいぞー!!

以上、虹大好き芸人あきのによる2期OP考察でした。

 

※以上はあくまで個人の主観とこじつけによるものです。間違ってても怒らないでね。

HAPPY PARTY TRAIN TOUR埼玉公演感想【後編】

 

f:id:akino_oniku:20171007053410j:plain

 

あきのです(*> ᴗ •*)ゞ

 

 

 

前編に引き続き、後編も全曲感想いきます!

 

 

 

 

15. 青空Jumping Heart

幕間の愉快なアニメを挟んで場内が暗転すると、その直後「君のこころは輝いてるかい?」の衣装に身を包んだAqoursがステージ2階に横並びで登場。

隣の席の連番者が静かに「青ジャンだ。」と呟いた瞬間、息を呑む間も無くイントロが流れ出す。彼女たちが3人ずつ観客側に振り向く度に会場のボルテージが上がっていき、9人の輝きに負けじと会場全体からコールが巻き起こるも、走り出した彼女たちの勢いに先行され、食いつくように熱を上げていく会場の空気が印象的でした。

ユニット曲での3人ずつのパフォーマンスで、あれほどまでに会場を圧倒して見せた彼女たち。その彼女達が9人揃った時の輝きは圧倒的で、この曲をライブしている時のAqoursはほとんど無敵みたいなパフォーマンスを見せていたように思います。

1stライブまでは会場から巻き起こるコールは、「みんな」が彼女達を応援しようという感情が先行する事で生まれていた、言ってしまえば私たちがライブの空気を先導する という気持ちから生まれたように感じていたけれど。今回は完全に彼女達に圧倒される所からコールが始まったように感じていて、そんな所にも "いま" のAqoursの破竹の勢いを体感したライブだったと思います。

個人的には2番の歌い出しでメンバーが階段を降りて一階のステージに向かう際、2年生組の3人が二階に残って歌唱しているシーンが印象的でした。今公演ではそれまでのカメラワークでは抜きで映っていなかったキャストが抜きで映されていたりと、定番曲としてクォリティーを上げてくるだけでなく、パフォーマンスの魅せ方を変えて披露している所も良かったと思います。

 

 

 

16. SKY JOURNEY

今ツアーで完全に化けたと評判のこの曲。私はSKY JOURNEY大好き芸人の先駆者として、こじらせた記事を書いてしまうほどに思い入れておりましたので、この曲が "Aqoursのいま" を象徴する一曲となった事が嬉しくて仕方がありません。

 

 

「勇気が伝われば大丈夫 そんな熱い想い君から 受け取った僕もいま熱いよ」 「そんな熱い想い君から 受け取るのは僕だけじゃない 世界も広く熱いよ」 の歌詞は、"想いを伝える側"と"想いを受け取る側"が存在して初めて成立します。 そのためCDなどの音源を通した間接的な関係性よりも、ライブで面と向かってキャスト↔︎ファンの図式が成立した時の方が、圧倒的にこの曲の真価が発揮されるのだと思います。 ライブという同じ時間と同じ空間を共有できる場だからこそ、直接的にお互いに熱い想いを伝え合い、受け取る事ができる。これこそがラブライブの根幹である"輝きの円環構造"の体現であり、ライブでしか成し得ないことだったと思います。

HAPPY PARTY TRAIN TOUR 名古屋公演とは何だったのか - あきの忘備録

 

手前味噌な長文引用で恐縮ですが、名古屋公演初日の現地で同曲のサビで起こった「Fu-wa Fu-wa ×2」のコール。曲のクールな雰囲気に合わないなぁと思っていたら、埼玉では完全に無くなっていましたね。

サビのフリが背景のスクリーン映像とシンクロするパフォーマンスには、誰もが釘付けになり見入ってしまったのではないでしょうか。観客が声も出ないほど圧倒されるパフォーマンスを彼女達が見せてくれた事は、AqoursのNext Stepのステージを象徴する出来事だったのではないかと個人的には思っています。

ライブにおいてコールが完全に無くなる事を良しと思っているわけではありませんが、MCでの言葉を聞く限り、彼女たちは私たちが想像している以上に観客側の表情をよく見てくれているようです。声を上げずとも、私たちの熱い想いはAqoursに届いたのではないでしょうか。

ともあれ、2番のサビの前のすわわソロパートの「羨ましくなるよ眩しい故に」

が素晴らしく綺麗にキマったのにはゾクッとしましたね。からのサビまでの空白部分で、残響が静かに空間と時間を満たした一刹那。最高でした。

🌠

実質黒澤ルビィセンター曲のSKY JOURNEYですが、MCで「スカイウォーク」を「アクアウォーク」って素で間違えてるふりりんがアカン可愛さでしたね。

正直、降幡愛なら悪態付いたリアクションをしそうなものですが、そこで素を出さずに黒澤ルビィであることを崩さなかった彼女。これまでのどの公演よりも初志貫徹できていたのではないでしょうか。本当に埼玉公演はズバ抜けて凄かったと思います。

 

 

17. MIRAI TICKET

今ツアーのこれまでのセトリでは 青ジャン→SKY JOURNEY→君ここ の順だったこのパートに、突如として現れたブラックホース。

ユニット曲を削った部分に何が来るんだろう?と思っていましたが、このツアーの間にキャストの皆さんが口々に話していた「9人のチームワーク」「9人の絆」「9人の成長」というテーマを、Aqours9人での楽曲の披露で提示してきましたね。

 

「次は最後の曲です。聴いてください。TVアニメ第13話挿入歌、『MIRAI TICKET』」

の瞬間の鳥肌、巻き起こったどよめき。今も鮮明に覚えています。

この曲のお話をするにあたり、まずあんちゃんのMCから触れたいと思います。

2日目の同曲披露の際の「次は最後の曲です。」でも会場は大きなどよめきに包まれました。初日の時はそのまま被せるようにMCの続きに入りましたが、二日目は歓声が完全に静まるまで二の句を待ち、一言一言、会場の反応と呼吸を合わせるように言葉を紡いでいきました。

それまでのあんちゃんは、がむしゃらに、一生懸命に、想いを伝えようとしてきたと記憶しています。その彼女が、3万人の観衆の前でひとりひとりと向き合い、「みんな」の声を聴こうとしてくれたことに、「みんな」との絆を築こうとする確かな意思を感じたのです。

勿論これらは主観です。ですが、「Landing Action Yeah!!」の歌詞を改めてお読み頂ければ、私が受け取った想いはあながち的外れではないと思って頂けるのではないか と思います。

🍊

MCの話が長くなりましたが、曲中の話に移ります。

2日目の同曲披露の際。落ちサビ前のあんちゃんソロパート前の「みんな、いっしょに 輝こう!!」の台詞、凄かったですよね。C.V.高海千歌としてキャラクターの声を代弁してではなく、人間・伊波杏樹が真に迫って会場中に呼び掛けた声だったと感じました。演技がうまいとか表現力が凄いとか、そういう次元のものではなかったかと。

その根拠として、彼女は台詞の直後に続く落ちサビのソロパートで歌い出しを見失うというミスをしました。

これまで私が見てきたライブにおいては、歌い出しの一音目は例えどんなに音を外しても、絶対に確かな声量と発声をキープし、グループを牽引してきたあんちゃん。その彼女が、曲の要となる大事なソロパートの入りを失敗した。

つまり、それほどまでに直前の台詞のパートに全力を注いで、私たちに本当の声を届けてくれたからではないでしょうか。

私はそのことが、そう感じられたことが、どうしようもなく嬉しかった。

 

🍊

 

さて。少し脱線しますが名古屋ガイシホールでやらなかった「MIRAI TICKET」を、敢えてツアーファイナルで披露したのはなぜでしょうか?

思い返せばAqours1stライブは、アニメ1期のストーリーになぞらえたセットリストで、アニメ劇中歌を軸にライブの中でアニメの物語を二次元→三次元に起こしていく構成になっていました。生身のキャストが実際にアニメの作中と同じ衣装、同じ振り付けでライブをする事で、物語が次元の壁を超えて再現される事に、ライブ感という強烈なブーストが加わる事で得られる感動が大きかったはずです。

対して2ndライブツアーは、生身のAqoursの成長を見せる事で、彼女たち自身が主人公となる物語をライブの中で感じさせるという成長物語=Next Step!がコンセプトになっています。その事を強調するために敢えてアニメ劇中歌を廃し、アニメの物語にも、次元の壁を超える感動というブーストにも頼らない構成になっていたはずです。

では、2ndライブツアーのファイナルで敢えてMIRAI TICKETを披露した理由。

それは「再現」ではなく「体現」をすることに意味があったからではないでしょうか?

1stライブでもAqoursは同曲を披露し、実際に観客である私たちに向けて「みんな、いっしょに輝こう!!」と手を差し出しました。

しかしそれはあくまでアニメの物語の延長上の言葉であり、あんちゃんが本当にそれを望んで私たちに向けて台詞を言ったとしても、客観的には再現でしかなかったのです。

対する2ndライブでは、アニメ13話の舞台となった名古屋ガイシホールでは敢えて「MIRAI TICKET」を披露しなかった。その理由は、それをやったらただの「アニメの再現」になってしまうからです。

つまり、ツアーファイナルの埼玉での同曲の披露であれば、アニメの物語とは完全に別離したシチュエーションになる。私たちは "13話のライブシーンの再現として存在する観客" ではなく、"実在するもうひとつのAqoursの観客" としてライブに参加していたのだから。

故に、このツアーファイナルの埼玉で「MIRAI TICKET」を披露し、その中で人間・伊波杏樹が「みんな、いっしょに輝こう!!」と"偶像ではなく実在する観客に向けて" 手を差し出したことには大きな意義があるのです。"実在するもうひとつのAqours"自身の物語がNext Stepへと進む為に。

以上が、 あんちゃんの「みんな、いっしょに輝こう!!」で号泣した理由です。「あんちゃんが、俺たちに輝こうって言ってくれてる...!!」ってなったんすよね。

 

 🍊

 

そして、あまり触れたくはない話題ではありますがもうひとつお伝えしたい事が。

ミラチケのライブの時に、例の空白部分で大声を出してドーナツの穴🍩を埋めちまった無粋な方がいらっしゃいましたね。餡ドーナツの存在は忘れたい記憶かと思います。ですがライブ終演後、ツイッターで「あの時あんちゃんびっくりしてたじゃん!」っていう趣旨のツイートが散見されたので。

私自身はその時の彼女の表情は実際にこの目で確認してはいないのですが、あの程度の騒音以下の声がイヤモニ越しに聴こえるはずがないんですよね。もし仮にイヤモニをしていなかったからミラチケで歌い出しの入りに躓いた、という事であれば筋は通りますが、流石にそれは現実的ではないかと。不慮の事故だとしても、イヤモニがぷらんぷらんしてる状態でライブしてたら流石に誰だって気付きますからね。

-----------では、なぜあの瞬間にあんちゃんの表情が曇ったという証言があれだけ集まったのか。

それは、彼女が観客の表情をずっと見ながらライブしていたからではないでしょうか?

 観客席で大勢の人が一斉に不穏な表情をすれば、演者からすれば何事かと動揺しても不思議ではないはずです

それぐらい、彼女(いえ、彼女たち)は私たちと正面から向き合ってくれている、ということの裏返しだったのではないかと思います。

 

だから、まぁ俺もわりと本気でイラッとしたけどさ。それがキャストにバレちゃやっぱ駄目だと思うっていうか、不安にさせちゃいけねぇよなぁ。って反省したっていう話でした。みんなも心に取り留めておいてくれよな!以上。

 

 

 

18. 君のこころは輝いてるかい?

前曲のMCで「次は最後の曲です。」って言ってましたが、「次は最後の曲です(最後とは言っていない)」っていう嬉しいサプライズでしたね!

そもそも君ここ衣装に身を包んで登場しているので、ミラチケの方がサプライズだったわけですが。

ライブでは鉄板曲というか、Aqoursの原点にしてテーマソングみたいな立ち位置の曲だと思うので、ライブではやらないはずがない1曲。のはずなのに、なぜでしょうね?またこの曲が聴けると思うと嬉しくて泣けてくるんですよ。

Aqoursがこの曲を、変わらずにずっと歌い続けてくれるということが、この曲を大切にしてくれていることが、こんなにも自分にとって大切で。こんなにも自分にとって支えになっているんだ、ということを再確認した瞬間でした。

 彼女たちが色んなメディア媒体で「初心を忘れないようにしたい」と口々に話していること。それこそが "はじまった時の ときめきずっと大事にね" を体現してくれている事であり、「君のこころは輝いてるかい?」にこそ、私たちがAqoursに惹かれ、共感した要素が全て詰まっていると思うんですね。原点にして本質だと思うんです。

そして、走り出した彼女たちがどんなに輝きを増そうとも、まだ輝き方を見付けられていない、0を1にできていない人達を、決して置き去りにしない。という姿勢が変わっていないことを再確認できるんですよね、あったけぇんですよ。

そんなわけで、もう君ここは何度でも全力でコールしたくなるし、何度でも「Yes!!」って言いたいし、何度でも泣いちゃうんだ。

Aqoursがこの曲を披露することで、ライブを通して彼女たちの成長を感じられるなんて、もはや当たり前のことのように思えるけれど、当たり前は当たり前じゃないんですよね。この曲のライブをしているAqoursが、私は一番カッコいいと思います。それってやっぱり、そこに生き様が見える気がするから。

 

あ、全然ライブの感想言ってねぇわ... 

 

 

EN1. サンシャインぴっかぴか音頭

名古屋公演の感想記事では

 

正面のステージからは、なんとサプライズゲストとして「うちっちー」が登場しましたが、特に話す事はありません。アイツはいつもしゅかしゅーと仲良くしてるのでダメです。許すつもりはありません。

HAPPY PARTY TRAIN TOUR 名古屋公演とは何だったのか - あきの忘備録

 

などとひどく雑な感想を書いてしまったのですが、冷静に考えたらしゅかしゅーが好きなセイウチのことを悪く言っちゃいけないよな。と反省したので、今公演では海獣と和解しました。

⚓️

余談ですが、今回アンコールの時間が短かったような気がしたのは私だけでしょうか?

脱線を続けますが、元からセトリに組み込まれたアンコールだとわかっていても、最初から最後までアンコールの声を出すタイプのオタクが私は好きです。曲中にコール頑張るのも大事だろうけど、こういう所で声を届けてもキャストは嬉しいんじゃないかと思うんだけどなー。

⚓️

とは言え、うちっちーが登場してもすげぇブチ上がって歓声上げたりはしなかった私です。

ぴっかぴか音頭、公式の踊ってみた動画はせいぜい2〜3回しか見てないナメクサな私でしたが、ツアーを通してなんとなく真似してたらなんとなくコールも覚えましたし、会場を見ててもわりとそんな感じだったのかな?って思ってます。

ちゃんと踊りを覚えてなくても、なんとなくみんなで同じハッピ着て、なんとなくみんなでお祭り気分で踊って楽しめるのはすごくハッピーな空間だったと思います。

ライブって普通に考えたらステージ上のキャストが主役だと思うんですけど、この曲は想像していた以上にオーディエンスとの壁を取っ払ってくれたというか、ライブの場でああいう空気感を作り出せるのはサンシャイン!!ならではというか、Aqoursならではなんじゃないかな、って思いました。

あんちゃんの太鼓がカッコよくて、8人がわちゃわちゃしてるだけでも充分お祭りっぽくて楽しかったのですが、両日とも鈴木愛奈C.V.鈴木愛奈のソロパートがバチクソキマっててご褒美以外の何者でも無かったですね。や、本当に贅沢の極みで、未だにあのコブシが鮮明に耳に残ってますし、あの瞬間はほとんど昇天してただの地蔵と化してました。

 

 

 

MC・スクスタ映像

センセーショナルな出来事でしたので、思うことを記しておきます。

ムービーの内容は、シンプルに言ってしまえばスクスタの告知の宣伝。その中でAqoursのキャラクターからμ'sのキャラクターに、交互にキャストの声でメッセージのバトンを渡していく 、といった内容。

簡潔に書いてしまえばこんなにどうってこと無さそうな内容なのに、ライブ会場で高まっている中での突然の不意打ち、しかも3万人のラブライバーが集結している中、大声を出しても問題ない、という極めて異常な状況下での邂逅だったからでしょうか。

ほとんど阿鼻叫喚みたいな状況でしたね。かく言う私も、のんたんが相変わらず普通に東條希として喋り出したものですから、わけもわからず咽び泣いてしまったんですけど。極め付けは矢澤にこちゃん。あれダメでしたね本当に。にっこにっこにーの意味がわからなかった、何これ?イミワカンナイって正気失うかと思いましたよ(多分正気では無かった)

突然パラレルワールドの世界線繰り出されて、Aqoursとμ'sのキャラクター同士が接点を持つというスーパーロボット大戦が始まったと思いきや、18人で「にっこにっこにー」ってやったらみんな笑顔になって収束するんだから、矢澤にこちゃんマジですげぇよ(語彙)

🌙

ここまで前置き。この後のMCで、Aqoursキャストが直にμ'sの話題に触れます。あいきゃんきんちゃんが「一緒ににっこにっこにーってできたのが嬉しかった」って話をした時は、さすがに普通にぽろっと涙出ましたけど。(ヨハネは最初は小悪魔属性でにこちゃんの後釜みたいな立ち位置と思われてたキャラだし、やっぱ色々思うことはあったのだろうなと)

問題はそこではなくて、あの時ふりりんに話題振らなかったですよね

アニメ4話で「ルビィは花陽ちゃんかな〜」かよちん推しを名言していたルビィちゃんが、花陽ちゃんに名前を呼ばれてメッセージのバトンを受け取ったことは、アニメの設定で考えれば天変地異みたいな出来事のはずです。しかもあんちゃん花陽ちゃん推しですし。

でもそこで、世界線の混同を招かないよう、しっかり区別をしてくれた事にほっとしました。当然と言えば当然かもしれませんが。一応、ね。

 

からの2期最新映像、3rd LIVE決定のくだりは割愛✂️

 

 

 

MC・メンバー挨拶

初日と2日目の記憶が混同してるので自信ありません、印象的だった部分だけ。

流石に1週間も経つとよく覚えてないので、ついったさんからかき集めてきてうまいこと繋ぎ合わせてみます。

 

 

降幡 愛さん

「ルビィとしてカッコよく歌う、踊ることに迷いがあって。みんな、ルビィはカッコ良かったですか??ありがとう!」

 

高槻かなこさん

「私には夢があります。みんな目標を持ってそれぞれの人生を頑張っていて、その中にAqoursがいて、Aqoursを通して、みんなの夢っていうか、生きる活力になって欲しいなって思ってます。Aqoursの夢がみんなの夢になったらいいなって。みんなの生きる活力になりたいんだよ!本当に!みんな、明日から頑張れますかーー!!」

 

逢田梨香子さん

「学校や仕事があって辛い事があっても、Aqoursのライブまで残り何日って楽しみにして下さるファンの方々がいて、そんなに嬉しいことはない。だからAqoursのライブを見たから明日からも頑張れると、みんなが思ってくれるように頑張ります!」

 

「今回のツアーは特別な想いを抱いていました。1stの時に、2ndにはもっと成長した姿を見せるから!って言って、全力で笑顔で楽しもうって。今の自分を見てもらおうって。こんな大きな会場に立たせてもらったけど、不思議と不安も迷いも、怖い気持ちも全くなくて、でもそれはAqoursのみんながいてくれて、応援してくれるみんながいてくれたから。みんながいてくれなかったらこのツアーは成功できなかった。ありがとう。Aqoursはまだまだたくさん楽しいことが待ってるんだよ。まだまだ、もっともっと9人で頑張っていきたいです!」

 

斉藤朱夏さん

「地元でライブできるのがすごくすごく嬉しいのよ!また埼玉でやれるんだって!本当にライブが大好き!だってみんなと会えるから。埼玉が大好きです!」

 

伊波杏樹さん

「みんながありがとうって言ってくれるのが本当に嬉しい!こっちがありがとうなのに!相思相愛だね!」

「1stLIVEでの横浜アリーナで、0を1にできたことが凄く嬉しくて、皆さんがいなかったら、こんなに素敵な景色は見られなかったと思います。私には全部見えてるんだよ、みんなの笑顔。本当だよ!見たことのない夢の軌道追いかけてきたら、皆さんがいて。それって幸せだなって。これからもずっと、みんなで輝いてくれますか?いっしょに輝きにを追い掛けてくれますか?Aqoursが大好きですか?3rdライブで会いに来てくれますか?どこまでも、ついてきてくれますか? 3rd LIVE 絶対びっくりさせてやるからな!!覚えてろよ!!」

 

 

 

EN1. 太陽を追いかけろ!

 

あんちゃんのMCの「これからもずっと、みんなで輝いてくれますか?いっしょに輝きを追いかけてくれますか?」という言葉

 

 

 

 

例え太陽の輝きには手が届かなくても、追いつけなくても。 それでも私たちにとってのAqoursが、共に太陽を追いかける無謀なマーチングバンドの旗手として、これからも身近に感じられるような存在であってくれたら良いな と思っています。

「10!」のコールやってみませんか?というお話 - あきの忘備録

 

私が欲しかった、何よりもいちばん欲しかった言葉を、伊波杏樹さんが自らの言葉でそれを言ってくれました。

嬉しかった。前が見えなくなった。

それでも彼女の声を聴かなければと、必死で耐えました。

 

 

元を辿れば、最初はアニメ1期13話の千歌ちゃんの「みんな、いっしょに輝こう!!」の台詞を聞いた時に、とてつもない衝撃を受けました。

そんなのありかよ、ラブライブで、そんな事があり得るのか?と。

そして13話ラストで「君のこころは輝いてるかい?」と問いかけられた時に、

画面の向こうから、彼女たちが私にも手を差し伸べてくれた気がしました。

 

 

私がこれを主張したい一番の理由は、Aqoursがそれを望んでいると思うから です。 神戸公演の初日で披露された「太陽を追いかけろ!」では、点呼のカウントアップの後の「OK?」を杏ちゃんは言いませんでした。 そして観客側に向けて両手を広げて、「10!」のコールを迎え入れてくれました。 更に神戸公演2日目では初日と同じ流れの後に、両手を耳の脇にかざして私たちの「10!」の声を聴こうとしてくれていました。 (厳密には彼女はイヤモニをしていたはずなので、声はほとんど聞こえていなかったとは思いますが) それでも私たちの声を聴こうとする気持ちを見せてくれましたね。 私はこれを杏ちゃんからの...いえ、Aqoursからの「みんな、いっしょに輝こう!」 というメッセージとして受け取りました。

「10!」のコールやってみませんか?というお話 - あきの忘備録

 

 

「これからもずっと、みんなで輝いてくれますか?いっしょに輝きを追いかけてくれますか?」という言葉には、その全てが詰まっていました。

もう迷うことは何もなかった。

ステージ上で横並びのフォーメーションで立つAqoursが腰に手をやり、踵を浮かせるようにマーチのリズムを刻み始めると、すぐさま点呼が始まる。スクリーンの背景にカウントアップの数字と、名前が映し出されていく。

そして「10!」の瞬間、無我夢中で叫んだ。

これまでで1番大きなコールが起きた、その瞬間のことをよく覚えていない。

ただ、間違いなくあんちゃん「OK?」を言わなかったし、スクリーンに「10!」の文字は無かった。

1stライブの横浜アリーナので起きたミラチケの「10!」と比べたら、会場中からと言えるほどの割合の人が叫んではいなかったと思う。それでも、曲前のあんちゃんのMCの言葉を受け取った人がいて、それで行動を変えた人がたくさんいたはず。

「太陽を追いかけろ!」は、本当の意味でAqoursの新しいアンセムになったと思う。これからもこの曲は披露されると思うし、そうであって欲しい。その中で自分も「10人目」であると、声を上げる人が増えていったら、それは素敵なことだと思うから。

 

 

 

f:id:akino_oniku:20171008154429j:plain


HAPPY PARTY TRAINの文字が大きく光る連結トロッコに乗って、Aqoursは笑顔と幸せを振り撒いて会場をぐるっと半周。言葉では言い表せないような幸せと、感謝とに包まれた会場の空気がまた。

ライブが終わってしまうことへの寂しさなど微塵も感じさせないような、"いま" この瞬間を全力で楽しもうとするムードになっていたのが、いかにもラブライブっぽくて凄く良かったですし、あの日のライブの全てがあの大団円の盛り上がりに繋がっていたと思うと、Aqoursちゃん、強すぎるな...といった感想でした。率直に言ってあっぱれでしたね。そんな中でも一際眩しい輝きを放つ「シャーーーーーイニーーーーーーーーーーーー」に普通にボロ泣きして夢中でシャイニーバイオレットのサイリウムを振っていた私でした。

 

☀️

EN3. ユメ語るよりユメ歌おう

初日、トロッコに乗り込んだ9人が太陽を追いかけろ!の曲中で会場内を回れそうもなかったので(わかりきった事ではありましたが) ユメユメが来た時は、ある種の様式美といいますか、この曲でライブを終えられるのはすごく自分たちのホーム感があると言うか。うまく言えないですけれど、この曲をみんなで歌ってライブを終えられたの、すごく良かったですね。

「ユメを語る言葉より ユメを語る歌にしよう それならば今を伝えられる気がするから」

って歌いながら、彼女たちが観客と近い距離でコミュニケーションを楽しんでいる様子。スタンド席の上の方から見ていても、なんか、伝わってる気がしました。

 

 

 

EN3. Landing Action Yeah!!

ズルかったよなぁ

短いイントロの、あのスケール感の音が流れてきた瞬間、会場中が頭抱えて「してやられた!!」ってリアクションしてたのが、またなんとも。

ファンミーティングのライブ1曲目で「だから来たのさ!」ってバァァァアアアンンって感じで登場するためにとっておく曲だと思って油断してたら、このツアーのラストで "Landing=着陸" してしまったの。またしても想像の一歩先を行かれてしまいました。

また歌詞が泣けるんですよね。もうAメロからだめでした。

「どこにいてもココロ ひとつになろう いつも願ってる それは同じだよね?」
あんちゃんが初日のMCで「相思相愛だね!」って言ってくれたのとか二日目のMCを思い出したし、ここ、りきゃこが両日合わせて多分初めて歌い出しを躓きましたよね。両日ともに完璧、いえ、見事に完璧以上の歌唱をやってのけた彼女が です。感極まって泣くのを堪えながら歌ってるのがカメラで抜きで映されてしまい、こっちまでうるっと来てしまいました。 
✈︎
トロッコが会場の四分の三ぐらい回った頃でしょうか。誰からともなく歌い始めて、気がついたら自分も一緒に歌っていて、会場中で大合唱になりましたね。
キャストは誰も「いっしょに歌おう」って言って無かったし、きっとライブの運営側もこの曲はまだ観客がそらで歌える所までは浸透してないって思ったんじゃないかな。
それでも合唱は起きた。Aqoursの歌が聴きたいからオタクは喋るな って思ってる人は不満だったかもしれないけれど。
私はあの瞬間にものすごい感動して奇跡を感じたし、"みんな" がAqoursへ「ありがとう」の気持ちを伝えたいという、願いの力がそうさせたんだって思った。
「やりたいからやる」っていう個の想いが、あれだけの大規模で必然の如く現実を動かして物語になるっていうの、めちゃくちゃラブライブっぽいなって思うし、ああいう瞬間を "みんな" で作り上げる事ができるのが、「ラブライブ」の "ライブ" の最大の魅力なのかもしれないな、って思います。
 
 
 
最後の曲が終わり、ツアー終着駅をも走り抜けたAqours。
ステージは中央から割れ、汽車の後部車両が姿を表しましたね。
再び汽車に乗り込んだ彼女たちは、"みんな" の想いを乗せて再出発を果たしました。
姿が見えなくなるまでこちらに手を振り続けてくれたAqoursの姿、決して忘れることはないでしょう。特にしゅかしゅーの笑顔。な。
 
 
 
終わりは始まりなんですよね。
 
 
 
本当に良いライブだった。
正直1stの2日目を体験した時は、「この先これ以上の感動と、"途方も無い何かを体験してしまった" という奇跡との遭遇はないんじゃないか」と高を括ってしまいましたが、Aqoursは見事にAqoursを乗り越えて、新たな感動を与えてくれましたね。
その物語には "Aqours" と "みんな" の両方が絶対不可欠である、ということを、彼女たち全員が自分の言葉で伝えてくれて、私たちも改めて "みんな" と "Aqours" の関係を確かめることができたと思います。
「さらに強いキズナ 分かちあいたいな」というLanding Action Yeah!!の歌詞は、初見で見たときは「本当にそんなことできる?だってラブライバーって、アレだよ?」という疑念を抱いたものですが、確かにこの歌詞の通り、私たちとAqoursの関係は前進できたと感じましたし、少なからず絆を感じられるような、"Next Step!" の名に相応しいツアー内容であったと確信しています。
 
 
 
🚃🚃🚃🚃🚃🚃🚃🚃🚃🚃 
 
改めて、HAPPY PARTY TRAIN TOUR ありがとうございました。
このツアーを通して、私自身たくさんの人との繋がりや出会いがあり、そしてその仲間との絆を再確認することができたという意味でも、私自身の物語でたくさんの輝きと出会えたことに感謝が尽きません。
また幸運にも現地でAqoursの "声" を受け取った人間として「10!」のコールを広める活動をしてきました。想像以上に大きな反響があり、賛否両論ある中で、このテーマと真剣に向き合ってくれた方が本当にありがたかったですし、賛同して下さった多くの方が、その人自身の言葉で「10!」を広めてくれた事が何よりも嬉しかった。
3万人の心を動かす事はできないけれど、ひとりでも多くの人にこの事を伝えたい。0を1にする事に私も挑戦したい、という気持ちだけで記事を書き上げた私でしたが、埼玉公演を終えたいま「やって良かった」って本気で思えているのは、私と関わって下さったた "みんな" のお陰だと思っています。重ねて、心からの感謝を。
 
とはいえ、Aqoursの物語も、もうひとつのAqoursの物語も、みんなの物語も、私の物語もまだ始まったばかり。
またみんなで一緒に輝きになりましょう、そして輝きを追いかけましょう。
 
 
 
✈︎ではまた、3rdライブツアーでお会いしましょう✈︎
 
 
 
 

f:id:akino_oniku:20171008173210j:plain

 

 

気に入ってくれたら名古屋公演の感想記事もチェックしてくれたら嬉しいです